キャットフードの輸入量が多い国は?1位はタイ。イギリスはトップ10にも入っていない

本日のテーマ

  • 最近はプレミアムキャットフードが注目され、製造国にも目が向けられるようになってきましたが、日本に輸入されている国はどこが多いのかから、どのような製品が本当の支持を得ているのかを考えてみたいと思います。

1.

平成28年度ペットフード産業実態調査の結果


  • ここ数年はイギリスのキャットフードが品質が高いとして言われている傾向にありますし、私自身も実際に行ってきて確認してきましたので、品質の高さは間違いないと思います。
  • インターネットでもイギリスのキャットフードはよく見ますよね!
  • まるでイギリスのキャットフードが多いかのように見えますが、実際の輸入量はどうなのでしょうか。

    こちらの平成28年度の実態調査を見て下さい。

    国別キャットフード輸入量(単位:トン・%)

    国名猫用構成比対前年度比
    タイ66,82154.4%93.3%
    フランス14,69412.0%108.2%
    アメリカ12,34810.1%102.4%
    オーストラリア9,1777.5%113.5%
    韓国6,1695.0%98.4%
    カナダ4,4703.6%102.7%
    チェコ4,2483.5%96.6%
    オランダ2,7072.2%77.4%
    中国1,0510.9%102.9%
    オーストリア1,0210.8%124.5%
    ニュージーランド310.0%110.7%
    その他60.0%87.0%

    ※その他の輸入国は、ブラジル, ネパール, ベトナム, インド, メキシコ, ハンガリー,その他合計

    出典:平成28年度ペットフード産業実態調査の結果 農林水産省 / 一般社団法人ペットフード協会

    猫用のタイプ別出荷量(単位:トン・%)

     猫用対前年度比
    ドライ51,52896.3%
    ソフトドライ40.0%
    セミモイスト00.0%
    ウェット69,23198.2%
    その他1,979117.2%
    122,74297.6%

    出典:同上

2.

どこの国から輸入されているか


  • 上記の国別キャットフード輸入量はドライやウェットなど全てのタイプの猫用ペットフードです。

    タイプ別出荷量を確認すると、輸入はドライフードよりもウェットフードの方が多いです。このため、ウェットフードの製造量も多い国が上位にくる傾向にあります。

    1位:タイ

    タイは水産物が豊富でツナ缶など猫缶のウェットフードが非常に多く製造、輸入されています。タイのメーカーというわけではなく、世界中のメーカーがタイで製造していることから、日本での輸入量も多くなっています。

    それにしても圧倒的な輸入量ですのでしばらくは1位の座はタイいから動かないかもしれませんね。

    2位:フランス

    フランスはなんといってもロイヤルカナンの本社があり、製造もフランスがメインでした。今日本で販売されているものはフランス、オーストリア、オーストラリア、カナダからのもので、韓国に新工場ができたことで現在は療法食のドッグフード1種類のみが製造されています。このため今後は韓国からの輸入も増えてくることが予想されます。

    また、フランスにはヨーロッパ最大級のOEMペットフード工場があるため、EU圏内のメーカーの製品がフランスで作られていることは十分に考えられます。

    3位:アメリカ

    アメリカのメーカーは相当数ありますので、輸入量が多くなることは納得です。アメリカからだけのものばかりではありませんが、サイエンスダイエット、ニュートロ、ピュリナ、ブルー、アーテミス、カントリーロード、オリジン、ナチュラルバランス、ソリッドゴールド、ホリスティックレセピー、ワイソン、アボダームなど数えればキリがありません。

    しかも、今あげたメーカーはプレミアムと言われる価格帯のものばかりですので、安価なタイプも含めれば相当数にのぼります。

    4位:オーストラリア

    オーストラリアは自国だけでかなり豊富な原材料を持っている国で、アーガイルディッシュやプロプランなどがあります。

    海に囲われていて水産物も豊富で、オージー・ビーフに代表される肉類も豊富です。肉類では日本ではあまり目にすることのないベニソンやウサギなどを原材料にしたものも多く、オーストラリアならではのものも数多く存在しています。

    5位:韓国

    猫缶の黒缶は誰でも見たことがある位のインパクト大で安価な猫缶がありますが、これが韓国製です。

    ただ私は韓国製のキャットフードをみかけたことがほぼないので、どこにこれほど多くの韓国産キャットフードがあるか、またの機会に探してみたいと思います。

    6位~11位

    カナダ

    アメリカの新工場に移っていないオリジン、アカナや、ナウ、ゴー、ギャザー、ファーストメイトなど人気のキャットフードが多くあります。

    チェコ

    サイエンスダイエットがアメリカ産とチェコ産だからではないかと思います。かなり販売数があると思われるアダルトのチキンやまぐろ、ヘアボールなど主力商品がチェコ産です。

    オランダ

    オランダといえばヤラーです。ファインペッツもオランダに変わりました。

    中国

    いなばペットフードは焼かつおなど一部をISO規格を取得した中国の自社工場で作っていますが、その他で中国産キャットフードは今はあまり見ていません。どんなところにあるのでしょうか。

    オーストリア

    パッと思いつかないのですが、1,021トンも輸入されていますのでかなりの量が輸入されているはずなのですが…

    ニュージーランド

    輸入量は31トンですが、ZiwiPeakやK9ナチュラルを代表に高品質なキャットフードが多くあります。

3.

この資料での判断は限定的


  • 一般社団法人ペットフード協会に所属しているメーカーを対象としてアンケート調査をした結果のため、所属していないメーカーの情報が入っていません

    最近よく耳にするイギリスは入っていませんが、この中に入ってくる位の流通量はあるではと感じています。

  • ロニーキャットフードのベルギーはどうですか?
  • また、私が輸入しているベルギー産はまだ少ないですが、少しは確認できていますし、全メーカー合わせればニュージーランドの31トンは超えるかもしれませんよ。ニュージーランドも算出されていないメーカーの輸入量も合わせれば更に多くなると思いますが(笑)
4.

日本で支持されている本当の製品は?


  • こうした結果からみても、

    • ウェットフードは資源豊かで製造コストの安価な国
    • ドライフードは有名メーカーが製造している国

    が大きなシェアを占めていることが感じ取れます。

    それだけ販売数が多く、支持を得ているということであって、それだけの販売がされているにも関わらず、事故などが起こっていないことから安全性の高さも証明されています

    安い国で作られているからダメ、有名メーカーの量産品だからダメということではないことは明らかです。

    プレミアムフードはこれから

    世間で言われている「プレミアムキャットフードが主流になってきた」というにはまだ遠いかと感じていますが、世界各国から輸入されているこだわりのキャットフードのシェアは小さいながらも少しずつシェアを伸ばしています。

  • 数年後にはこの国別キャットフード輸入量の構図は変わってくるかもしれませんね!

まとめ


  • タイからの輸入量が圧倒的に多い
  • ウェットフードは資源豊かで製造コストの安価な国
  • ドライフードは有名メーカーが製造している国
  • 今後はプレミアムペットフードがより隆盛していきそう
  • 有名メーカーの影響力は大きい
  • 日本でどういったキャットフードが販売されているのかをこういう点から見ることもできるんですね!今後の流れもチェックしておきたいと思います。

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運営方針を再考し、キャットフード紹介記事を「キャットフード 勉強会」に譲渡致しました。できる限り改変のないように掲載していただきました。是非ご覧ください。
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