猫にとって穀物はそんなに悪いものですか?負担が大きいものですか?

本日のテーマ

  • 最近穀物に関する質問がとても多くきています。中でも「猫にとって穀物は必要ないというイメージが先行していますが、そんなに悪いものなのでしょうか?」といった内容。日本ではまだまだ穀物入りのキャットフードを与えている人がほとんどだからこそ多い質問なのかもしれませんね。

1.

猫にとって穀物はそんなに悪いもの?


  • 猫にとって穀物ってそんなに悪いものなんですか?
  • 答えからいえば猫にとって穀物は必ずしも悪いものではありません
  • 悪い理由は猫が穀物をほとんど消化できない、炭水化物が多いという点ですよね。ではいい点はどこですか?
  • いい点は以前にお話しした「原材料として悪いと言われてしまうビートパルプ。でも実は高機能で優れた食材だった!」と似たようなもので、主に食物繊維としての効果があります。

    腸内微生物の栄養源や住処にもなることで腸内環境維持、改善も考えられています。

    また、お米が低アレルゲンであることを利用した低アレルゲンフードとしての利用方法もあります。この場合はむしろ米がなければ困ってしまう位ですね。

    またキャットフードを作る時の製造方法次第で穀物のデンプンなどが必要ということもあります。

2.

都合よく穀物がちょうどいい量で配合されているキャットフードはない


  • それなら穀物がちょうどいい量で配合されていれば、キャットフードに入っていてもいいということですよね?
  • それが非常に難しい問題です。正直なところ、「都合よく穀物がちょうどいい量で配合されているキャットフードはない」というのが私の考えです。

    生産者からすると穀物を配合する理由のひとつに「製造コストを下げること」があります。

    例えば穀物の量を減らして肉の量を増やすとします。これで出来上がったキャットフードには穀物が一定量入っているので、原材料にも穀物と書かれることになります。

    このため結局穀物入りなのに肉を増やした分だけコストがあがってしまうという現象がおきます。これではマーケットを考えると、コストに合わせて定価を上げることができない非常に中途半端なフードになってしまいます。

    それなら最初から穀物は使用しないでグレインフリーにした方が製品としての付加価値があがるので、コスト上昇分だけ定価があがっても納得の製品として売り出すことができますね。

    このように穀物をバランスよく少量入れるということには製造する上で非常にメリットの少ない配合です。

  • 製造コストは高くなるのに定価も上げられない、そんな製品になってしまうのですね…
3.

穀物をちょうどよく配合するならハーブやビートパルプなどで調整


  • 穀物は猫にとって必ずしも「害」だということではありません。色々と考えられて使われている原材料です。ただ穀物の少ない配合は、生産者にとってメリットが非常に少ないものであるということですね。

    それなら穀物をなくして、ビートパルプやハーブ、さつまいもやじゃがいもの糖分や繊維質などで対応したいと考えます。

  • マッサンもオリジナルのキャットフードを作る場合はグレインフリーで作るって言っていましたね!
  • 現在オリジナルのキャットフードが作れるように工場担当者と打ち合わせを重ねていますが、グレインフリーでハーブやフルーツも配合したものを生産できればと考えています。

    更新:マッサンオリジナルのロニーキャットフードが発売されました。

    参考記事:もしマッサンがキャットフードを作るならどんなキャットフードを作りますか?

まとめ


  • 穀物は猫にとって必ずしも悪いものではない
  • 穀物が適量含まれたキャットフードは猫にも生産者にもメリットが少ない

  • 穀物が必ずしも猫にとって悪いわけではないことがわかりました。だからといってちょうどいい配合にすることもコストがかかってしまうのですね。穀物は多く含まれているか、含まれていないかの二択になりそうです。

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