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大手ペットショップチェーンのpets at homeに行ってきました
イギリスのペットショップの大手、ペッツアットホームを見てきました。犬猫が販売されているところはみかけませんでしたが、魚、うさぎやハムスターのようなねずみは販売されていました。
それをみて「うさぎは販売しても気にならないんだ!」と同じ哺乳類でも違って捉えていることに驚きました。
私も今聞いて驚きました。いつの間にか全ての哺乳類が販売されていないのかと思い込んでいました。
連れて行ってもらった方にも聞いたのですが、やはりイギリスでは犬猫が販売されていると不快感を覚える方が多いそうで、販売許可を取っていたとしても販売しているところは少ないと思うと話してくれました。しかし犬猫以外はそれほど気にならないようです。
凄く不思議な感覚ですね!では普通に犬猫も販売されている日本はどう見られているのでしょうか。
やはり日本で犬猫が檻に入れられて販売されている姿はとても奇妙に映るそうです。自分の国ではないからこそ不快には思わないようですが、それは私たちが他の国へ行った時に他国の習慣を見ても「この国ではそういうもの」と捉えることと同じではないでしょうか。
ロイヤルカナンはどこのペットショップでも必ずといっていいほど確認できました。他にはピュリナワン、アイムスも比較的販売されているショップが多いですね。
ペッツアットホームにはその他のメーカーでは、AVA、Seriously good、JAMES WELLBELOVED、WAINWRIGHT’S、Purely holistic、MEOWING HEADS、WELLNESS、AATU、Applaws、EVOLUTION、whiskas、felix、Ever So tastyなどが販売されていました。
日本では聞いたこともないものが多いですね!後半のものはほとんど聞いたことがありません!
私もいくらか知らないメーカーがあり、まだまだ世界には知らないフードがあるんだと痛感しました。
グレインフリーキャットフードはどうでしたか?
日本とは違い、グレインフリーのフードも特別感なく店頭販売されていました。特に猫に関してはグレインフリーがいいという考えが主流になってきているようですが、価格は割高なのであくまで選択肢のひとつとして販売されている印象を受けました。とはいえグレインフリーでも原材料の質の良し悪しで価格もバラバラなので、安いものもありました。
おすすめのグレインフリーフードはありましたか?
比較的安いものならJAMES WELLBELOVEDのグレインフリーが良さそうでした。1.5kgで13.49ポンドでしたので、1,753円~2,428円(130~180円換算)です。今はEU離脱決定でポンドが下がっているので少し前に比べれば随分安く感じます。
しかしやや高めなロイヤルカナンのインドアでも4kgで31.49ポンド。1.5kgなら11.8ポンドほどなので、安いグレインフリーでもロイヤルカナンより高いです。
因みに日本でのロイヤルカナンのインドア4kgの価格は130円換算で35.24ポンドなのでイギリスよりも割高ですね。
スーパー(MORRISONS)のペットフードコーナーを確認!
やはり一般の方に浸透しているペットフードを調べるにはスーパーやホームセンターが一番です。
日本と違いはありましたか?
ペッツアットホームはペットショップだけあり、割と高価格帯の専門性の高いキャットフードが販売されていました。それを考えるとスーパーでは日本と同じように安価なものが多く販売されていました。
ピュリナのGO CATが825gで2ポンド、4kg袋で8ポンドでした。人気のwhiskasは2kg4.57ポンド、HARRINGTONSは2kgで5ポンド、イギリスで良く見かけるCOMPLETEであれば1kgで1ポンド位です。
え!1kgで1ポンドだと今なら130円位ってことですか?
かなり安いですよね。日本でも安いペットフードは沢山販売されていますがそれにしても1kg1ポンドは安いですね。
日本ではスーパーでもアイムスやピュリナワンが販売されていますが、イギリスでも同じく販売されていました。アイムスやピュリナはスーパーまで販路を拡大していて、ロイヤルカナンはペットショップなど専門店狙いに感じられました。
ロンドン内に数店舗あるPet Pavilion
ロンドン内に数店舗あるペットパビリオンに行ってきました。ケンジントン地区にある2店舗に行ったのですが、両方CLOSEで翌日にNotting Hill Gateにある店舗に行ってきました。
閉まっていたので翌日に再訪問したNotting Hill Gate駅近くのペットパビリオン。可愛いお姉さん2人と話し、おもちゃを購入してきましたが、帰国日で急いでいたので写真を撮り忘れました。
ここでは日本でも人気のカナガンやオリジンが売られていて話を聞いてみたのですが、今一番人気のフードはカナガンだと教えてくれました。最近のペットフードの中でも材料も良くハイグレードで、良く売れているとのことです。 販売価格は1.5kgで15.99ポンドなので2,078円~2,878円(130~180円換算)でした。余談ですが、イギリスではキャナガンと読みます。キャにアクセントです。
そしてペットパビリオンで購入したおもちゃがこちらです。
因みにここの店舗はほとんどが犬用のフード、グッズでした。イギリスではペットというと犬のことをいう位犬の方が圧倒的に多く飼われています。そのため15kgの大きな袋が良く売れるそうです。どこのショップでもドッグフードは大きな袋は必ず販売されていました。
ストリートビューで見て是非行きたかったANIMAL FAIR OF KENSINGTON
私が是非行きたいと思っていたHIGH STREET KENSINGTION駅近くの個人経営のペットショップです。奥に金魚なども販売されていることがわかっていたので非常に興味がありました。
ストリートビューで見てみると店内が見れるんですね!販売されているものまでわかるんですね!
そうなんです。ハムスターや鳥類も販売されていることがわかります。ここでも優しいお父さんとつたない英語でペットの食事情を聞かせて頂き、写真を撮らせていただきました。
面白い話は聞けましたか?
ドッグショーなどでも耳にしたのですが、犬は時間をかけて食べさせるのが流行っているそうです。運動不足による肥満を防ぐために、おもちゃの中にご飯を入れて、遊びながら食べさせることで、運動にもなりながら、食べる量も少しずつ時間をかけて食べて満足感をあおるようです。
キャットフードで販売されていたメーカーは、ロイヤルカナンを始め、オリジン、アイムス、ヒルズ サイエンスダイエット、Applaws、whiskas、リリーズキッチン、JAMES WELLBELOVEDなどがあり、デンタル系の歯をケアするアイテム、ラベンダーなど落ち着かせる匂いで問題行動を減らす目的の首輪、おやつも豊富でした。
魚や鳥、ハムスターはどうでしたか?
ストリートビューで確認できる通りでした。日本と変わらず販売され、魚の購入を迷っているのか、数人が興味深そうに見ていました。犬猫がいない以外は全く日本と変わりません。まるで偶然今日だけ犬猫がいなかっただけのような気持ちになるほどでした。
ペットショップを見て回って感じたこと
イギリスのペットショップを見て回って感じたことをまとめると、イギリスではペットといえば犬という認識が強く、猫よりも犬グッズ、ドッグフードの方が多かったですね。そしてドッグフードは15kgと大容量のものがよく売れていて、キャットフードは2kg前後が一番売れているようです。猫用の大きな袋は見つけられませんでした。
日本と同じくイギリスでも運動不足を考え、遊びながら時間をかけて食べさせることが流行っているようです。迷路状になっているフード皿や、布のおもちゃの中に隠して探して食べさせるもの、紹介したKONGのようにデンタルケアもしながら食べるもののように趣向を凝らしたものが多くありました。反面、猫のグッズはそれほど日本と変わった印象は受けませんでした。
そしてハロッズも情報通り生体販売を中止していたこともあり、犬猫が販売されているところは確認できませんでした。私達が犬猫を迎え入れる方法を確認できたのは動物愛護施設だけでした。
カナガンは実際に人気のある商品で、イギリスではグレインフリーがいいという流れになったという話も聞くことができ、各社から販売されているということも確認できました。
実際に見てきた話が聞けてとても参考になりました!犬猫が販売されていないという前情報も完全に間違っているわけでもないんですね。そしてロイヤルカナンやオリジン、カナガンなど日本で売れているものはイギリスでも人気があって日本にも入ってきているんですね。なんとなく安心しました。
まとめ
- ペットといえば犬と猫だが犬の方が主流
- 遊びながら時間をかけて食べさせることが流行っている
- 生体販売は見当たらず
- グレインフリーが人気になってきている
ヨーロッパのペット事情を見ていると、いずれ日本にも入ってきそうな流れが多く見られますね。海外旅行などの際には意識してみてみるといいかもしれませんね!