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愛猫が太った!
日本の飼育環境では家の中で食べて寝ているだけの猫が多いかと思います。決して広くない家も多いのではないでしょうか。
私が高校生の時に拾って18歳まで生きた愛猫もかなり太っていました。その時に猫のダイエットの難しさを知りました。猫に「運動してくれ」と言ってもしてくれる訳でもなく、「痩せてくれ」と言ってもキャットフードはしっかり食べます。毎日日の当たるところでゴロゴロしています。
私の家も狭いので食べてるか寝てるかですね…
全く同じ環境で暮らしていたもう一匹の猫は健康的な体だったので、猫が太るか太らないかは猫自身も関係していると思います。ともあれ太った1匹の愛猫は10kgを超えていて常にダイエットを意識していました。
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猫のダイエット方法
まずは太らせないことが一番大切
一番の方法は「太らせない」ことです。ダイエット方法ではなく予防ですが、太らせなければ太らない、太ったことに気付いたらすぐ原因を改めることで多くの猫は太らずに暮らしていけると思います。
そのためには愛猫のことをよく見ていてあげてください。
本当に太ってしまうと自分のお尻も舐められなくなります。
猫は太ることでプラスになることはないんですね。
太ったことに気付いたらすぐに原因を特定
猫はもちろん、飼い主も愛猫が太っていることに気付かないことがあります。また太った猫が可愛くて、溺愛している間にどんどん太っていくというケースも。
確かに毎日見ていると、明らかに太らないと気付けないかも…
もし太り始めたことに気付けたらすぐに原因を特定します。カロリー過多なのか、食事ではなく運動不足なのか、病気なのかです。
多くの場合はカロリー過多に当たると思います。また筋肉が落ちたり、年齢を重ねて代謝が悪くなっている可能性もあります。肥満に繋がる病気であったり、歳を取ってきたことが原因かと思っていたら、実は足腰などを痛めていたなんてこともあります。
キャットフードでダイエット
猫は本当にダイエットを嫌がるので、食事から考えるのが最も一般的で簡単な方法ですね。
ダイエットキャットフードはどのメーカーも出しているくらいよく売っていますね。
- 避妊、去勢した猫の体重管理用
- 肥満傾向の猫用
- 低脂肪タイプ
どれもカロリー、脂質を抑えたものです。炭水化物の摂取量に注目した製品もあります。
これらに加えて腸内環境改善によるダイエット効果を狙ったものや、その効果を上記フードに入れ込んだものなどもあります。
ダイエットキャットフードでしっかり痩せられますか?
ダイエットキャットフードは効果が出るのにとても時間がかかります。ダイエットキャットフードでも結局量を食べさせれば痩せるどころか太ってしまいます。
おやつも控えなくてはいけません。こうした長い努力が続かないケースも非常に多く、効果を感じないと考えている人も多いようです。
しかし一般的なキャットフードよりは効果が期待できるので、用法用量を守って与えてみてください。
ウェットフードを併用
おやつを欲しがったり、キャットフードが足りない場合は我慢させるしかありませんか?
そんな時は猫缶などウェットフードを併用してください。ウェットフードは80~90%が水分です。しかし猫にとってはご馳走。もちろん余計なものが入っていないナチュラルな猫缶などで、ダイエットキャットフードで満足できないお腹を満たしてあげるのも手です。水分もしっかり取れて効果的です。
ただ最近は総合栄養食のウェットフードも増えてきました。これらを与えると、ドライフードの総合栄養食に更に総合栄養食のウェットフードを足すという形になってしまいますので、できるだけ栄養がないウェットフードを与えていただくことをおすすめします。
運動は運動していることを猫に気付かれないことがポイント
本来は全身がしなやかな筋肉の猫。しかし狭い環境で毎日食べて寝ていれば筋肉が落ち、動かなくなり、新陳代謝も悪くなってしまいます。この悪循環を止めるためには適度な運動が必要です。
猫のダイエットではダイエットをしていると気付かれないようにすることがポイントです。
必ず通る場所に障害物を置こう
キャットタワーなどを置くのは場所も取りますし、使わなかったらと思うとなかなか購入できません。
そこで毎日必ず通る場所に障害物を置いて、それを乗り越えなければいけないようにしてしまいましょう。
例えば固めの段ボールなどで膝下位の障害物を作り、部屋の出入り口に置きます。人間もまたがなくてはいけませんが、猫にとっては軽くジャンプする程度の運動になります。
食事場所を障害物で囲う
食事の時間も効果的です。障害物を超えなければ食べられないように、猫が嫌がらない、無理のない範囲で食事場所を囲ってあげます。
食べるために飛び越える必要があるので無駄食いも減ります。
ただし水だけは簡単に飲めるように、障害物に囲まれた食事場所以外にも置くようにしてください。
ボールやおもちゃは長続きしないので、とにかく猫の行動を妨げるようにするのがポイント
猫に運動をさせるのに失敗した方法はありますか?
失敗しがちなのが、ボールやおもちゃ、キャットタワーを設置することです。
猫は必要な時にしか狩りを行わないので、おもちゃはすぐに飽きてしまいます。また、人間の方が疲れたり飽きて続きません。
キャットタワーはとても立派で上り下りしてくれればいいのですが、太った猫にはただの居心地のいいエリアになっているか、見向きもしない場合が多いのではないでしょうか。
猫にとってやらなければいけない行動を、無理のない程度で妨げて運動させるようにするのがポイントです。
まとめ
- 太る前に予防が大事
- 太ったことに気付くことが大事
- 太ったらその原因を特定
- ダイエットキャットフードとウェットフードを活用
- 運動は必要な行動を妨げるようにするのがポイント
- なるべく嫌がらないように、気付かれないようにダイエット
猫のダイエットは肥満傾向の猫用キャットフード、ウェットフード、そして猫に気付かれないように運動してもらうのが効果的だそうです!この運動は試してなかったので私も是非試してみたいと思います。