キャットフードの生肉と乾燥肉の違いとは?生肉表記は本当の生肉じゃありません

本日のテーマ

  • マッサンが原材料表示の「生肉」という表示に隠された本当の意味を教えてくれるそうです!「生肉は本当は生肉じゃない」「乾燥肉と生肉の違い」など驚く内容がいっぱいです。

1.

生肉という表記は本当の生肉じゃない日本語の難しいところ


  • Freshly Prepared Chikenの訳は生肉ではない

    成分表に新鮮生鶏肉などと書かれている場合があります。確かに直訳するとそれでもおかしくないのですが、本当の意味は少し違います。

    生鶏肉や新鮮な鶏肉の英語表記を確認するとFreshly Prepared Chickenと書かれています。このフレッシュリープリペアードチキンは「新鮮な調理されたチキン」とでもいうのが正しい訳です。

    つまり新鮮な肉を使用していますが、製造工程中でキャットフードに混ぜる前に調理したものなので、生肉のまま使っている訳ではありません。このためキャットフードの原材料にraw meatやfresh meatという言葉は使いません。

    これが日本語の難しいところで、海外では一般的な認識で、日本で間違った認識をされる部分です。

  • 完全に生肉だと思っていました…
  • 「生肉を製造工程の中で調理してから混ぜ込む」ということですね。

    おそらくこれについて書かれているキャットフード比較サイトはないのではないでしょうか。

2.

生肉も乾燥肉にしてからキャットフードになる


  • 誰でも生肉が多い方がいいと感じるでしょう。これは生肉をそのままキャットフードに入れているかのようなイメージがあるからだと思います。

    しかしキャットフードの原材料として使うためには生肉も一定まで乾燥する処理を行います。

  • ということは結局乾燥肉と同じということですか?
  • 生肉は乾燥されキャットフードを製造できる状態に加工される

    乾燥チキンは水分がない栄養素が凝縮された状態です。これに対して生肉は完全に乾燥チキンと同じ状態にしなくても、キャットフード製造が可能な状態まで処理をすればいいため、水分が20%程度(機械によって違いがあるようです)まで乾燥した状態に処理されます。

    最終的にキャットフードとして造形し、水分をなくすために熱処理を行うので、ほとんど変わらない状態になります。

3.

生肉より乾燥チキンの方がたんぱく質が豊富


  • 乾燥肉を生肉にするとたんぱく質量が減る

    乾燥チキンの方が生肉よりたんぱく質やカロリーが豊富です。その他の栄養素は生肉の方が豊富な点はありますが、最終的に行う熱処理でほとんど変わらない状態になります。

    例を挙げると、乾燥鶏肉30%、生鶏肉15%の製品の場合、配合を逆転して乾燥鶏肉15%、生鶏肉30%にするとたんぱく質とカロリーは減ってしまいます。

  • 生肉が多い方が栄養素が減るんですか!
  • キャットフード製造工程では生肉の栄養素をぎゅっと凝縮する工程ではないので、栄養素が凝縮された乾燥肉のようにはならないことが要因です。

    作り方は各社で試行錯誤し、違う結果もあるかもしれませんが、私が確認した工場ではこのような結果になることが確認できています。

4.

生肉を多く配合できる工場は限られている


  • 生肉は水分が多く処理が必要なために、生肉を配合できるペットフード工場は限られています。現状では生肉の配合をだいたい30%から多くて50%程度までが限度といわれています。そして生肉を配合できないペットフード工場もありますよ。
  • 生肉の配合って特殊な工程が必要なんですね。
5.

生肉のイメージの良さが販売を後押し


  • 乾燥肉に比べて生肉のイメージの良さは一級品です。このため各社は生肉がどれだけ配合できるかを試行錯誤しています。
  • マッサンもやっぱり生肉が多い方がいいと考えていますか?
  • コストは上がるのに必ずしも栄養価は高いというわけではないジレンマはありますが、たんぱく質やカロリー以外では生肉の方が栄養が豊富な部分も多いので、基本的には賛成です。

    販売においての商品イメージも重要なので、製造担当者と悩みながら先日遂にオリジナルレシピが完成しました(2018年1月現在)。

  • 肉だけでも配分も色々と考えられているんですね。
  • 少しでもいいものを、少しでも安く、値段とクオリティのバランス良く、悩みはつきませんね。
6.

キャットフード具体例


  • メーカー名生肉(%)乾燥肉(%)たんぱく質
    AATU(チキン)503532%
    マッサン私物グレインフリー461332%
    オリジン(キャット&キトゥン)44(肉魚両方)25(フリーズドライ含まず)42%
    カナガン(チキン)2535.537%

    例えば生肉の含有率が一番少ないカナガンは乾燥チキンが35.5%、骨抜きチキン生肉25%です。製造に辺り、この位の配合がコスト的にも優秀で栄養バランスも取りやすい配合だと感じています。

    反対にAATUや私物のグレインフリーは生肉の配合量は非常に多いですがたんぱく質含有量は少なくなっています。

    オリジンは肉と魚の両方が配合されているためチキンのみなど単一タンパク源とはまた変わっています。

    このように日本でいう生肉が必ずしもいいといいきれるものでもないという点は知っておいてもいいのではないかと思います。

まとめ


  • 成分表の生肉は本当の生肉ではない
  • 生肉は乾燥加工されて使われている
  • 乾燥肉の方が生肉よりたんぱく質が豊富

  • 日本語訳のちょっとした違いを紹介しました。確かにキャットフード製造時の加工前は生肉なので生肉で間違っているわけではありませんが、実際は乾燥加工されて使用されていることを知っていれば、また考え方も変わってくると思います。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ツイッターをフォロー
 
ソーシャルアカウントから
キャットフードの情報を
ゲットしよう!
マッサン活動記
人気の記事
相談室メンバー
運営方針を再考し、キャットフード紹介記事を「キャットフード 勉強会」に譲渡致しました。できる限り改変のないように掲載していただきました。是非ご覧ください。
マッサンの猫の種類紹介