訳ありキャットフードとは?賞味期限間近、販売終了品、袋の破損などのアウトレット品

時々見かける訳ありキャットフード。安くなっていて買ってみようかと思うこともありますが、安全性など悩むこともあります。どういった理由で訳ありになるのかを教えてもらいました!
訳あり商品は主に以下の理由があげられます。
理由がどの場合でもフード自体に問題があるものは販売しませんのでキャットフードとしては問題がないといえます。
訳あり品として一番多いのは賞味期限が近づいたものです。
ドライのキャットフードの賞味期限はだいたい1年から2年位のものがほとんどで、一般的には残りの賞味期限が2~3か月を切るものは販売をやめるか、訳あり品として販売します。
もちろん賞味期限が近づいているだけなのでキャットフード自体には問題がないものです。安くなっていても価値は全く同じです。
いえ、賞味期限はパッケージに表示されている成分保証値が守られる期間です。ビタミンなどは経年で少しずつ失われていくため、保証値を下回る可能性のある期間から余裕を持った日程を賞味期限としています。
あまりにも古いものでは栄養素が抜けている可能性があるので総合栄養食としては意味をなさないかと思いますが、多少過ぎたところで問題が起こるというわけではないと思います。
賞味期限切れの商品に関しては自己責任といったところですね。
販売終了品は人気がなかった商品や商品入れ替え、パッケージ変更などにより、今後販売されないものです。
ただそれだけなので安全性などには全く問題がありません。
例えばスープなど今まで食べたことがないおやつがあれば、こうした商品で一度試してみるのもいいかもしれませんね。
袋の破損は例えば傷が入って色が少しハゲているとか、熱で圧着して封をするときに折れ曲がってしまったなどの製品です。
缶であれば巻いているシールが破けてしまったといったものもあります。
袋の破損はさすがに穴が開いているようなものは問題ですが、こうしたものは袋の見た目に少し問題があるだけなので非常にお得な製品といえます。
印刷ミスはだいたいステッカーを貼るなどして商品として流通しますので訳ありにはならないですね。
このように訳あり商品は常に準備できるものではなく、賞味期限が切れる頃や、製造したばかりで袋にやや問題のあったものなど、だいたいその製品の製造ロットの頭かお尻の時期が多いですね。
販売店やメーカーによってこうしたイレギュラー品の扱いは違います。訳ありで販売することもあれば、全てサンプルにしたり、寄付をされているメーカーもあります。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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