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魚ってミネラルが多い?
海水で育つ魚介類はミネラル、塩分が多いイメージがあるかと思いますが、以下を確認してください。
実はほとんど違いがありません。アトランティックサーモン(たいせいようさけ)と鶏肉を比較すると大体同じであることがわかります。
アトランティックサーモン 100gあたり(たいせいようさけ/養殖/皮つき/生)
| 成分名 | |
|---|---|
| 水分 | 62.1g |
| たんぱく質 | 20.1g |
| 脂質 | 16.5g |
| 炭水化物 | 0.1g |
| 灰分 | 0.1g |
| 食塩相当量 | 0.1g |
| ナトリウム | 43mg |
鶏肉 100gあたり(むね/皮つき/生)
| 成分名 | |
|---|---|
| 水分 | 62.6g |
| たんぱく質 | 19.5g |
| 脂質 | 17.2g |
| 炭水化物 | 0g |
| 灰分 | 0.7g |
| 食塩相当量 | 0.1g |
| ナトリウム | 31mg |
鶏肉 100gあたり(もも/皮つき/生)
| 成分名 | |
|---|---|
| 水分 | 62.9g |
| たんぱく質 | 17.3g |
| 脂質 | 19.1g |
| 炭水化物 | 0g |
| 灰分 | 0.7g |
| 食塩相当量 | 0.1g |
| ナトリウム | 42mg |
細胞に含まれる塩分濃度には限界がある
海水の中で育つため、魚は塩分が多いように考えられがちですが、海水魚は体内の塩分をエラや尿から排出し、細胞内に含まれる塩分濃度には限界があります。
このため、個体差はどうしても存在しますが、基本的には魚と鶏肉、牛などペットフードに使用される動物性原材料の塩分濃度には極端な違いがありません。
また、栄養成分に細かい違いはありますが、大きく見れば水分量、たんぱく質量、脂質は近いものがありますので、ペットフードの原材料としても使いやすく、調整可能な範囲です。
調理法の違いによる塩分の違いはある
上記はペットフードの原材料として使用する場合です。塩鮭のような加工食品、調理済み食品では塩分含有量が高いものもありますので、自身で調理して与えたいと考えている場合には注意してください。





