目次
オリーブオイルとは
オリーブオイルはオリーブの果実から取れる植物油で、日本でもとても身近な油として使用されています。
料理をされる方なら知らない方はいないほどですよね。
まずはオリーブオイルはどんなものなのかという点から見ていきたいと思います。
オリーブオイルの特徴として酸化しにくいオレイン酸が豊富で、酸化を防ぐポリフェノールも含まれています。
- オレイン酸
- リノール酸
- ポリフェノール
- ビタミンD、E、K、A
- βカロテン
- オレオカンタール
オリーブには以下の品質に分けられています。
バージンオリーブオイル | エキストラバージンオリーブオイル | 酸度0.8%以下 |
バージンオリーブオイル | 酸度2.0%以下 | |
オーディナリーバージンオリーブオイル | 酸度3.3%以下 | |
ランパンテバージンオリーブオイル | 酸度3.3%を超えるもの、もしくは酸度3.3%以下でも香り・味に欠点があるもの | |
精製オリーブオイル | 酸度0.3%以下 | |
(ピュア)オリーブオイル | 酸度1.0%以下 | |
クルードオリーブポマースオイル | オリーブの絞り粕を溶剤で抽出したもので精製工程用及び工業用 | |
精製オリーブポマースオイル | 酸度0.3%以下、区ルードオリーブポマースオイルを精製したもの | |
オリーブポマースオイル | 酸度1.0%以下、精製オリーブ歩マースオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたもの |
思ったよりも細かくわかれていることに驚きました。
スーパーでもエクストラバージンオイルをよく見かけるので、それが当たり前かと思っていたのに、一番上のランクだったんですね…
常温で固まりにくいが寒いと白く固まる性質
常温で固まりにくい点があげられます。
確かに使わず忘れてたオリーブオイルでもドロッと固まっているオリーブオイルは見たことないかも。
とはいえ、寒いと固まって白くなりますので温度には注意した方がいいと思います。
オリーブオイルの抽出方法
オリーブオイルは生の果実から果汁を搾って取れた水分と油を分離するだけです。非加熱で抽出することができるのもポイントです。
ほとんどオリーブのままって感じですね!
また酸化は時間が経つほど酸化が進むと考えるのが普通ですが、オリーブは収穫してから酸化が始まりますのでいかに早く抽出するかがポイントとなりますが、オイルになると安定して酸化が進みにくくなるという点です。
オリーブオイルを売りにしているドライフード
オリーブオイルはタンパク質の吸収を促すものとして、タスキャンナチュラルでは最も売りにしている点としてオリーブオイルの使用をあげています。
科学的には膵臓の酵素を増加させることで代謝が向上するとしています。また抗酸化物質として癌、糖尿病のリスクを軽減するとしています。
猫にオリーブオイルは大丈夫?
便秘改善、整腸剤として
猫にオリーブオイルをあげても大丈夫です。
ただオリーブオイルを与える意味は、与えて栄養補給をしたいということではなく、整腸作用を期待し、便秘改善のためとなるかと思います。
このためドレッシングや飲むように与えるものではありませんので、適当な量を与えてください。
適当な量とは大体成猫で小さじ1/2位です。4kg未満の小型であればもう少し少なくてもよいかと思います。
毛玉にも有効
整腸作用のひとつに毛玉を便から出すためにも有効とされています。
猫へオリーブオイルの与える注意点
整腸作用、便秘改善を目的としますので、与えすぎると下痢をする可能性があります。
そのまま与えるよりもウェットフードに少しだけ混ぜて与える方法がよいと思います。
オリーブオイルを猫に多量に与えないで
オリーブオイルは油ですので脂肪です。過剰に与えると脂肪を分解する膵臓に負担を与えてしまいます。
また、油ですのでカロリー摂取の面でも問題があります。
あくまでサポート的なものとして考えましょう。
オリーブオイルが猫へ与えるその他の効果
人間の場合ドレッシングとして使ったりして、人によると思いますが、それなりに摂取している方もいるでしょう。
オリーブオイルに含まれているオレイン酸が血液をサラサラにして悪玉コレステロールを下げる効果が期待されます。結果的に動脈硬化や心筋梗塞を防ぐと考えられています。
ただ、猫の場合は毎日摂取するものでもありませんのでいかんせん摂取量が少ないので、こうした効果はあまり考慮に入れる必要はないかもしれません。
まとめ
- 猫にオリーブオイルを与えても大丈夫
- 容量は成猫で小さじ1/2くらい
- 整腸剤や便秘改善に使用できる
- 油なのでカロリーに注意
- オレイン酸により血がサラサラになる効果が期待できる
オリーブオイルは人に対しても猫に対しても予想される効果には違いがないことがわかりました。便秘改善や毛玉排出に使用できるようですので、換毛期などに合わせてサポート的に使ってみるのもいいかもしれません。