猫に納豆は?アレルギーがなければ問題なし!効果効能や注目のタンパク質AIMについて紹介します

猫に納豆と聞いて驚く方の方が多いのではないでしょうか。納豆アレルギーでなければその豊富な栄養素は猫にとっても有益なようですので紹介してもらいました。
いつもは日本国内外で得た情報を元に話をしていますが、今回の納豆は海外ではあまり食べられないので、国産の情報です(笑)
たくさん食べさせるのはそれはそれで問題ですが、少量であれば問題ありません。むしろ納豆は栄養が豊富で補助食品としては優れています。
いくつかの効能をご紹介したいと思います。
こうした納豆の豊富な栄養は猫にとっても有益ということでした。
猫に同一の効果があるかはわかりませんが、人においては以下のような効果効能が言われています。
よく言われているのは癌の予防です。また、骨粗鬆症の予防、血流の改善などがあります。
ナットウキナーゼについてはいくつも論文が発表されていて、人においては血栓になりにくくさせたりといった効果が言われています。
虫歯の原因菌がバイオフィルムを形成することを阻害することがわかっており、更に口臭を改善する効果も認められています。
抗酸化作用があります。活性酸素を除去することで脂肪の酸化を防ぎます。その他、血流の改善、免疫力アップなどがあります。
LDLコレステロールや中性脂肪の除去や、インスリンの分泌を促し、糖の吸収を促進する力があります。
AIMとは東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授が発見した血中に含まれるタンパク質です。当時はどう使われるのかがわからなかったそうですが、徐々にその役割がわかってきて、その効果がとても期待されています。
AIMの効果が猫にとって非常に有益なものであり、なんと猫にとって最も死亡原因となるひとつ、急性腎不全を治療できるメカニズムがわかったそうです。この話は以前からされており、最近の取材記事として詳しくは他社様の記事ですが、PETomorrowにて公開されていますので是非ご覧になってください。
このAIMに関しては猫も持っていますが、猫のAIMは遺伝的に全く機能していないAIMであったそうです。
猫にとってAIMを投与することで腎臓の数値が改善された猫も多いそうなので、愛猫家にとって本当に実用化が待たれる研究です。
話を納豆に戻しますと、このAIMを調整する食べ物としてサンマなどの青魚と納豆が言われています。遺伝的に機能していないAIMを持つ猫にとって有益かはわかりませんが、人にとっては効果が期待されています。
大粒納豆は猫にとって喉に詰まらせる位のサイズのものもありますので、挽き割り納豆など小粒のものがおすすめです。もちろん醤油や薬味は付けないでください。
ただ一番はやっぱり粉末納豆が与えやすいかなと思います。
実はこのAIMが注目され始めた頃に愛猫のメインクーンにあげてみたのですが、口周り、髭がとんでもないことになり、更に毛に付いてにっちもさっちもいかなくなってからは、納豆は与えていません(笑)匂いも手伝って我が家では大事になりました。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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