目次
マッサン監修のペットレシピサイト「ペットレシピ.jp」がオープン
マッサン監修のペットレシピサイト「ペットレシピ.jp」がオープンしました!
全てのレシピの栄養計算も行われ、ドライフードとの食べ合わせ量まで掲載されています。
とても簡単なレシピでキャットフードをがない時の代用にも使えますので是非ご活用ください♪
キャットフードがない時は何を与えればいい?
基本的には切らさないことが大切ですが、そうも言っていられない急場な時があるのでしょう。ちらほら相談を受ける内容のひとつです。
キャットフードがもうすぐ切れることがわかっているのに買いにいけなかったり、次に与える時まで忘れててまた買い忘れた!ってなるときがあります…
そうした問題をクリアするために最近では定期購入など便利な通販が出てきましたが、まだまだ都度買いに行かれる方は多いのでしょう。
とにかく簡単なものでその場しのぎ
ここではその時にしのぐだけの簡単レシピを紹介したいと思います。
その場をしのぐということを目的にしていますので、「自宅にあるもので代用する」ということで考えてみました。
その時だけなら安全で簡単なものがいいですね!
料理をしない人でも大丈夫な、とても簡単なものを紹介したいと思います。
また、これから紹介するものはあくまでその場しのぎであり、栄養も足りていませんので継続して与えるものではありません。塩など調味料での味付けもしないでください。
簡単ですぐ作れるキャットフードの代用フード
茹でて火を通した鶏ささみ
ささみはタンパク質が豊富で筋トレをしている方にも人気ですね。猫にもささみは消化も良くばっちり。
ただし火を通してから与えてください。
手作りツナ
まぐろを電子レンジなどで2分程度様子を見ながら加熱すればできあがり。少量オリーブオイルをかけて電子レンジをしてもいいでしょう。
簡単手作りツナのできあがりです。
ご飯に鰹節
消化吸収や栄養面でももちろんあまりいいものであるとはいえませんが、ある程度お腹を満たせててっとり早いものとしては柔らかめに炊いたご飯をよく冷ましたものに鰹節を混ぜてあげます。
お米はほとんどの家庭にあると思いますし、アレルギーになりにくい食材です。鰹節も塩分は0.3%程度ということですので、その場しのぎであれば使いやすいと思います。
鰹節はリンが多めに含まれていると言われますが100gあたり790mg、キャットフードもだいたい1%未満(1,000mg未満)なので、キャットフードよりもリン含有量は低いです。
煮た野菜
ネギなど猫が食べてはいけない食材を入れてはいけませんが、例えばじゃがいも、人参、かぼちゃ、ブロッコリーなどを茹でて柔らかくし、上に紹介したものと混ぜてもいいと思います。
ご飯量を増やす目的にも使えますね。
減塩味噌汁
例え減塩でも基本的には与えないでいただきたいですが、猫の手作りご飯では必ずと言っていいほどお味噌汁が出てきます。中でも使うなら減塩でと書かれているところもありますね。
お味噌汁の場合は塩分がありますから、与える量がポイントになります。例えばですが、20%オフの減塩味噌汁で食塩相当量が1杯分で1.5g程度です。キャットフードのナトリウムが0.6%だったとすると、100g中の食塩相当量は600(mg)×2.54÷1000=1.52(g)となります。
ほとんど一緒ですね!
キャットフードを40g与えている方なら0.6g相当になりますので、減塩のお味噌汁で5分の1杯分程度なら0.3g位、猫はちょびちょび飲む程度ですから例えば10分の1杯などほんの少しならいいかもしれませんね。ただ組み合わせる食材に塩分が含まれているようなものがあればより注意してください。
まぁしかし基本は塩分豊富な食材ですからあまりいいものではないことには留意してください。
ヘルシーポトフ
少し手を入れたご飯も紹介します。
食材
- ささみ 2本(約100g)
- にんじん 10g(1c厚の輪切り1枚)
- キャベツ 10g
- ブロッコリー 10g(小さめの1房)
- 絹豆腐 10g(小さじ1〜2杯程度)
- 水 250cc(野菜の下茹で分除く)
作り方
- ささみは筋取りをしておく
- お湯を沸かし、キャベツとブロッコリーを柔らかくなるまで下茹でし(2〜3分程度)、水にさらす
- 水250ccを鍋で沸かし、ささみとにんじんに火が通るまで茹で、火が通ったら鍋から取り出して粗熱をとる(茹で汁は捨てない)
- キャベツ、ブロッコリーをできるだけ細かく微塵切りにする。にんじんは包丁の腹で潰しててから細かくなるように切る。ささみは繊維に逆らうよう包丁の腹で潰すと程よい粗さで細かくほぐれる。
- 4を3の茹で汁に戻し、絹豆腐を潰しながら入れる
- 一煮立ちすれば完成。
この量で約8食分程度できるので、製氷器に小分けして冷凍して保存しておくと便利。
1個づつ出して、レンジで氷を溶かす程度に温めてください。
ささみの茹で汁を使う事で食いつきをよくする旨みと香りが強く残るので捨てずに利用してください。
まぐろとオクラのねばり汁
食材
- まぐろ赤身 100g
- オクラ 1本
- キャベツ 10g
- 絹豆腐 10g
- 水 250cc
作り方
- オクラはガクを切り落とし、キャベツと一緒に柔らかくなるまで下茹でし、水にさらす
- 茹でたオクラとキャベツはできるだけ細かくみじん切りにする
- 水250ccを鍋で沸かし、まぐろに火が通るまで茹でる(茹で汁は捨てない)。火が通ったら鍋から取り出して粗熱を取ってから包丁の腹で潰すように荒くほぐす。
- 3の茹で汁にオクラ、キャベツ、まぐろを戻し、絹豆腐を潰しながら入れる。
- 一煮立ちしたら完成。
約8食分。製氷器に小分けして冷凍すると便利。オクラのねばねばで自然にとろみがつくので食べやすくなります。
しっかり火を通すので、まぐろは刺身用でも加熱用の切り落とし等どちらでもOK。
私が監修しているペットレシピを参考に
以下のレシピが掲載されているサイトは私が新しく監修している犬猫用の手作りご飯レシピを掲載しているサイトです。今回のような場合には大変役立つかと思います。
代用フードで注意する点
温度
猫は猫舌だからと熱いものだけが苦手に思われていますが、基本的には冷たいものも苦手。適度な温度にすることを心がけてください。
形状、堅さ
また、大きすぎる形、堅すぎるものはNG。猫が食べやすい大きさで、堅くないものを与えてください。
本当は多少堅さがあってもいいのですが、その時しか与えない代用フードですので、なにかが起こる可能性を少しでも消すことを心がけてください。
異物
人間では気にならないものでも猫は普段食べていないものに注意できない場合があります。特に骨などを含まないように注意してください。
まとめ
- ほとんど調理なしでキャットフードの一時代用ができる
- あくまで代用フードなので継続せず、その時だけにしよう
- 温度に注意し、熱くも冷たくもない温度を心がけよう
- 口内に刺さったり切れるような形、異物を含まないようにしましょう
ほとんど調理をしない代用メニューを教えてもらいました。できる限り避けたいですが、どうしても仕方がない時はこうした代用フードで乗り越えて、すぐにキャットフードを準備するようにしましょう!もしくはこれを気に手作りフードの勉強をしてみてもいいかもしれませんね!