ペット飼育者の消毒には次亜塩素酸水を使おう
次亜塩素酸水は食品添加物にも指定されていて食品にも使用が可能です。
参考:次亜塩素酸水 厚生労働省
今までも動物病院やペットホテル、家庭への業務クリーニングなどで消毒目的に次亜塩素酸水が使用されていますので、各家庭でも使用が可能です。
次亜塩素酸水はモノに付着したウイルスを消毒、除菌することが可能です。
テーブル、ドアノブなどには、一部の「次亜塩素酸水」も有効です。「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸」を主成分とする、酸性の溶液です。酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。いくつかの製法がありますが、一定濃度の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの感染力を一定程度減弱させることが確認されています(NITEの検証)。
次亜塩素酸水での消毒・清掃方法
消毒したいモノの汚れをあらかじめ落としておきます。
- 拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水を使い、消毒したいモノに対して十分な量で濡らしてください。濡らした後、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
- 流水でかけ流す場合には、生成されたばかりの有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水を使い、消毒したいモノに対して流水掛け流しを行ってください。掛け流した後、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
次亜塩素酸水で家や物を消毒する場合は、「十分な量で濡らす」ことが重要です。
実際に家で「十分な量で濡らす」のって難しいですよね?
確かに十分な量で濡らすという言葉からはびしょびしょに濡らしたぞうきんが思い浮かびますが、可能な範囲でも良いと思いますよ。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いについて
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは名称がとても似ていますが、全く別のものです。
次亜塩素酸水は「酸性」の溶液で、次亜塩素酸ナトリウムは「アルカリ性」です。
アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムを酸性化したものを次亜塩素酸水とすることもできることから混同しやすくなっています。
アルコール消毒は危険
犬や猫はアルコールを分解できないのでアルコール消毒は使用しないようにしましょう。
家の中だけではなく、もしアルコール消毒で手を消毒した場合はアルコールが完全に乾くまで1分程度は愛犬愛猫に触らないようにしましょう。
まとめ
- 次亜塩素酸水は食品添加物で食品に使用可能
- 消毒には次亜塩素酸水を使おう
- 拭き掃除は有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸で対象物をしっかりと濡らした後に乾拭きしましょう
愛犬、愛猫がいる環境では次亜塩素酸水を使用して消毒するようにしましょう!