ペットフードの品質保持とは?酸化防止だけではない、塩分、糖分、保湿剤、乳化剤の効果

本日のテーマ

  • ペットフードの品質保持を考えると酸化防止剤が浮かぶと思いますが、それ以外にもいくつかの要素があります。ペットフード選びの参考や、保管するときの参考にしてみてください。

1.

ペットフードの品質保持とは


  • ペットフードの品質を保持しようと考えたとき、酸化防止剤がよくあげられますが、それだけではありません。

    品質の保持という観点からみると

    • 酸化防止
    • 微生物の繁殖の抑制
    • 分離防止

    などがあげられます。

  • 腐ったりするのを防ぐってことですね!
  • 腐るのは微生物が繁殖し、食べ物を分解してしまうからですね。酸化は食べ物が酸素と結合することで酸化してしまいます。これらをどのように予防するかが品質保持に繋がります。

    参考記事:

    賞味期限が長いドライフードが腐らない理由。干物とキャットフードの水分含有率を比較

2.

塩分や糖分で微生物を抑制


  • 塩分や糖分濃度は微生物抑制に関係しています。
  • 塩分、糖分が効果的って一体どういうことですか?全くイメージが沸きません…
  • 食塩や砂糖など食品成分と結びついている水を結合水といい、微生物は利用することができません。このため、結合水を多くすることで微生物の繁殖を抑制することができます。反対に微生物が使用できる水を自由水といいます。

    特に塩分は効果的で水溶液中の塩分濃度が25%程度になるとカビやブドウ球菌は繁殖が不可能になります。

    保湿剤も同様の効果

    微生物が活用できる自由水の割合を表す指標を水分活性といい、水分活性が低いほど微生物が繁殖しにくくなります。保湿剤は水分活性を下げる働きがあります。

    水分を保持しないことが大切

    このように微生物の繁殖を抑制するためには、水分を保持しないことが大切です。

    これはペットフードを湿気の多いところに置かないなど、保管でもいえる大切なことです。

    少しでも水分を保持してしまうのであれば、水分活性を下げることを考えてみます。

3.

乳化剤で分離防止


  • 油と水が分離してしまった状態は品質保持できていませんよね。このようにデンプンの効果でも解説した乳化剤は品質保持には大きな影響があります。

    参考記事:

    キャットフードはデンプンがないと作れない!デンプン(じゃがいもなど)を使う理由を教えます

  • 化粧品でも長く使っていなかったものが分離してドロドロになってしまった経験があります。
  • 分離は見た目にわかりますので品質悪化の判断は簡単だと思います。これからは何で乳化しているかをみてみるのも面白いかも知れませんね。
4.

酸化防止剤で酸化防止


  • キャットフードの学校でも何度か登場している酸化防止剤。酸化してしまうと変色したりと見た目にも変化が生じ、時には有毒な状態にまで変化してしまうこともあります。

    酸化防止剤には合成のもの、自然由来のものがありますが、どちらも安全な範囲内で利用されています。どちらを利用していたとしても酸化することをしっかり抑えることがより大切なことです。

5.

具体的な例はセミモイストタイプのキャットフード


まとめ


  • 水分活性を低く抑えること
  • 酸化防止
  • 乳化で分離防止
  • ペットフードの品質保持は水分を保持しない、酸化防止、乳化で分離防止の三点が大切であることがわかりました。保管時も湿気の多いところに置かないように注意したいと思います。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ツイッターをフォロー
 
ソーシャルアカウントから
キャットフードの情報を
ゲットしよう!

課題を検索

マッサン&商品掲載情報

マッサン活動記
人気の記事
相談室メンバー
運営方針を再考し、キャットフード紹介記事を「キャットフード 勉強会」に譲渡致しました。できる限り改変のないように掲載していただきました。是非ご覧ください。
マッサンの猫の種類紹介