猫は本当に庭に生えている危険な植物を食べる?身近で危険な植物を紹介

本日のテーマ

  • 身近に生えている植物で危険なものは?厚生労働省で発表されている「自然毒のリスクプロファイル」を参考に見ていきましょう。

1.

猫は本当に庭に生えている危険な植物を食べるのか


  • 「庭に猫が集まってきてご飯を上げたりしているのですが、特に整備している庭ではなく、雑草など様々な草や花が生えています。この子達が危険な草などを食べて体調を崩してしまわないか心配です」

    このような質問がありました。

    正直なところ、猫が食べたら危険と言われている草が庭に生えていたとして、今までに猫が死んでいたところを見たことがありますか?

  • ありません…
  • 猫もなんでもかんでも食べるわけではありませんから、庭に生えている草を食べて体調を崩す、死んでしまうといったことは可能性としてゼロとはいえませんが、限りなく少ないはずです。

    そうでなければ空き地や雑草地などでは猫がバタバタしているはずです。山の中なんてもっての他でしょう。

    答えとしては「ほぼ気にする必要はない」と言えるかと思います。

2.

猫が食べたら危険な草や花は?


  • 厚生労働省で発表されている「自然毒のリスクプロファイル」が大変参考になります。

    ご覧頂くとわかりますが、キノコは種類が多いです。

  • いわゆる毒キノコですね!
  • そして植物も多く存在します。自然毒のリスクプロファイルは人用ですが、毒物としては猫にも同様に適用できます。
  • 植物性自然毒のうち高等植物

    アジサイ、アマチャ、イヌサフラン、カロライナジャスミン、グロリオサ、クワズイモ、ジギタリス、ジャガイモ、シャクナゲ、スイセン、スノーフレーク、タマスダレ、チョウセンアサガオ類1(チョウセンアサガオ)、チョウセンアサガオ類2(キダチチョウセンアサガオ)、テンナンショウ類、ドクゼリ、ドクニンジン、トリカブト類、バイケイソウ類、ハシリドコロ、ヒメザゼンソウ、ベニバナインゲン、ユウガオ、ヨウシュヤマゴボウ

    ユリ目

    スイセン

    ユリ科:イヌサフラン、グロリオサ

    ヒガンバナ科:スイセン類、スノーフレーク、タマスダレ、バイケイソウ、コバイケイソウ

    庭や空き地に生えているものから考えてみます。

    まずはユリ目は中毒がありますので危険であると言われています。スイセンやスノーフレーク、タマスダレ、コバイケイソウ、イヌサフラン、グロリオサなどがあり、雑草地や空き地なんかでも生えていて、綺麗だなと思うことがありますね。

    スイセンやスノーフレークは人が葉をニラと間違えて食べて中毒になったことが毎年数件報告されています。

    猫は食べることはないと思いますが、飼い猫、イエネコの場合はなんでもカミカミする子がいますので、部屋に置くのは避けた方が良いかと思います。

    症状

    悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温など

  • ユリは花だけでなく、葉や茎にも毒性がありますので、カミカミは危険です。
  • ナス目ナス科

    ジャガイモの芽

    ジャガイモ、チョウセンアサガオ、キダチチョウセンアサガオ、エンジェルストランペット、ハシリドコロ

    ジャガイモ!と思った方もいるかと思います。

    これはよくいわれるジャガイモの芽に含まれるソラニンが中毒になります。皮が緑色になったものや、親芋で発芽しなかった芯が硬くなっているジャガイモも注意が必要です。世界中で食用として使われていますので、大きな問題になることはありません。

    症状

    嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害,痙攣、呼吸困難

  • ジャガイモは日常生活でよく使用すると思います。アサガオなども生活の中で人や猫に距離が近い植物ですので注意しましょう。
  • バラ目ユキノシタ科

    アジサイ

    アジサイ

    梅雨の時期は大変多く見られるアジサイ。

    私はアジサイのなんともいえない淡い色合いが大好きです。

    アジサイは毒性成分が明らかになっていませんが、古くから青酸配糖体が含まれていると考えられているようです。

    しかし実際に人が料理に添えられていたアジサイを食べて食中毒を起こしています。

    症状

    嘔吐、めまい、顔面紅潮

  • アジサイは人や猫に非常に距離が近い植物ですので注意しておいて良いかと思います。
  • バラ目ユキノシタ科

    甘茶

    アマチャ

    アマチャはアジサイと一緒に咲いているのでアジサイだと思っている方が多いのではないかと思います。分類学的にはヤマアジサイの一変種であるようです。

    これがお茶にされていて、薬用甘味剤にも収載され、有毒成分は一切報告されていないものの、時折甘茶を飲んで中毒になる事件が発生しています。

    症状

    嘔吐、悪心

  • お茶に出来るのに食中毒になる場合がある、原因のわからないひとつ。気にしておいてもいいでしょう。
  • リンドウ目マチン科

    カロライナジャスミン

    カロライナジャスミン

    私はカロナイナジャスミンという植物を知らなかったのですが、日本では園芸用でフェンスに絡ませての使用などがされるようです。

    中枢神経に作用し、特に呼吸中枢に対する直接作用があります。

    症状

    脈拍増加 、 呼吸麻痺 、 中枢神経刺激作用 、 血圧降下 、 心機能障害など

  • フェンス近くで行動する猫には注意ですね。
  • サトイモ目サトイモ科

    クワズイモ

    クワズイモ、テンナンショウ類

    クワズイモ、テンナンショウ類はシュウ酸カルシウムが含まれていますから針状結晶の刺激で中毒症状を起こすと考えられています。そもそも食べると口内で強い刺激を感じますのでなかなか食べないと思いますが、年に1、2件程度誤って販売されて食中毒が起こったりしています。

    また、テンナンショウ類のマムシグサなんかは赤くて小さいですがトウモロコシのような見た目で美味しそうなため、誤って口にしてすぐに腫れや口内のしびれなどが出てしまう場合があります。

    シュウ酸カルシウムは尿路結石の原因のひとつでもありますし、猫にとっても有害です。

    症状

    悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎など

  • クワズイモは以外と空き地、雑草が生えた売り地などに生えていたりしますので注意しましょう。
  • ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科

    ジギタリス

    ジギタリス

    ジギタリスは雑草のように野生化したものもあります。その上重傷になると心肺停止する可能性がある危険性があります。しかし食べること自体がなく、発生件数はほとんどありません。

    症状

    胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。

    ツツジ目ツツジ科

    シャクナゲ

    シャクナゲ類

    子どもの頃はツツジの密をよく吸っていましたので、ツツジ目ツツジ科ツツジ属の1グループ、シャクナゲ類が有毒であるということに大変驚きました。

    調べてみるとどうやら無毒のツツジと有毒のツツジがあり、一般的に公園に生えているものの多くは無毒であるが、有毒のものが使われている時もあるようです。

    一般の人には見分けが付きにくいようですので、ツツジの密は吸うのは辞めておきましょう。

    公園など至る所に生えているツツジは人や猫との距離が近いですので注意すべき植物であるかと思います。

    症状

    嘔吐、下痢、けいれん

  • これはもうチューチュー吸う位ですから、子どもの時の自分がラッキーだったと思うしかないですね…
  • セリ目セリ科

    ドクゼリ

    ドクゼリ、ドクニンジン

    ドクゼリは多年草なので1日中生えています。小川など水のあるところに生えますので、野草を取って食べる人以外は誤食することは少ないかもしれません。

    猫も水の中に入ってまでは食べないと思いますので、中毒になるケースは限りなく少ないでしょう。

    ドクニンジンは日本中に生えていて、北海道では牧草地への進入が見られるとのことで、注意が必要です。草、果実共に有毒です。

    かのソクラテスはこの毒で亡くなったそうです。

    症状

    嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害、痙攣、呼吸困難など

  • 植生からも猫が食べることはなさそうですね。
  • キンポウゲ目、キンポウゲ科

    トリカブト

    トリカブト類

    有毒として有名なトリカブト。重篤に至りやすい猛毒です。ニリンソウと間違えやすく、山菜を採る場合には注意が必要です。

    症状

    口、下、手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧低下、呼吸不全、死亡

  • 誰でも知ってる?魔のトリカブト。それほど身近なものでもありませんが、山などには普通に生えていたりしますので、気にかけておきましょう。
  • オモダカ目、サトイモ科

    ヒメザゼンソウ

    ヒメザゼンソウ

    クワズイモなどと同じくシュウ酸カルシウムが原因となる食中毒を引き起こします。多年草で湿った場所を好みます。

    猫はあまり接することのない草であるかもしれません。

    症状

    悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎など

  • 植生からも猫が食べることはなさそうです。
  • マメ目、マメ科

    ベニバナインゲン

    ベニバナインゲン

    種子は白花豆として食用ですが、完熟した乾燥豆は加熱調理を行わずに生で食べると消化器症状を起こします。

    白インゲン豆というと白花豆、手亡豆、白金時豆、大福豆のことを表すため、加熱調理を行わない場合白花豆を選んではいけない。煎る程度では種子の中心まで熱がいきわたらずに中毒します。

    しかし水に浸して柔らかくなるまでしっかり煮るといった通常の調理を行えば全く問題なく食べることができます。

    加熱で無毒化するのは原因がタンパク質(レクチン)であるからです。

    こちらも猫は食べることはないと思います。

    症状

    吐き気、嘔吐、下痢、腹痛

  • お豆…は猫は食べることはなさそうですが、おもちゃとして遊ぶことはありそうなので、加えさせないように注意したいですね。
  • スミレ目、ウリ科

    ユウガオ

    ユウガオ

    ヒョウタンの苦みが少ない食用として選別されたのがユウガオであるにも関わらず、高ククルビタシンを含むユウガオは中毒を起こす。食べられるだけに中毒件数は多い。

    猫はまず食べないと思いますので、あまり注意の必要はないかもしれません。

    症状

    唇のしびれ、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢

  • 植生からも猫が食べることはなさそうです。
  • ナデシコ目、ヤマゴボウ科

    ヨウシュヤマゴボウ

    ヨウシュヤマゴボウ

    鳥が食べるため、広範囲で雑草化している。ゴボウという名前がつく通り、根はゴボウにそっくりですが有毒である。また、美味しそうになる果実も有毒である。

    症状

    腹痛、嘔吐、下痢、延髄に作用すると痙攣、死亡

  • ゴボウ…猫は食べなさそうですね。

まとめ


  • 猫が自然の植物を食べて食中毒になることは非常に少ないと考えられる
  • 猫、人共に注意すると良い植物はアジサイ、アマチャ、イヌサフラン、カロライナジャスミン、グロリオサ、クワズイモ、ジギタリス、ジャガイモ、シャクナゲ、スイセン、スノーフレーク、タマスダレ、チョウセンアサガオ類1(チョウセンアサガオ)、チョウセンアサガオ類2(キダチチョウセンアサガオ)、テンナンショウ類、ドクゼリ、ドクニンジン、トリカブト類、バイケイソウ類、ハシリドコロ、ヒメザゼンソウ、ベニバナインゲン、ユウガオ、ヨウシュヤマゴボウ
  • そこら辺の野原に生えているものが予想以上に多くて驚きました。猫が食べてはいけないものの中でも身近なものを教えてもらうと、これからはそういうところにも目を向けてみようと思うきっかけになりました。

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