イエネコの起源を探る。現代に生きるイエネコに最も近いDNAをもつ猫科の動物はリビアヤマネコだった。

本日のテーマ

  • キャットフードのことを考える上で、猫がどんな動物なのかを知っておかなければいけません。今の猫につながる家畜化の起源と歴史を教えてもらいたいと思います。

1.

猫の祖先種はリビアヤマネコ


  • 猫の祖先種はリビアヤマネコと言われています。分子系統学などでもある程度裏付けられています。

    祖先種の猫科の動物はアジアから派生し、地殻変動などで地続きになったり、海面が低くなった時にアフリカやアメリカへ移動したとも言われています。その時期は100万年前とも400万年前とも言われており、先に話したキプロス島の話でも9,500年前なのでずっと昔の話になります。

    この世界に散らばった猫科の動物で中東に戻ったうちの小型の猫科の動物がイエネコの祖先といわれています。ここから長い年月をかけて変化していき、現代に生きるイエネコにDNAが最も近い猫がリビアヤマネコであったことからリビアヤマネコが祖先と考えられています。

    種類は人間がつけたものですから、元々は長い間に世界中の気候などに対応するために少しずつ変わっていったり、自然と掛け合わさって種類が増えていったんですね。

  • 猫科の動物の起源はアフリカではなくアジアなんですね!
  • 化石が見つかっていないだけで、もしかしたらアフリカにもいたかもしれませんよ。
2.

猫が飼育された起源


  • 猫の飼育は3,600年前の古代エジプトから

    猫が飼育され始めたのは3,600年前の古代エジプトからと言われています。

    昔から人間が貯蔵している穀物をネズミが食べてしまうことは問題となっていて、日本でも高床式倉庫の足の部分にねずみ返しをつけていたり、グアムのラッテストーンもねずみ返しとして使われていたと言われています。

    こうして人間はネズミと戦ってきたのですが、古代エジプトで穀物を狙うネズミや小動物を求めて猫が人間に近づいてきたことが、飼育された始まりと言われています。

    9,500年前の中東からという説も

    今はネズミを捕食しているところを見ることはなかなかありませんが、「猫がネズミを食べる」ことが猫を飼う大前提だったわけです。古代エジプトの定説が後押しした部分もあるかもしれません。ところが最近では地中海に浮ぶキプロス島でお墓から猫の骨が発掘されたことから、9,500年前の中東から始まったのではと言われています。

    昔のことなので化石など残っている事実からしか判断ができないので、あくまでエジプトで飼われ始めた事実が残っていたというだけなんですね。古代エジプトが起源と証明されていた猫が書かれている絵画は3,600年前のものと考えられていますので、9,500年前となると古代エジプトよりも随分昔から飼われていたということになります。

    世界への広まり

    犬は人間との距離も近く、番犬や猟犬として重宝されていて、穀物を育てる前から飼われていたといわれていますが、猫が飼われるようになったのは農業が発達し、穀物を貯蔵するようになってから。

    しかもネズミは伝染病を媒介する害獣として問題になっていましたから、ネズミを食べてくれる猫がいることで疫病の予防にもなっていきました。

    こうして農業が発達する地域が増えるにつれ、猫も飼われるようになっていきます。日本にも同じく穀物を守る番人として船でやってきたといわれています。

3.

猫がペット(愛玩動物)になった流れ


  • 猫が穀物の番人として人間に飼育され始めたことはわかりました。ではどうやって今みたいなペット(愛玩動物)になったんですか?
  • 人間を恐れない猫が王族に飼われ始めた

    諸説ありますが、古代エジプトでは猫は穀物を守ることやその愛くるしさ、魅惑的でしなやかな体つき、美しさから聖獣として大変丁寧に扱われていました。

    その中でも多様性と柔軟な適応力のあるリビアヤマネコの中で、人間を恐れず、ストレスでショック死したり暴れない個体が王族のペット(愛玩動物)として飼われるようになりました。これらの猫が繁殖し、猫はライオンの代わりに崇拝され、殺したりいじめたりすることも法律で禁止されるほどに扱われた結果、飼育されやすい個体が増えていきます。

    やがて穀物の番人としてローマ帝国に渡りましたが、ローマの貴族も同じようにペットとして大切にするようになりました。やがて大航海時代になると穀物を害獣から守るために猫を船に乗せ、伝染病からも守られていました。これが猫のペットとしての始まりと言われています。

    現在も本当の意味で家畜化はできていないと言われている

    しかし猫は今でもまだ形態的にも生態的にも野生を残したままであり、本当の意味では家畜化されていないという意見もあります。

4.

現代の猫も適応力、柔軟性が高い


  • 猫科という科目から小型の猫がルーツのように感じてしまいますが、実際にはイエネコの誕生はずっと後の話なんですね。このように、イエネコが大型の猫科の動物から派生したことを考えれば長い年月の中で今の形になったことがわかると思います。

    適応力の高いリビアヤマネコが飼育され初めてから現代のイエネコになるまでにもその適応力は発揮され、柔軟に現代に対応しています。室内飼いされている猫や、室内外を自由に行き来し、様々な家で飼われているような状態の猫、野良猫、農村や漁村で縄張りを重複させてまるで猫村のように集団で生活している猫など、同じ猫であっても多くの環境に適用して生きています。

  • 野良猫は環境さえあれば徐々に野生に戻っていく

    反対に、野良猫は野生が復活してヤマネコのように戻っていくことはないんですか?

  • オーストラリアでは野良猫が野生化し、同じく野生化したウサギを捕食しています。これは野生の暮らしを復活させることにつながり、年々ヤマネコの暮らしに近づいています。

まとめ


  • 猫の祖先はリビアヤマネコと言われている
  • ネズミを食べて穀物を守ることがわかって飼育されるようになった
  • エジプトの王族が大切に飼い始めたことがペットとなった始まり
  • 現代の猫も適応力、柔軟性が高い

  • 猫が本当に野生の種族だってことが伝わってきました!それにしても人間にとっていいことばかりの動物だったというのも凄いですね!

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