目次
スピルリナとは
スピルリナ(spirulina)はラテン語で螺旋という意味であり、ねじれた形をしています。藻類の一種で最古の植物のひとつと言われています。
大きさは0.5mm程となんとか目に見える程度の大きさで、その小さな体に50種類以上と言われる豊富な栄養素が含まれていて、栄養補助食品としてサプリなどでも使用されています。
その栄養素からスーパーフードともいわれているスピルリナは1970年代から活用されていて決して新しいものではありません。
現在では理想的な栄養食品として活用、NASAでの開発も行われています。
豊富な栄養素が含まれるスーパーフード
アミノ酸18種類
イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、 シスチン、チロシン、フェニールアラニン、スレオニン、 トリプトファン、パリン、ヒスチジン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン
脂質
リノール酸、γリノレン酸、パルチミン酸、オレイン酸
糖質
グリコーゲン
食物繊維
ペクチン、セルロース
ミネラル
カルシウム、マグネシウム、リン、銅、ヨウ素、カリウム、塩素、鉄、マンガン、セレン、ナトリウム、亜鉛、硫黄、コバルト、クロム
ビタミン
βカロテン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンB1、イノシトール、ビタミンE、葉酸、ビタミンB2、ビオチン、ナイアシン、ビタミンK
色素
クロロフィルa、総カロテノイド、フィコシアニン
その他 健康成分
イノシトール、SOD、フェオホルバイド、フィコシアニン、ゼアキサンチン、 クロロフィルa、核酸など
参考:スピルリナ ジャパンアルジェ株式会社
ドッグフードにもキャットフードにも配合可能
ドライフードにスピルリナを配合することが可能です。
毎日食べるキャットフード、ドッグフードだからこそ、その効果の一部でも享受できるように少量配合してみるのもいい選択だと思います。
ペットフードの総合栄養食ではある一定の基準のみが設けられているため、配合されていない栄養素もたくさんあります。原材料が少なくても製造することが可能ですが、その場合は特に基準のない栄養素は配合されていません。
総合栄養食の基準は科学的根拠に基づいて設定されていますので、科学的根拠が得られていないものは設定がされていません。
基準にない栄養素は摂取しなくても良いのですか?
そんなことはありません。もちろんなんでもかんでも摂取すれば良いというわけではありませんが、人も普段同じものばかり食べていれば生きていくには困らないので摂取しない栄養素が出てくると思いますが、取れるなら取った方が良いと考える人が大半でしょう。
こうしたことからも多くの原材料から豊富な栄養素を摂取することが大切であると考えています。
酵素が含まれている
スピルリナには活性酸素を除去すると言われるSOD酵素が含まれています。
残念ながらSODはタンパク質のため熱を加えると変質してしまいますので熱を加えるドライフードではその効果は得られないと思いますが、人も犬猫も活性酵素を除去し、いつまでも若々しくいるためのポイントになるかもしれませんね。
まとめ
- スピルリナは最古の植物のひとつ
- 50種類以上とも言われる栄養素を含んでいる
- ドッグフードにもキャットフードにも配合可能
- こうした原材料で総合栄養食の基準に含まれていない栄養素も摂取したい
総合栄養食の基準に含まれていない栄養素をどのようにして摂取するか。こうした視点を持ったとき、多くの原材料から栄養を摂取することの大切さに気付きますね。