ペットフードの着色料とは?日本は着色料後進国。タール色素に注意!

本日のテーマ

  • ペットフードに使われている着色料について、人に対する着色料を参考にしながらマッサンと一緒に勉強してみました。世界各国における許可色素状況一覧も紹介!

1.

日本人が気にする色味


  • 日本人は非常に色に敏感です。キャットフードも原材料から製造する以上、産地、季節などで色味が若干変わることもありますが、これを気に掛けられる飼い主も多いことから着色料が使われているという一面もあることを知ってますか?
  • 日本人の細かい性格が影響しているんですね…
  • 今は着色料を使う必要がないという流れになってきてはいますが、着色料を使うことで均一の色を保つことができ、結果的に問題に発展する可能性が減るわけですね。

    例えばペットフードではないですが、ソーセージなどは発色剤の亜硝酸ナトリウムを使わなくては色が悪く、とても美味しそうな色に見えないということがあります。美味しそうに見えること、悪そうに見えないことというのは、非常に難しい問題ではありますが、重要なことのひとつと考えられています。

  • 確かに実際は悪くなかったとしても、見た目が悪いと食べる気がしないかもしれませんね…難しい問題なんですね。
  • また、こちらの記事も参考にしてもらえればより色についての考えが進むと思いますので合わせてご覧下さい。

    参考記事:原材料でキャットフードの色が決まる?着色料がなくても無着色のドライフードの色を付ける食材は?

2.

タール色素(合成着色料)


  • 私は着色料を使わないレシピでキャットフードを製造したこともあり、私自身あまり着色料に詳しくありません。そこで書籍などを参考に皆さんと一緒に勉強してみたいと思います。
  • マッサンでも得意じゃないものがあるんですね!(笑)
  • 私が行ったキャットフード製造において、選択しなかった原材料については、話は聞いたのですが、恥ずかしながら身についておりません(笑)まだまだ勉強が足りませんね!

    以下の各着色料の詳細はwikipediaなどを参考にさせていただきました。

  • 赤色2号(アマランス)★

    人間用にはアメリカ、北欧、韓国などで使用禁止となっています。かき氷のシロップなど食べると舌が赤くなるものの多くは赤色2号が使われています。

    発がん性については、アメリカのFDAが赤色2号を0.003~3%含むエサをラットに131週間投与したところ、高濃度投与群で、44匹中14匹にがんの発生が認められ、
    FDAは「安全性を確認できない」として、赤色2号を使用禁止にした。

    出典:食品添加物の危険度がわかる事典

    赤色3号(エリスロシン)

    人間用ではアメリカ、ドイツ、ポーランドで使用禁止となっています。かまぼこや漬け物などに使われています。

    赤色40号(アルラレッドAC)

    飲料や駄菓子に使われています。

    英国食品基準庁(FSA)は注意欠陥・多動性障害 (ADHD) と関連の疑われるとして自主規制を呼びかけましたが、欧州食品安全当局(EFSA)ではイギリスの研究に根拠がないとしています。しかしイギリスでは排除すべきとして欧州では見直しが行われ、注意欠陥多動性障害に影響するかも知れないとして欧州で警告表示がされることになりました。

    赤色102号(ニューコクシン)★

    カナダ、ベルギー、アメリカで使用禁止となっています。ソーセージ、漬け物などに使われています。

    赤色40号と同一で注意欠陥多動性障害に影響するかも知れないとして欧州で警告表示がされることになりました。

    赤色104号(フロキシン)

    桃色の着色料。ソーセージや和菓子に使われています。

    赤色105号(ローズベンガル)

    使用禁止国がありますが、日本での毒性検査では安全と判断されています。かまぼこやソーセージに使われています。

    赤色106号(アシッドレッド)★

    食品添加物としては日本でのみ認可されています。

    黄色4号(タートラジン)★

    ゼリーやシロップで使われています。タール色素としては最も多くの食品に使用されています。

    アメリカやEU、日本では認可されていますが、赤色40号と同一で注意欠陥多動性障害に影響するかも知れないとして欧州で警告表示がされることになりました。

    黄色5号(サンセットイエローFCF)

    橙色の着色料。アメリカ、EUで認可されています。

    毒性や発がん性などは確認できていません。

    緑色3号(ファストグリーンFCF)

    緑色の着色料。アメリカで認可されています。EUでは認可されていたが、「乳幼児期の児童に対しては健康上の特別な利益のない食品添加物を摂取させるべきではない」という方針を提示したことで2008年からは認可を取り消しています。

    FAO/WHO合同食品添加物専門家会議とIARCで毒性、発がん性は確認できていません。

    青色1号(ブリリアントブルーFCF)★

    青色の着色料。アメリカでは認可されています。EUでも認可されていますが、ベルギー、フランス、ドイツ、オーストリアは禁止しています。

    FAO/WHO合同食品添加物専門家会議とIARCで毒性、発がん性は確認できていません。

    また、PNAS(アメリカ科学アカデミー紀要)に掲載された報告よると青色1号は脊椎損傷による炎症を抑える効果があり、ラットを用いた研究でも脊椎の回復が著しく早かったことがわかっています。ただし副作用として目や皮膚など細胞全体が真っ青に染まってしまうようです。

    青色2号(インジゴカルミン)

    やや紫がかった青色の着色料。チョコレートや和菓子に使われています。

     

    ※着色料名の横の★はペットフードに使われている着色料
    ※FCFはFor coloring foodの略

3.

ペットフードに使われている添加物


  • 私が確認したものなので全てではないと思いますが、以下を見たことがあります。

    • 赤色2号(禁止国あり)
    • 赤色102号(禁止国あり)
    • 赤色106号(禁止国あり)
    • 黄色4号
    • 青色1号(禁止国あり)
  • 人に対して使用禁止としている国もある着色料をペット用に使っているんですね。
  • しかし日本では人に対しても使用していい着色料なので、ペットだから使っていいということでもありません。

4.

国際がん研究機関(IARC)の発がん性リスクではコーヒーの発がん性が疑われている


  • IARCの発がん性リスクではグループ1からグループ4までに分けられています。

    グループ1人に対する発がん性が認められる
    グループ2A人に対する発がん性がおそらくある
    グループ2B人に対する発がん性が疑われる
    グループ3人に対する発がん性が分類できない
    グループ4人に対する発がん性がおそらくない

    こうした分類がありますが、コーヒーに含まれるコーヒー酸がグループ2Bに分類され、発がん性が疑われると判定されています。コーヒー酸はコーヒーのみならず、全ての植物に含まれています。

    こうなると研究方法などもあると思いますが、多くの研究結果を確認したり、自分で判断するということも大切だということがわかります。

  • コーヒーの方が着色料よりも発がん性リスクがありますよと言われても、やっぱりコーヒーの方が安全で、着色料の方が危険な感じがしてしまいますね…
  • 結果としてはコーヒー酸よりも青色1号の方が発がん性リスクは低いわけですから、どんなことにしてもある程度自分で確認、判断する必要があるということですね。
5.

世界各国における許可色素状況一覧


  • 少し古い(2007年)のですが、以下も参考になるかと思います。
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    日本
    韓国
    台湾
    タイ
    シンガポール
    中国
    アメリカ
    カナダ
    ブラジル
    アルゼンチン
    オーストラリア
    ニュージーランド
    イギリス
    ドイツ
    南アフリカ
  • ※△は食品ごとに使用認可
    出典:2007年4月1日 ダイワ化成株式会社 食用色素カタログ

まとめ


  • 色を気にする日本人には着色料を使い、製品の均一化をはかることでクレームなどの問題が減ることもある
  • 必ずしも着色料が悪いというばかりではない
  • ペットフードには人に対して使用許可のある着色料が使われている
  • 日本の着色料の基準と世界の基準がズレている面もみられる
  • ペットフードでは着色料を使わないで作れるのならその方が良いのではという考えが浸透してきている

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