愛犬に適したドッグフードはどれ?ドッグフードの種類、原材料を知ろう!

発売されているドッグフード

ドッグフードの多さといえば、キャットフードの比較にならないほどの種類があります。

スギさん
スギさん

なぜですか?

犬は雑食なので、肉食の猫よりも比較的なんでも食べることができます。そして猫よりも選り好みしないので、キャットフードよりも作りやすく、メーカーの参入障壁が低いことも挙げられます。

そして猫よりも犬の方が量を食べますので、必然的にドッグフードの方がたくさん販売することができます。

もちろんその分ライバルも多く、販売に大変な面もあると思います。

まずはドッグフードでもドライフードの種類を見ていきましょう。

  • 個体別ドライフード(年齢や犬種など)
  • 原料別ドライフード(テーマ)
  • 味別ドライフード(鶏肉や魚など)

これらはそれぞれ独立しているわけではなく、相互に関わり合っています。

スギさん
スギさん

ドッグフードを選ぶ時は成犬用で選んで、その次に味や成分を見るようにしています。

だいたいどこのお家でも決まったドッグフードがあり、家族皆で情報を共有して、同じフードを買ってこれるようにするのではないでしょうか。そこから体調や年齢に合わせて徐々に変更していくといったイメージであるかと思います。

スギさん
スギさん

確かにそんな感じでメーカーは今までほとんど変えたことないですね。

犬にも飽きるということはもちろんありますし、雑食ですので色々なものを好みますから、ひとつに固定する必要はないのですが、自ずとそのようになっていきますよね。

スギさん
スギさん

一番重要なことはなんですか?

ドッグフード選びで一番重要なことは「よく食べるものを選ぶこと」です。犬にも好みがありますので、どんなにいいフードでも食べなければ意味がありません。ドッグフードの成分がいい、悪いなどもあると思いますが、この点を忘れないように選んでください。

因みに、その時食べなくても後からや期間をおくと食べることもありますので、食べるフード、食べないフードと決めつけない方がいいです。”その時に食べたフード、食べなかったフード”位に思っておきましょう。

個体別ドライフード(年齢や犬種など)

個体別ドライフードとは犬の状態に合わせたフードのことです。

犬種、年齢、病気も含む犬の状態、暮らし方などです。

最も明確で手に取りやすいので、これらを参考に購入する人が多いかと思います。

  • パピー(幼犬用)
  • 成犬用(1歳~)
  • 老犬用(7歳や10歳~などメーカーによる)
  • 家犬用
  • 肥満犬用
  • 犬種別
  • 食事療法食
  • 栄養補完食
  • 皮膚被毛維持用
  • 歯垢・歯石対策用
  • 尿対策用

など、かなり多くのものがあり、上記は相互に関わっていますので、例えば成猫用の肥満犬用といったフードも出てくるわけですね。

スギさん
スギさん

選ぶのが難しいですね…私の場合、肥満犬用も選びたいですが、皮膚被毛維持用も選びたいです…

選びたいフードが重なっている場合の選び方

スギさんのように「成犬用で肥満犬用も選びたいけど皮膚被毛維持用も選びたい」といった、選びたいタイプが重なっている方は多いと思います。

最初に注意する点をあげるとすれば、健康な犬に療法食は選んではいけないということです。

療法食は病気に合わせた栄養の配分となっています。例えば病気に合わせて一点の栄養がとても高いが、他がとても低いといったような仕様になっていますので、栄養配分が偏った食品ということもできます。

ダイエットフードは総合栄養食も療法食も両方ありますので注意が必要です。皮膚被毛用なども両方あるかと思います。

このためまずは「総合栄養食」から選んでください。総合栄養食であれば健康な犬が1日に摂取が必要な成分がバランス良く配合されています。

その次に年齢に合わせたフードを選択します。成犬用と老犬用ではそもそもの成分バランスが違いますので、成犬に老犬用の肥満犬用を選んでしまうと、成分が控えめすぎるといった事態が起こりかねません。

総合栄養食で年齢に合わせたフード選びをした上で、肥満用や皮膚被毛用を選んでください。

スギさん
スギさん

ここまではわかりました。それではここから肥満用と皮膚被毛用はどうやって選べばいいですか?

肥満用と皮膚被毛用では時期なども選択の鍵になってきます。

例えば気温の変わりやすい換毛期は毛が抜けますので、バサバサしがちです。こうした時期は皮膚被毛用にしておき、それ以外の時期は肥満用にするというのもいいでしょう。※もちろん肥満対策に緊急性があれば、肥満用を優先してください。

ただ、短期間にコロコロフードを変えてしまうのは避けてください。フードも変えてすぐに効果が期待できるようなものではありませんので、長期にわたって使用、意識していく必要があります。このため、上記のパターンではあくまで犬が健康であるのであれば肥満用が優先されるかと思います。

特に多い悩みのひとつ。室内犬用と年齢別用フードの違い

現在は多くの犬が室内犬となりました。外で飼育されている方の方が少ないのではないでしょうか。

そうなると室内犬用を選ぶ方も多いと思いますし、実際に売れていると思います。しかし年齢に合わせたフードの方がいいんじゃないか?と悩まれる方が多いようです。

このあたりは考え方や賛否がある部分になると思いますが、まず室内犬用の特色は、運動を余りしないと想定されることによるカロリー制限、糞便の匂い軽減辺りが目的になっていることが多いように思います。

このように少なからず人に合わせた理由も含まれていることから、年齢に合わせたフードの方が犬には合っているのではないかなと思いますが、だからといって全ての室内犬用が人に合わせるように作られているわけではないので、選択は飼い主に委ねられるかと思います。

幼犬用は栄養豊富。成犬用とは分けて考えてください

幼犬は成長するために相当なエネルギーを消費します。この成長に合わせて幼犬用のフードの栄養は考えられていますので、成犬に与えると太ってしまったりと栄養過多になりがちです。

大型犬、小型犬など犬種にもよりますが、平均的に生後9ヶ月から1年くらいで成犬用にシフトしていく事になるかと思いますので、様子を伺いながらシフトしていきましょう。

また、ほとんど食べれなくなってしまった老犬などには幼犬用を使うことで少量でなるべく多くの栄養を摂取するように使用することもできます。

原材料(テーマ)別のドライフード

様々なドライフードがありますが、各メーカーも趣向を凝らして、様々なテーマで製品を開発しています。

最近はグレインフリーがありますね。犬は雑食なのでわざわざ穀物を除いたグレインフリーは必要ないという考えがありますが、私は血糖値の面からグレインフリーは有効であると考えています。

このように考え方次第なので必要ないということでもなく、選択肢のひとつとして良いのではないかなと思います。

その他にもオーガニック、低アレルゲン、プレミアム(原材料が人の食べる食材と同じレベルのものを使用)、肉も魚も卵も使わないビーガンなどがあります。

私の見解ではビーガンだけは犬にとって問題がないかどうかが判断できませんが、それ以外はどれがいい悪いということではなく、愛犬にあったものを選んであげるということが大切かなと考えています。

グレインフリードッグフードについて

また詳しくお話しますが、先に少し話したグレインフリードッグフードについて少しお話したいと思います。

スギさん
スギさん

グレインフリーは穀物不使用のフードのことですよね。雑種の犬にメリットはあるんですか?

確かに犬は雑食ですので、肉や魚、穀物や野菜など様々な食材から栄養素を摂取するのが良いと考えられます。

スギさん
スギさん

ではグレインフリーでなくても良さそうですね。

私は立場上様々な工場に話を聞いたり、検査機関と話したりもするのですが、米、トウモロコシ、小麦の穀物は食べることで急激に犬の血糖を上げてしまう作用があり、ペットフードとしては穀物は除いた方が好ましいという検査結果、意見があります

米、トウモロコシ、小麦にこだわる必要はないと思いますので、こうした結果があるのであれば、除いたものを選択するのは良いのではないかという考えです。

もちろん、ペットフードに最も含まれている穀物が不使用となるのですから、その分肉や魚の量が増えることになります。動物性たんぱく質が増えることも犬にとっては好ましいかと思います。

デメリットといえば、高栄養になることから、給与量が少なくても足りるようになり、与える量が減ってしまいます。これによって愛犬からは「もっと欲しい」とクレームが来ることでしょう(笑)

愛犬のお腹を満たすということもQOLや食育を考えれば大切なことですので、おやつなどでサポートしたりも必要になるかもしれませんね。

グレインフリードッグフードについて詳しくはまた取り上げたいと思います。

味別ドライフード。豊富な味に選ぶのも迷う

犬は雑食で、猫のような制限も少ないため、かなり多くの種類があります。穀物、肉類、野菜、フルーツ、ハーブなど様々な原材料を豊富に使用することができますし、猫よりも好き嫌いがないと言われていますので、肉類でもオーソドックスな鶏を筆頭に、牛、豚、鹿、羊、ウサギなど、さらには魚類もあります。

スギさん
スギさん

ドッグフードは豊富なだけあって選ぶのが大変そうですね!

比較的なんでも食べてくれるので、食べてくれればなんでも大丈夫(製品に問題がないことは前提となります)とも言えますし、飼い主がこだわり、納得のいくフードを探し続けることもできます。こだわりが進むと非常に難解な道に足を踏み入れることになるかもしれません。

スギさん
スギさん

これは犬の飼い主の宿命なんですね・・・

犬の場合、食べないという顕著な反応を示してくれればいいのですが、フードを変更しても変わらず食べてくれる場合も多いので、果たして前のフードと新しいフードのどちらが好きなのかよくわからないといった点にぶつかることもあります。

スギさん
スギさん

私の場合、食べてくれて飼い主が喜ぶと、愛犬も喜んで食べてくれる傾向にある気がします・・・笑

更に、猫の場合はドライフードがメインフードとなることに反して、犬の場合は雑食であることから、ドライフードやウェットフード以外に、人と同じような見た目のフードもありますので(これをウェットフードと言っていいかは悩みます)、選択肢は非常に多いと言えますね。

どのように選ぶかは飼い主の考え方と、愛犬の体質と好みでしかありませんので、長い期間をかけて愛犬の好みを探るという楽しみを持ってもいいかもしれませんね。

まとめ

  • よく食べることを優先して選ぼう
  • 幼犬用は成犬に与えると肥満になりやすい。しかし老犬に効果的に栄養を与える使い方もあります
  • グレインフリーは犬の血糖上昇の観点から有益である
  • なんでも食べてくれる犬は焦らずに好みを探してあげて
スギさん
スギさん

ドライフードが多すぎて選べない、そんな方は上記の基準を参考にして自分なりの基準を作ってみたら選びやすくなるのではないでしょうか。

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スギさん

新婚さんで妊娠中。子どもができたことをきっかけに家族の健康について考え、10歳を超えた愛犬愛猫の健康も考えるようになった。現在犬猫の食事について勉強中!

エノおじさん

10匹以上の猫を飼っているお酒が好きな元気なおじさん。大量のキャットフードを購入することもあり、安価でありながら安全なキャットフードを探している。
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