キャットフードに使われるタピオカについて。ドライフードのつなぎと質感調整に使用できる

キャットフードに使われるタピオカってどんな用途で使われてるか知ってますか?3つの用途を紹介します。
タピオカは色々な使い方がされるので、キャットフードによって使っている意味は変わってくると思いますが、それぞれ紹介してみます。
タピオカの成分表を見てみましょう。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | |
---|---|---|---|---|---|---|
乾燥タピオカ 100g中 | 355kcal | 11.9g | 0g | 0.2g | 87.8g | 0.1g |
ハンバーグのつなぎなら卵やパン粉が思い浮かぶと思います。卵はタンパク質、パン粉はデンプンを利用しています。こうしたものを使うことで結着させ崩れにくくします。
このようにタピオカはつなぎの役割として使うことができます。
そうなんです。猫にとって問題のない原材料でつなぎとして極少量使用することで成形しやすくなるという使い方があります。
特にタピオカはキャッサバのデンプンを水で溶いて固めたものなので、つなぎに最適ということですね。
とはいえ、いくらつなぎといってもタピオカだけで対応しようというのは難しいですので、他の原材料の役割も考慮しつつ、下記で紹介する全ての役割も合わせて考えて使われるかと思います。
タピオカはデンプンの塊のようなものなので、炭水化物源になります。
私の経験では炭水化物源になるというほどの量を入れたキャットフードは見たことがありませんので、炭水化物源になるという部分に関してはドッグフードでは多少なりともあるかもしれないですね。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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