魚を主原料にしたキャットフードについて。栄養バランスや価格などの特徴を解説

本日のテーマ

  • 魚を主原料にしたドライフードの栄養バランスや価格などの特徴を紹介してみました。国ごとに違う魚の種類など、鶏肉などとは違う一面がわかると思います。

1.

魚を主原料としたドライフードの特徴


  • サーモンやマグロを始め、魚を主原料としたキャットフードは多く存在します。特に日本では海に囲まれた国であることから魚系のキャットフードが人気です。

    ここでは魚を主原料としたキャットフードの特徴について解説してみたいと思います。

  • サーモン、マグロ(ツナ)、カツオ、ニシンなど色々な種類の魚が使われていますよね!
  • 魚を主原料としたドライフードの特徴は大きく3つです。

    • 価格が高い
    • オメガ3脂肪酸が多い
    • ナトリウムが多くなりがち

    価格が高い

    想像が付くかもしれませんが、肉類に比べて魚の方が供給が安定していないので価格も毎年違い、高価です。

    また、1kgの肉と1kgの魚を加熱調理して、それぞれ加熱後の量を揃えようと考えると、魚の方が非常に多くの量を必要とします。このため更にコストがかかります。

    感覚的には魚を主原料としたキャットフードは鶏肉を主原料としたものに対して1.5倍から2倍くらいのコストがかかりますが、販売価格はそれほど上げていない(上げられない)のが現状です。

  • 1.5倍から2倍もするんですか!
  • これが結構高いんですよね…私も初めて出してもらった時には驚きました。この工場だけかな?と思ったんですが、全体的に同じような傾向にあります。

    200~500円程度定価を高く設定しているメーカーも多いですが、これらも納得で、おそらく原価が高いからという理由かと思います。

    主となる原材料としては鶏肉が最も価格、供給共に安定していて使いやすいという話を工場スタッフに聞きました。

    オメガ3脂肪酸が多い

    肉を主原料とした場合はオメガ6脂肪酸が多くなりがちなことに比べ、魚を主原料とした場合はオメガ3脂肪酸が多くなりがちです。

    実はこの「魚を主原料とするとオメガ3脂肪酸が多くなる」という点が難しいところです。

    肉原料を主原料とした場合にオメガ6脂肪酸は多くなるとは言え、他の原材料によってオメガ3脂肪酸とバランスのとれる範囲内です。

    これが魚を主原料とした場合、オメガ6脂肪酸とのバランスをとりにくいほど、オメガ3脂肪酸の量が多くなってしまいがちです。

  • 結果的にバランスを取ろうとするとオメガ6脂肪酸も多く添加する必要があり、両方ともかなり多い数値になってしまうということですか?
  • 理屈上はそうなのですが、これが肉類なしでオメガ6脂肪酸をたくさん足すということがなかなか難しく、一筋縄ではいかないようです。

    このように私の経験からですと鶏肉など肉類に比べると魚の方がレシピを作るのに難航する傾向にあるように思います。

    ナトリウムが多くなりがち

    原材料の魚自体に塩分が含まれていますので、必然的にナトリウムの含有量が高くなりがちです。

    他原材料で調整ができないわけではありませんので、必ずしも高いわけではありませんが、獲れた時期などその都度原材料により影響を受けます。

  • 海にいてしょっぱくない魚なんてないですもんね。だからと言って真水でジャブジャブ洗うなんて考えられませんし…
  • でも刺身やお寿司を食べたことはあると思いますが、中身まで塩分が多いというわけではないんですね。つまり”魚介自体”が塩分が高いというわけではありません。なので多少の影響はあれど、キャットフードの主原料として使うことが可能なわけですね。
2.

魚の配合量が多いドライフードを作るのは難しい


  • 魚の配合割合がかなり高い場合はナトリウム、オメガ3脂肪酸の配合量がなかなか無視できない値になってきます。このため魚の配合量が非常に多いドライフードを作るには何かしら技術も必要になるのかもしれません。
  • オリジンの6フィッシュキャットはとんでもない魚の量なのにナトリウムは0.55%ですよね!
  • 私の知っている工場では作れなかったので、オリジンのレシピを実現する力といいますか、製造力は凄いと思います。また、コストも相当かかっていると思います。オリジンは価格面でも1.8kg6,300円税抜ですので、適正価格かむしろ安いと思います。

    残念ながら私が同じ魚の原材料で作ったらもっと高くなると思いますので、世界中で販売されているオリジンの販売力と製造量、自社工場による製造力も価格を抑えられている要因かなと思います。

3.

よく使われている魚は?


  • ヨーロッパ

    • 白身魚
    • サーモン
    • ニシン

    魚でよく使われているのはヨーロッパの工場では白身魚、サーモン、ニシンが多い印象です。イワシやサバもあるようですが、どこでも使えるというわけではありませんでした。

    このあたりは各工場で仕入れ先があると思いますので、違いは出ると思いますが、どこもEU内、もしくはEU外ですがノルウェーあたりから仕入れていたので、なにを仕入れるかの違いはあっても、獲れる魚には違いが無いように思います。

    アメリカ

    • サーモン
    • ニシン
    • 他細かい種類も多く存在

    アメリカは知っている工場が少ないことと、弊社製品の製造を行わなかったので直接確認を取っていませんが、やはりサーモン、ニシンは多く、他にも細かい種類が多く存在するようです。

  • 西海岸、東海岸だとかなり遠いですもんね!獲れる魚は大きく違うと思いますし納得ですね。

  • 日本、アジア圏

    • マグロ(ツナ)
    • カツオ
    • サバ

    日本ではなじみ深いマグロ(ツナ)、カツオ、サバなどが使われています。これらはアジア圏ではよく見られるのですが、ヨーロッパやアメリカでは見られませんでした。

    猫が食べるか食べないかという問題もあると思いますが、購入する飼い主にとって身近な魚かどうかも選択する判断材料に影響を与えているのではと感じています。

まとめ


  • 魚を主原料としたものは原価が高く、価格も高くなる傾向
  • オメガ3脂肪酸が多い
  • ナトリウムが多くなりがち
  • 魚のドライフードの方が納得のいくレシピを作るのが難しい
  • 世界的にサーモンがよく使われている
  • 魚も鶏肉もそんなに変わらないのかなって思っていましたが、結構違いがあるんですね!栄養バランスも違いが出るようなので、今後はチェックしてみたいと思います。

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