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ペットフードにおける加工とは
加工食品は体に悪いというイメージが先行し、加工されたペットフードが体に悪いという誤った認識を持っている方も少なくありません。
これは主に防腐剤や酸化防止剤などのうち、化学的な添加物のイメージが強いためではないかと考えています。

加工といわれると防腐剤や酸化防止剤のイメージありますね…
ペットフードにおける加工とは原材料を細かく刻んだり、混合したり、調理したり、乾燥したり、冷蔵したり、冷凍したりすることで、最終的に安全で犬猫、他動物の栄養を満たし、美味しく、食べやすくすることを意味しています。
ビタミンやミネラル、プレバイオティクスやオメガ脂肪酸、防腐剤、酸化防止剤などを添加することも含まれます。
そのどれもが犬や猫にとってより安全で食欲をそそる食品にするために必要な工程、役割を担っています。
加工の種類の例
- 食材を刻む
- 混ぜる
- 煮る、焼く、蒸すなどの調理
- 乾燥する
- 冷蔵・冷凍する
- 添加する
犬種や猫種、年齢、ライフスタイルなどに合わせることができる
特に犬の場合は犬種や年齢によって体の大きさが何倍も違います。また、犬も猫も種類によって毛の長さも筋肉量も違いがあり、かかりやすい病気などにも違いがあります。
より厳密に合わせていくためには加工が必須です。
カロリーやビタミン、ミネラルなど基本的要素の調整の他、大型種に合わせてたんぱく質量を増やしたり、長毛種に合わせて食物繊維量を増やしたり、子猫、子犬用にカロリーを多めに設定することもあります。
こうすることで年齢やライフスタイルに合わせた食事を作ることができます。
消化性、吸収率を高める
食材が食材のままでは多くの場合で消化性が高くありません。すると吸収率も低下し、食べている量に対して摂取できる栄養素量が低い、または単純に食べにくい、食べられないという事態を招くことになります。
これを避け、消化性、吸収率を高めるために加工を行います。例えばお米はそのままでは固く食べることができません。加熱して糊化することで柔らかくなり、食べることができる状態に変化します。
加工によって消化性が向上することで給与量、栄養摂取量が意味を持つようになります。
例えばお米100gには77.6gの炭水化物が含まれていますが、消化吸収することができなければ、折角お米100gを食べてもそのほとんどを栄養素として取り込むことができません。
安全性を高める
ドライフードでは主にエクストルーダーという加工方法が用いられます。
加圧、焼成、乾燥などのプロセスにより、細菌、病原菌を除去することができ、製造後の商品の安全性や安定性が確保されます。
加工は、食中毒を引き起こしたり、腐敗や酸化によって賞味期限が持たない商品となることを避ける大切な要素のひとつです。

いわゆる調理工程も加工ですね!
見た目の均一化
動物はとても注意深い生き物です。見た目が違うだけで食べなくなるケースも珍しくありません。
加工による見た目の均一化は犬猫にとって安心感につながり、不要な警戒心をなくし、食事の時間を楽しいものにすることができます。
反対に、ちょっとした色や形の違いを取り入れることで適度な変化、刺激を与えることもできます。
謝ったイメージを持たないように注意しましょう
ペットフードを選択する上で、飼い主(ご家族)による過剰な考えは選択できる幅を減らし、結果的に愛犬、愛猫のQOLを下げてしまう場合があります。
日本にはペットフードに関する法律があり、原則として犬猫が食べても問題ないものしか販売されていません。
添加物についても使用していいものを使用して良い量の中で使用されています。嫌われる防腐剤も安全とされた量で意味を持って使われていますので、それぞれの意味を考えた上で、必要かどうか正しい知識を持って選択できるとよいでしょう。





