賞味期限が長いドライフードが腐らない理由。干物とキャットフードの水分含有率を比較

本日のテーマ

  • ドライフードは賞味期限が2年近くありますが、腐ったりしないんでしょうか?賞味期限の謎に迫ります!

1.

食べ物が腐る理由


  • 食べ物が腐るのは、食べ物についた細菌が繁殖し、食べ物を分解していくためです。

    細菌は温かくて湿度が高いところで活動的になり、繁殖していきます。

    これを抑えるためには温度も湿度も低い、乾燥した寒い場所に保管します。

  • そのための冷蔵庫ですね。
  • 最も目にしやすいカビ

    食べ物に限らず温度、湿度が高い場所に保管しておけば、なんでもすぐにカビてしまいます。

    カビと細菌は違うものですが、本来カビが生えてはいけない食べ物にカビが生えたら食べれなくなってしまいますね。

2.

腐りにくい食べ物は?


  • 腐らない、腐りにくい食べ物といえば干物に代表される乾物があげられます。

    干し椎茸や煮干し、するめなどです。これらが腐りにくいことは皆さん経験で知っているかと思います。

  • 私は干し椎茸が腐ったところを見たことがないです…(笑
  • 干し椎茸などの干物は腐りにくい

    干し椎茸などの干物はほとんど水分を含んでいないため、湿気の多く、温度の高い場所に保管していなければ何年経っていても食べられる場合があるほど保存性に優れています。

    魚の干物は腐りやすい

    魚の干物は干して水分を飛ばすことで栄養価が上がったり、風味が出る食べ物です。魚の干物がカチカチになるほど水分が少ないものは少なく、だいたいが1週間程度で匂いなどが出てきてしまいます。

    細菌が繁殖しにくい水分含有量にすることが大切

    ここで干物の水分量をみてみましょう。

    食品名水分含有量
    干し海苔8%
    干し椎茸9%
    キャットフード(ドライフード)10%以下
    乾燥わかめ12%
    ひじき13%
    干しバナナ14%
    干しぶどう14%
    切り干し大根15%
    煮干し15%
    乾燥あんず16%
    乾燥いちじく16%
    ほたての干し貝柱17%
    かんぴょう19%
    するめ20%
    干し芋22.2%
    ビーフジャーキー24%
    干し柿24%
    乾燥プルーン33%

    干したものが腐りにくいのは細菌が繁殖するための水分がほとんどないからです。

    上で例に挙げた干し椎茸は水分含有量が9%ほど。このように水分量が10%以下のものであれば、湿気が多く、温度の高い場所に置かなければ十分に保存が効きます

3.

キャットフード(ドライフード)の賞味期限が長いのは水分含有量が少ないから


  • キャットフードが腐らないのは、防腐剤などの添加物が大量に含まれているからだという情報がありますが、そうではなく、水分含有量が少ないからです。

    ペットフード公正取引協議会では、ドライフードの水分含有量は10%以下とされています。

    ドライフード

    製品水分10%程度以下のフード。水分含有量が13%以上では、カビが生えたりするので12%以下に保つ必要があり、安全性を配慮して多くは水分含有量10%以下の表示をしています。

    参考:ペットフード公正取引協議会

    このようにカビが生える環境も考慮し、10%程度以下とされています。実際に販売されているドライフードはこれに当てはめて作られ、7~10%程度になっています。

    未開封ドライフードの賞味期限が1年半~2年は決して長くない

    ドライフードは干し椎茸と同程度の水分含有量です。

    このような低水分食品が高温多湿な場所を避けて保管して未開封であれば、賞味期限が1年半~2年程度に設定されているのはそれほどおかしなことではありません

    もちろん開封後はできるだけ早く消費してくださいなどと書かれているかと思います。

4.

ドライフードは腐らなければ賞味期限が過ぎても食べられるのか?


    • これはとても多い質問ですね!
    • 正しい保管方法で数年経った干し椎茸が腐敗していなければ食べられるように(※自己責任)、ドライフードも未開封で正しい保管状態が保たれていてカビ、腐敗していなければ食べることは可能だと思います
    • しっかり保管していれば食べられるんですね!
    • ただし賞味期限を超えたドライフードには腐る以外の問題があります。

      それは年月が経てばどうしても経年変化が起こります。するとビタミンなどの栄養価も経年によって変化し、減ってきてしまいます

      賞味期限を超えるとパッケージに表示されている値を保証できなくなるため、賞味期限が設定されています。

      このため、食べることはできても、総合栄養食としての役割を果たせず、商品としては成り立たないということです。

    • 栄養価を保証できない食べものになってしまうということなんですね。
    • 食べられたとしても新鮮な風味が減って食べなかったり、食いつきが悪いかもしれませんね。
5.

酸化防止剤について


  • 食べ物が酸化すると風味や色味が悪くなります。中でも油脂分は酸化しやすく、キャットフードは脂を使用していますので、少なからず酸素に触れることで酸化していきます。

    この酸化を防ぐために酸化防止剤が使われます。

    このため酸化と腐敗は同意ではありません。

まとめ


  • ドライフードの賞味期限設定が長いのは水分が少ないから
  • 経年により栄養価の保証ができなくなるため賞味期限を設定
  • 保管は高温多湿を避ける
  • 開封後は早めに使い切る
  • 酸化と腐敗は同意ではない
  • ドライフードの賞味期限の長さが、干し椎茸と同じと考えるととても納得できました!ドライフードも干物も、その他の食べ物であってもカビや細菌が繁殖できる環境を作らないということが最も大切ですね。

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