開封済みのキャットフードの賞味期限は?余ったキャットフードの寄付や購入サイクルも紹介

一度開封してしまったキャットフード。開封後はどの位もつのか考えたことはありませんか?開封後のキャットフードの賞味期限を教えてもらいました!購入サイクルや寄付できるかも紹介。
比較的多い質問のひとつです。例えば以下のような相談がありました。
開封後のドライフードが食べられるか食べられないかは保存状態によります。乾燥した温度変化の少ない冷暗所で密封された状態で保管。その上でカビなどが生えていなければ1ヶ月以上経っても特に問題なく与えられると思います。
参考記事:賞味期限が長いドライフードが腐らない理由。干物とキャットフードの水分含有率を比較
この記事も参考になると思いますが、しっかりと乾燥した状態を保っていれば干物のように長期間保たせることは可能です。
それだけ開封後一ヶ月で風味が落ちてしまいます。猫は匂いで食べられるかを判断し、味で好き嫌いを判断しています。
人間でも鼻をつまんで食べると味が全くわからなくなるように、風味が落ちたキャットフードは猫にとって同じ食べ物とは感じられず、猫がそのキャットフードを食べなくなってしまう原因にもなります。
もし残っていた場合に捨ててしまうのは心苦しいですが、できる限り風味が保たれている間に与えるようにしてください。
1か月はあくまで目安です。私の経験や、スギさんも感じている通り、開封後は1か月でもそれなりに風味が落ちてしまうと思います。
気をつけていてもどうしても与えるたびに空気に触れてしまいますし、完全に密封されていなければ保存している間にも風味が落ちていくからです。
開封済みのキャットフードは「基本的に」寄付できません。しかし開封済みでも可としている団体はありますので、探してそれぞれ個別にお問い合わせしてみる必要があるかと思います。
未開封のもので賞味期限内であれば寄付する先はたくさんあります。
因みにドライフードだけでなく、ウェットフード(未開封)の寄付を募っている団体や、療法食が足りていない団体もありますので、総合栄養食以外でも需要があることは覚えておいてもいいかもしれません。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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