キャットフードと残留農薬について。農薬の種類や上限値、考え方について解説

本日のテーマ

  • 猫が家族という認識が当たり前になったことで、自然派食材を使用したキャットフードが増えました。次に気になるのが残留農薬だと思いますので、ここで学んでいきましょう。

1.

キャットフードと残留農薬


  • ヒューマングレード、自然派キャットフード、ナチュラルキャットフード、無添加、安心安全など安全をアピールした商品が増えています。

    このためなのか、最近では農薬の使用可否に関する質問が増えてきました。

  • 確かに無添加とか自然派キャットフードと聞くと農薬と結びつきそうな気がしますね。
  • 上記のアピールと農薬は全く関係がありませんので、ここでわかりやすく説明してみましょう。

    合わせて以下も参考にしてみてください。

    ナチュラルキャットフードとは?ナチュラルのイメージと実際の差。ナチュラルが猫にいいという幻想

     

2.

農薬とは


  • 農薬とは、農作物や観賞用植物など人が育てている植物に発生する害虫や病気を退治したり、雑草を除いたりするために使われる薬剤などのことです。日本で使ってもよい農薬は、人の健康や環境への影響などについて確かめられ、国に認められたものだけです。農薬は、農作物や観賞用植物以外に、ゴルフ場や公園の芝生、街路樹などにも使われます。

    参考:農薬ってなに? 農林水産省

    農作物に使用されるものでもあります。農作物を守るために使う農業用の殺虫剤も含まれます。

    農薬の種類

    • 殺虫剤
    • 除草剤
    • 殺菌剤
    • ダニ剤
    • 殺線虫剤
    • 土壌消毒
    • 展着剤
    • 植物生長調整剤
  • 殺虫剤と聞くと残留農薬が気になりますね…
3.

残留農薬について


  • 残留農薬とは作物を育てる際に使用した農薬が、収穫以降も残留している農薬のことです。

    農薬は、農作物・微生物による代謝や日光によって分解されたり、風や雨に流されたりするので、使われた農薬がそのまますべて農作物に残るわけではありません。

    残留農薬

    参考:農薬について知りたい方へ(コラム)

    上記の通りで原材料には少なからず残留農薬があります。その量は非常に少ない量であり、残留農薬の残留量まで計算され、使い方まで義務として定められています。

4.

農薬アレルギー


  • それでは猫にとっても安全なんでしょうか?
  • 安全かという点においては実験する訳にはいきませんので、統計を確認していくことになりますが、世界で販売されているドライのキャットフードのうち、オーガニックは1割にも満たないと思います。数パーセントではないでしょうか。
    つまり世界中の猫がオーガニックではない、農薬を使用した原材料で作るキャットフードを食べています。しかし規則を守って農薬を使用した原材料を使用したことで猫の体調に影響があったとされたことは一度もありません。
  • これは人でも同じですよね。
  • アレルギーの症状

    体調に影響がある場合は農薬アレルギーである可能性があります。こうした場合にはオーガニックだけが唯一の選択肢になります。

    農薬アレルギーは本当に大変なことです。人であれば外食はほぼ不可能となります。猫も食べられるものが相当限られてしまい、なくなったから代用品を食べさせるということはできません。

    猫の場合で農薬アレルギーがわかるのはアレルギーを探す最後の方になりがちです。まずは普段食べているものの中で肉類など主要タンパク質から疑っていきます。

    ひとつのアレルギー原因物質を除去するだけでもかなりの時間がかかりますが、ひとつずつ潰していって、それでも変わらない場合にオーガニックを試してみることで農薬アレルギーであったことに気付くという流れです。

  • 飼い主も農薬アレルギーだとはなかなか思いませんよね…
  • 症状としては他のアレルギーと症状は変わりませんので、皮膚の炎症などが見た目にわかるものとなります。しかし実際には腹痛や倦怠感などが起こっている可能性がありますし、見えない症状がある可能性があります。
5.

ペットフードにおける農薬の上限値


  • キャットフードは食品(人用)としては扱われないため、食品と同等の基準とはなりませんが、ペットフード安全法によって5種の上限が定められています。

    物質上限値(μg/g)
    グリホサート15
    クロルピリホスメチル10
    ピリミホスメチル2
    マラチオン10
    メタミドホス0.2
6.

スーパーで売られている人用野菜


  • 私達はお肉や野菜を買うときにはスーパーで購入するかと思いますが、一部を除いた全ての食品に農薬が使用されています。

    スーパーで販売されている野菜などの食品を危険であると考えて購入する人はいないと思います。

    これと同じ食材を猫が食べるご飯、つまりキャットフードに使用されていたらどのように思うかということです。

  • それを危険というと食べるものがなくなってしまいますね…
7.

人と猫の許容量の違い


  • 人と猫では当然体の大きさが違います。このため、農薬の許容量には違いがあるものと思いますが、体の大きさから考えると、猫は人よりも摂取量が大変少ないので、摂取量を考えるとそれほどには違わないかもしれません。

    また上限値は安全係数をかけて算出されるので、体に問題のない限りなく少ない値に設定されます。

    これらを考慮すると猫に影響が出るということは考えにくいことではあるかと思います。

    ペットフードの添加物について。使用される主な添加物や利用方法、最大摂取量について

8.

農薬を使用していないキャットフード


  • 農薬を使用している原材料は米、ジャガイモ、サツマイモ、麦、豆などなんでもあります。私達が食べているもののほぼ全てです。
  • ほぼというと使っていない食品もあるわけですよね?
  • 例えば魚しか入っていない猫缶などは農薬が使われていません。使われていないというか魚なので使う場所がないということですね。

    ドライフードで考えるならオーガニックといわれる食材が農薬が使われていない食材となります。

    しかしオーガニックキャットフードといっても原材料の一部だけがオーガニックである場合がありますので、そこは勘違いしないように注意が必要です。

    オーガニックはただ単に農薬を使用していないというだけではなく、様々な決まりの上で成り立っています。詳しくは以下をご参考下さい。

    オーガニックキャットフードとは?有機栽培、無添加、グレインフリーの価格や選択する利点

     

    このように一般的に販売されているキャットフードはオーガニックではない食材が使用されていれば、農薬が使用されています。

    ヒューマングレード、無添加、高品質、ナチュラルなどの言葉はよく見られますが、これと農薬は別であることを認識しておきましょう。

     

まとめ


  • オーガニック食品でなければ農薬は使われている
  • 残留農薬の量まで考えて使用量が決められている
  • 人と猫の許容量はわかっていないが、問題が起こった実績はない
  • 農薬アレルギーは判明しにくい
  • 農薬を避けたい場合はオーガニックキャットフードの中でもオーガニック原材料100%に近いものを選ぶ
  • あキャットフードに使用されている原材料にはほぼ農薬が使用されていることがわかりました。しかしスーパーで購入できる普通の野菜と同じということですから、農薬アレルギーなど特殊な場合を除いて気にする必要はないように思いました。

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