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日清製粉グループ本社子会社の日清ペットフードをペットラインへ譲渡
私としたことが国内のニュースでしたので入手が遅れました。2019年末に凄いニュースが入ってきましたね。なんと日清ペットフード株式会社がその事業をペットライン株式会社へ譲渡することになりました。譲渡実行日は2020年3月31日としています。
日清ペットフードがですか!日本の中ではかなり大きな会社ですよね!
日清ペットフード | ペットライン株式会社 | |
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資本金 | 13億1,500万円 | 4億8,000万円 |
売上高 | 135億2,000万円 (2019年3月期) | 117億円 (2017年度実績) |
年度が違いますので明確な判断はできませんが、資本金からも日清ペットフードの方が大きいと考えられそうです。しかしペットライン株式会社は日本農産工業株式会社が100%株主であり、同社は三菱商事の100%子会社となっています。このため資本力などは十分であるかと考えられますね。
それでも日清もかなり大きな会社ですよね…?
ペットライン株式会社の親会社
日本農産工業株式会社 | 三菱商事株式会社 | |
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資本金 | 74億1,149万円 | 約2,044億4,600万円 |
売上高 | 1,235億2,000万円 (2019年03月31日時点) | 16兆1,037億6,300万円(連結) (米国基準収益:1兆9,878億1,100万円) 2兆4,978億3,700万円(単体) |
日清ペットフード株式会社の親会社
日清製粉グループ本社 | |
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資本金 | 171億1785万6746円 |
売上高 | 連結:4419億63百万円 単独:228億86百万円 (2012年3月期) |
こうしてみますと、ペットフード部門では日清の方が大きいのですが、ペットライン株式会社の三菱商事株式会社を見ると更に大きいことがわかります。
日清ペットフードの今までの製品はどうなるの?
まずは販売に関しては日清ペットフード株式会社の100%出資の子会社を設立し、継承した上で、その会社の普通株式全てをペットライン株式会社に譲渡するとのことです。製造に関しては、しばらくの間は日清ペットフード株式会社が継続して行い、その後にペットライン株式会社へ引き継ぐとしています。
円滑に進むようには考えられているんですね!
日清ペットフードは「懐石」「プッチーヌ」「和の究みJPスタイル」、療法食「JPダイエティクス」などがあります。
日清ペットフードのニュースリリースからは「これまでの歴史と長年の努力により培ってきたブランド、ノウハウ等価値が継承され、更なるペットフード業界の発展、拡大に資するものと判断いたしました」と書かれていますので、ブランドも継承されるようです。
何で経営統合するの?
昨今企業は選択と集中が言われ、事業を集中する傾向にありますので、日清製粉の進むべき道と、日本農産工業株式会社ないし、三菱商事の進むべき道がお互いに都合良く分かれていたため、経営統合の話がまとまったのではないでしょうか。
ペットラインは国内シェア5位になりますし、より攻めた経営をされていかれるのかもしれませんね。
きっと日本のペット業界を盛り上げてくれるものと思いますし、今後の展開に期待しましょう!
私たちも負けずに頑張りたいですね!
まとめ
- 日清ペットフードとペットラインが経営統合
- 日清のフードブランドは継続される見込み
国内のペットフードシェアが変わり、また大きな波がやってくるかもしれませんね!