キャットフードに酵素は含まれていない?酵素の働きや摂取方法を紹介 | ペットフード販売士・マッサンのキャットフードの学校

キャットフードに酵素は含まれていない?酵素の働きや摂取方法を紹介

本日のテーマ

  • 猫にも酵素は必要?ドライフードにほとんど含まれていない?酵素が含まれる食品や考え方など酵素についてマッサンに解説してもらいました。

1.

酵素とは


  • 酵素とは英語でenzymeといい、~エンザイムという会社名なんかもあったりします。酵素はタンパク質であり、消化吸収代謝など体内で起こる化学反応のほとんど全てに触媒として酵素が必要となります。

    触媒とは

    触媒とは触媒となるそのものは変化しないのですが、それがあることによって、他のものの反応速度に影響する働きをするものです。

    わかりやすく言えば、肉を食べて得られるタンパク質がアミノ酸へと分解されて吸収されます。この分解には消化酵素が使われています。分解前と後では酵素自体には変化がありませんが、分解反応を促進させる働きを持っています。

2.

酵素の種類


  • 酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」のふたつがあります。

    消化酵素とは

    消化酵素とは、消化を行う時に使われる酵素です。酵素といえばこちらの酵素を表すことが多いように思います。

    代謝酵素とは

    代謝酵素とは、消化吸収した栄養素をエネルギーに変換する酵素です。

3.

消化酵素の働き


  • 消化酵素の働き

    アミラーゼ(デンプン消化)

    アミラーゼは唾液腺から出るデンプンを分解する酵素です。

    唾液

    アミラーゼは犬猫の唾液腺からは分泌されません。

    膵臓(小腸)

    膵臓からアミラーゼ、リパーゼ、トリプトシンなどの消化酵素が分泌され、十二指腸で作用します。

    プロテアーゼ(タンパク質消化)

    胃に存在する消化酵素で主体はペプシンです。タンパク質をペプチドまで分解します。

    リパーゼ(脂肪消化)

    膵臓(小腸)

    膵臓から分泌される消化酵素で十二指腸(小腸)で、中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。

    マルターゼ(デンプンを更に消化)

    膵臓(小腸)

    膵臓から分泌される消化酵素で十二指腸(小腸)で、胃などで分解されたデンプンを更に分解します。

4.

熱に弱い酵素


  • 酵素はタンパク質ですので熱に晒されると構造が変化してしまい、酵素としての機能がなくなってしまいます。その温度が50℃以上と言われています。

  • 50℃だとちょっと熱を通すだけで失われてしまいますね…
  • ドライフードに酵素は含まれていない?

    ドライフードは50℃以上の熱処理を行いますので、原材料に含まれる酵素はほぼ死滅していると考えていいと思います。

    このためドライフードの最大の弱点は酵素だと言っていいかもしれません。

  • それではドライフードしか食べていない猫の体内には酵素がないということですか…?
  • さすがにそんなことはありません。酵素は体内でも生成することができます。

    体内で生成できる酵素の量は限りがある?

    エドワード・ハウエル医学博士が「体内で生成できる酵素の量には限りがある」という研究結果を公開しています。

    このように酵素は生成に制限があるので、食品からも摂取した方が良いという考え方があります。

5.

体の中には酵素の原型があって、必要に応じて変化できる?


  • 新谷弘実医学博士は体内に酵素の原型が存在しているという仮説を立て、自身でも酵素を監修して販売されています。

    原型というのは、例えば食べたものによって消化のために消化酵素がたくさん使われると、代謝酵素が少なくなってしまうという現象が起こります。

    元々消化酵素と代謝酵素が完全に別々のものであった場合には消化酵素がたくさん使われても、代謝酵素が少なくなってしまうという減少は起こらないはずです。

    こうしたことから酵素の原型が存在し、状況によってそれぞれになり得るという仮説です。

    酵素は年齢を重ねる毎に体内生成量が減少していく

    また、人の場合は酵素は20代を100%とすると40代では50%、60代は30%とどんどん量が減少していき、消耗されていくとしています。

    こちらも同じく、体内で生成される酵素量には歳を取るほど少なくなってしまうので、食べ物から酵素を補填した方がいいという考えです。

6.

酵素が含まれる食べ物


  • 酵素は発酵食品、フルーツや野菜に多く含まれています。

    発酵食品の場合猫が食べられるものは非常に少ないですが、醤油や味噌、酢、麹といったものから、食卓にもよく並ぶ納豆、漬け物などがあります。

    納豆は猫も食べられますし、他にはヨーグルトやチーズ、かつお節などもありますね。猫用ヨーグルトや猫用チーズ、猫用かつお節なんかもありますから、いいかもしれませんね。

    これらに含まれる食物酵素をサプリメントなどにしています。

    エビデンスはありませんが、色々な食品を摂取することで酵素を摂取することは犬猫にも有効かもしれません。

まとめ


  • 酵素は体内で起こる化学変化の触媒となる
  • 消化酵素と代謝酵素がある
  • 酵素は50℃以上になると失活し始める
  • ドライフードに酵素はほとんど含まれない
  • 酵素は年齢を重ねると体内での生成量が減り、減少していく
  • 酵素が含まれる食物を食べることは有益かもしれない
  • 酵素について解説してもらいました。猫に対する酵素は明確なエビデンスがありませんが、有効である可能性というのはあるのではないでしょうか。

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