【猫が感染か?】新型コロナウイルスの犬猫ペットへの伝染は?接触には注意が必要と獣医師会が発表

新型コロナウイルスについて北海道獣医師会、東京獣医師会が注意文をホームページで公開しました。愛する犬猫動物のため、詳細を見ていきましょう!
ベルギー保健当局がコロナウイルスに感染した女性の飼い猫も嘔吐や呼吸困難の症状があらわれたため、猫の便を検査した結果、ウイルスが検出されたそうです。
しかし現在において「特殊事例であり、ペットへの感染が相次いでいるような兆候はない」とのことで慎重になるよう呼びかけています。
飼い猫との必要以上な接触を避け、念のために愛猫にもうつさないように細心の注意を払っておきましょう。
香港政府が新型コロナウイルス感染者の犬を検査したところ、口と鼻から弱陽性反応が出たと発表。犬には特異な症状がない。香港政府の見解は以下です。「現時点でペットの動物が新型コロナウイルスに感染したり、ウイルスを媒介したりすることを証明するものはない」
これに関しては口と鼻の外側についていたということなら十分考えられると思いますし、詳細な情報がない現在では慎重論で考えた方がいいかと思います。
日本獣医師会では「犬にウイルスが感染し、犬の体内で増殖して排出されたと確認されてはいません。」との見解を発表しました。
感染サイクルの主体は人ですが、濃厚接触をしたペット動物への感染は否定できないとしています。
このため、飼い主が感染防御の対応をとることが最も重要であるとしています。
2020年2月26日に北海道獣医師会が新型コロナウイルスについての注意文を公表しました。
獣医師会が発表したとのことで、かなり多くの相談があったのではと考えられます。お答えすることはできませんでしたが、弊社にも何件か相談がきていました。
獣医師会によればWHOでも一般市民向けにMyth-Busters(都市伝説バスターズ)の中でペットに新型コロナウイルスが感染するという証拠はないということを明確にしています。
中国でペット感染を危惧してペットの犬や猫が処分されてしまうという情報もあるそうです。
弊サイトでも少しでも飼い主の皆さんに知って頂ければと考え、新型コロナウイルスと飼い主、ペットに関して北海道獣医師会と東京獣医師会の発表を元にご紹介します。
新型コロナウイルスは犬や猫には感染しません。犬や猫がかかるコロナウイルスは動物種独特のものとなり、種を超えては感染しません。
つまり、犬コロナウイルスは犬のみに、猫コロナウイルスは猫のみに伝染します。
そうことになりますね。新型コロナウイルスは人のみに伝染します。
そしてこれら動物種のコロナウイルスはαコロナウイルスですが、新型コロナウイルスはβコロナウイルスで人の間のみで伝染します。
現時点では新型コロナウイルスが動物に移って保菌し、それが人に移るという「ペットの媒介」はないということです。
ウイルスは突然変異を起こします。
このため可能性としては人獣共通感染症になる可能性もありますが、今までもコロナウイルス感染症は種を超えて感染しておらず、現時点では新型コロナウイルスも種を超えた感染はないと言われています。
万が一病気になった場合は、ペットと接触することは避けてください。
新型コロナウイルスは動物に伝染しないとされていますが、その他のウイルスは感染することがありますので、病気の詳細がわかるまでは動物と接触しないでください。
動物病院に連れていく前に電話をしてください。
ペットが新型コロナウイルスにかかった人と接触したことを伝えてください。
犬コロナウイルスのワクチンが新型コロナウイルスに対してなんらかの防御効果があるという証拠はありません。
安心してペットを預けてください。
ただし、ペットを感染者が暮らしていた場所に残して、お世話してもらう人に通ってもらうことは避けてください。
念のために皮膚被毛を洗浄し、ペットと触れるときはマスクやグローブをつけてもらい、お世話後は手洗いを励行するようにしてもらってください。
新型コロナウイルスがペットに感染したという報告はありません。
それでも心配な場合はペットを外や人混みへは連れていかないようにし、自分が帰宅した際にはうがい手洗い、入浴、消毒、洗濯など最大限感染リスクを減らすようにしてください。
ペットが新型コロナウイルスに感染したかがわからないからペットへの感染報告がないともとれますが、今までのコロナウイルスが動物種独特のものであった(種特異性が高い)ことからも、過剰な反応は避け、消毒など出来ることを確実に行っていくことが大切であるように感じます。
現時点では人が感染したことを調べるのも大変な状況ですが、今後は更に詳細がわかってくるものと思います。
引き続き獣医師会の発表などに注目していきましょう。情報が出ましたらこちらにも追記していきます。
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。ペットへの感染など心配の声もありますが、まずはペットを外や人混みへ出すことを出来る限り避け、人がしっかり予防し、家にウイルスを持ち帰らないように徹底しましょう。
引き続き、獣医師会などの発表に注目していきましょう。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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