目次
緑イ貝とは
日本ではほぼ流通がないため馴染みがありませんが、ニュージーランドでは緑イ貝がよく使われます。
緑イ貝はその名の通り、緑色をした二枚貝でオセアニア、東南アジアに生息し、非常に栄養価が高い食材です。
中身は牡蠣みたいな感じですよ。
温かい地域らしくとても鮮やかですね!
ニュージーランドのジウィピーク、イティ、フィーラインナチュラルなどで使われ、ボナペティ(オランダ)ロータス(アメリカ)でも使われています。栄養価が高いことからサプリでもよく使われています。
どうやって食べるの?
緑イ貝が日本では馴染みがないので、食べ方もわからない人が多いと思います。人が食べれるイメージがわからないと猫に与えていいのかという点で納得ができませんよね。
とはいえ調理法は至って普通。酒蒸し(海外なのでワイン蒸し)やバター焼き、ブイヤベースなどのスープなど普通の貝と変わりはありません。
ちなみに基本流通しないようなので日常では見かけませんが、日本でも東京湾などで普通にとれるようです。
緑イ貝の注目成分
サプリですか。どんな栄養素、効果が期待されているんですか?
抗酸化酵素、ムコ多糖体、グルコサミン、発酵コラーゲンといった関節などに効果のある成分が含まれています。
総じて関節に効く成分や抗炎症作用が期待されてサプリメントにも使われています。
ニュージーランドの先住民は緑イ貝をよく食べていて、関節痛が少なかったと言われていますよ。
抗酸化酵素(SOD)
抗酸化酵素はその名の通り、酸化しようとする(活性酸素の)働きに抗う酵素です。
ムコ多糖体(ヒアルロン酸)
緑イ貝に含まれているムコ多糖体はヒアルロン酸が多く含まれており、ヒアルロン酸といえばお肌のプルプルや関節痛に効果的であるといったよく知られた効果があります。
グルコサミン
グルコサミンも関節痛に効果的であると言われる成分です。
コラーゲン
体内に非常に多く含まれているコラーゲン。お肌のプルプルが思いつきやすいかと思いますが、体全体で使われているといっても過言ではないとても大切な成分です。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸はオメガ6脂肪酸とのバランスが重要視
緑イ貝への期待
緑イ貝は上記のように関節の痛みに対処したり、炎症を抑える沈静成分が含まれていますので、高齢の猫の体調に合わせたアプローチも可能かもしれません。
2006年のニュージーランドのオタゴ大学の研究ではアスピリンよりも緑イ貝のエキスの方が抗炎症作用が高かったという結果が出ています。
アスピリンよりもというのは凄いですね!
どこまでの実験かまではわかりませんでしたが、こうした結果は好ましいものではないでしょうか。
まとめ
- 抗炎症作用が期待されている緑イ貝
- サプリメントでもよく利用されている
- ニュージーランド産キャットフードによく使用されている
- 日本でもとれるがほとんど流通していない
日本ではほとんど見かけることのない緑イ貝。日本人には未知の食材ですが、優れた抗炎症作用や、関節に効果的なグルコサミンなどが豊富に含まれていることがわかりました。特に高齢の猫には効果的かもしれませんね!