ファインペッツ突然の破産による極キャットフードの代替品探しについて。届かない人必見です

最近ファインペッツの株式会社エブリワンズ様が閉業(破産)され、しかもホームページでの報告などもなく突然届かなくなったとのことで、弊社宛にファインペッツのユーザー様からご相談をいただくことが大変多くなっています。といいますかもう毎日何件もご相談をいただいています。

ファインペッツ製品は他社では類を見ない超高たんぱく質製品ですので、代替品を探されている方は難儀されているのではないかと思います。ここでは前もってご参考いただけるように、弊社エリザベスキャットフード サーモン、ロニーキャットフード チキンとファインペッツ社の商品の類似点を紹介したいと思います。近しい部分も多いと思いますので、ご納得いただければ是非お試しいただければと思います。

ファインペッツは生産国がオーストラリア、オランダ、スペインと3回変わっていますので、最後のスペイン産で確認していきます。

こちらはキャットフードの記事ですので「ドッグフード」は以下へ。
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ファインペッツ突然の破産による極ドッグフードの代替品探しについて。届かない人必見です

キャットフード極 KIWAMI ULTIMATE FORMULA

  • アヒル肉、鶏肉、魚肉(イワシまたはニシン)
  • アヒルや鶏はケージフリー
  • 肉原材料8割
  • pH6.3で調整
  • 肉類の副産物(バイプロダクツ)、化学合成された添加物、人工香料、着色料、保存料は不使用
  • フラクトオリゴ糖やマンナンオリゴ糖などのプレバイオティクス配合
  • AAFCO (米国飼料検査官協会)FEDIAF(欧州ペットフード工業会)の2つの認定を受け、世界に認められた理想のペットフード

AAFCOやFEDIAFは認定機関ではないので、認定を出すことがありませんので、ホームページに記載があった2つの認定を受けたという記述は事実と異なる可能性があります

原材料

魚類(イワシまたはニシン)、鶏肉、全粒米、アヒル肉、ポテト、エンドウマメ、ビール酵母、ピートバルブ、鶏脂、サーモンオイル、リンゴ、チコリルート(フラクトオリゴ糖)、天然酵母(マンナンオリゴ糖)、海藻類、グルコサミン、ユッカシジゲラ、クコの実、コンドロイチン硫酸、ターメリック、フェンネル

※魚肉、鶏肉共に、生肉原材料を使用

栄養成分

粗蛋白質 29%、粗脂肪分 16%、粗繊維質 2.5%、灰分 6%、水分 8%、オメガ6 2%、オメガ3 0.8%、カルシウム 1.3%、リン 0.9%、代謝エネルギー量 395kcal/100g

ビタミン・ミネラル(1kgあたり)

ビタミンA 28,000IU、 ビタミンD₃ 1,000IU、 ビタミンE 350IU、 タウリン 1,500mg、 L-カルニチン 150mg、 銅(銅アミノ酸キレート) 10mg、 マンガン(マンガンアミノ酸キレート) 54mg、鉄(鉄アミノ酸キレート) 40mg、 亜鉛(亜鉛アミノ酸キレート) 120mg、 ヨウ素(ヨウ化カリウム) 4mg、 セレン(亜鉛-Lセレノメチオニン) 0.1mg

一日当たりの給餌量の目安

幼猫用参考給餌量

月齢体重(kg)1日辺り(g)
4ヶ月未満0.5-1.531-66
4-9ヶ月1.5-4.057-111
9-12ヶ月3.0-5.078-110

成猫用参考給餌量

体重(kg)1日辺り(g)
230-40
339-52
447-63
555-73
662-83
769-92
875-101

ファインペッツの設計給与量がやや少なめ

4kgの猫のライフステージが避妊去勢ありの場合、一般的な計算式での必要カロリーの基準が237.58kcalとなっています。

ファインペッツ 極

キャットフード極 KIWAMI ULTIMATE FORMULAを総合栄養食として考慮した場合、4kgの成猫時の給与量中央値が55g程度ですので、100g中395kcalの極で給与量が55gの場合、摂取カロリーは217.25kcalとなりますので、少しカロリー抑えめ(-20.33kcal)に計算されています。ただ中央値なので、増減ができますから概ね丁度良いと言えます。

ロニーキャットフード チキン

弊社のロニーキャットフード チキンの場合、成猫4kgの給与量中央値が59gです。410kcal/100gの商品ですので、計算上は摂取カロリーが241.9kcalとなり、基準とほぼぴったり(+4.32kcal)に計算されていることがわかります。こちらも増減ができますからより細かく調整が可能です。

エリザベスキャットフード サーモン

エリザベスキャットフード サーモンの場合、成猫4kgの給与量中央値が63gです。381kcal/100gの商品ですので、計算上は摂取カロリーが240.03kcalとなり、基準とほぼぴったり(+2.45kcal)に計算されていることがわかります。こちらも増減ができますからより細かく調整が可能です。

比較表

成猫4kgの場合総合栄養食の基準との差評価給与量
総合栄養食の基準(避妊去勢あり)237.58kcal0
ファインペッツ 極217.25kcal-20.33kcal中央値なので調整可能。ちょうど良い。55g
ロニーキャットフード チキン241.9kcal+4.32kcal中央値なので調整可能。ちょうど良い。59g
エリザベスキャットフード サーモン240.03kcal+2.45kcal中央値なので調整可能。ちょうど良い。63g

KIWAMI ULTIMATE FORMULA(極アルティメットフォーミュラ)とロニー、エリザベスキャットフードとの比較

成分比較

成分ファインペッツ 極エリザベスキャットフードロニーキャットフード
粗たんぱく質29%36%36%
粗脂肪16%16%20%
粗繊維2.5%4%3%
粗灰分6%8.5%8.5%
オメガ6脂肪酸 2%3.4%3.5%
オメガ3脂肪酸0.8%0.7%0.6%
カルシウム1.3%1.0%1.0%
リン0.9%0.9%0.8%
カロリー100gあたり395kcal381kcal410kcal

エリザベスキャットフードは原材料も魚主体のため、ファインペッツ極によく似ていると思います。ロニーは比較すると脂質が少し高めです。

原材料比較

ファインペッツの訴求点ファインペッツ 極ロニーキャットフードエリザベスキャットフード
主要原材料魚類(イワシまたはニシン)、鶏肉鶏肉サーモン、ニシン、鶏肉
肉の素材生肉生肉、ディハイドレイテッド(以下、脱水)チキン生魚、脱水サーモン、脱水ニシン、脱水チキン
ハーブ、野菜ポテト、エンドウマメ、ユッカシシゲラ、リンゴ、タイム、カモマイル、フェンネル、エキナセアエンドウ豆、ジャガイモ、亜麻仁、チコリ、ビルベリー、カウベリー、ペパーミント、タピオカ、リンゴ、ヒヨコ豆、ニンジン、トマト、シナモン、ムラサキウマゴヤシ、ローズヒップ、カモミール、イラクサ、アニス、フェヌグリーク、マリーゴールド、ユッカシジゲラ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、クランベリー、スピルリナ、パセリ、ナシ、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ、サツマイモグリンピース、ジャガイモ、サツマイモ、チコリ、亜麻仁、リンゴ、ニンジン、ビルベリー、カウベリー、ペパーミント、タピオカ、ヒヨコ豆、トマト、シナモン、ムラサキウマゴヤシ、ローズヒップ、カモミール、イラクサ、アニス、フェヌグリーク、マリーゴールド、ユッカシジゲラ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、クランベリー、スピルリナ、パセリ、ナシ、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ
プレバイオティクスフラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖マンナンオリゴ糖マンナンオリゴ糖
皮膚、被毛フィッシュオイルフィッシュオイル、亜麻仁フィッシュオイル、亜麻仁

主要原材料

極は魚主体なのでエリザベスキャットフードが近い構成です。また極は生肉をフレッシュなまま使用して工場で加工としていますが、この場合、加工で水分が大幅に減ってしまうので、加工後は全体に対する割合が減ってしまいます。乾燥肉やディハイドレイテッドサーモンやチキンの方が栄養が凝縮されている一面があるため、加工による変化が少なく、成分値を一定に保つ効果が期待でき、安定した商品に繋がります。

エリザベスキャットフード、ロニーキャットフードでも生肉を使用していますが、上記の通り加工によって水分が減ると割合が減るので、ディハイドレイテッドサーモンやチキンを併用しています。

ハーブ

極はFRESH HERBを売りにし、ユッカシシゲラ、タイム、カモマイル、フェンネル、エキナセアといった食材が使われていますが、ロニーキャットフード、エリザベスキャットフードの種類は圧倒的です。種類が多ければ良いというわけではありませんが、総合してもロニー、エリザベスに軍配が上がるのではと考えます。

皮膚被毛や関節への配慮

これらは使用している原材料が近いので配合量まではわかりませんが、構成としてはロニー、エリザベスの方が配慮しているように見受けられます。

圧倒的に違う価格

全体的に方向性はエリザベスキャットフードがだいぶ近い傾向にありますが、圧倒的に違うのは価格です。

  • ファインペッツ 極 8,900円(税込)/1.5kg
  • エリザベスキャットフード 4,686円(税込)/1.8kg
  • ロニーキャットフード 4,477円(税込)/1.8kg

エリザベスキャットフード、ロニーキャットフードはこの食材と量ではとても安い

エリザベス、ロニーは内容量が多いにも関わらず半額近い価格です。

マッサンペットフーズでは発売以来、原材料購入先の再選定や1回で作る量を限界まで増やしたり、極力小袋を作らないことなどで必死に値上げをしない取り組みをしています。発売開始からコロナ禍や戦争によって原価が数倍になっていますので、大変厳しい状況ですが限界まで価格をキープしています。現在の世界情勢、超円安の状態でエリザベス、ロニーキャットフードがこの価格であれば大変安いと思います。為替や貿易費用がかからない国内産でもこの食材と量でこの価格はなかなか出せないのではないでしょうか。

ではファインペッツ 極が極端に高いかというと、現在対ユーロで過去に類のない更なる円安が進行していますので、極端に高価格というわけではないが高いといったところでしょうか。私たちは10年近く前に契約した最初の価格がありますので、そこから徐々に原価が上がっていきましたが、ファインペッツは何度も工場を変更していますので、その都度工場と新規に契約したことで原価が高くなってしまい、販売価格も高騰したのではないかと思います。

上記よりロニーキャットフードと特にエリザベスキャットフードはおすすめできる代替品と言えるのではないかと思います。

他のキャットフードでも同じように比較してみると良いと思います。

エリザベスキャットフードはこちら

ロニーキャットフードはこちら

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新婚さんで妊娠中。子どもができたことをきっかけに家族の健康について考え、10歳を超えた愛犬愛猫の健康も考えるようになった。現在犬猫の食事について勉強中!

エノおじさん

10匹以上の猫を飼っているお酒が好きな元気なおじさん。大量のキャットフードを購入することもあり、安価でありながら安全なキャットフードを探している。
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