多頭飼育でのキャットフード横取り問題を解決!マイクロチップや顔認証技術を活用

多頭飼育で猫ごとにキャットフードを変えたい場合ってどうしてますか?マイクロチップや顔認証など新しい技術で可能な方法があるそうです!
それが一番楽で良いパターンですね。
猫ごとの好き嫌いの場合ではそれでも押し通していいかなと思いますが、例えば療法食が必要な猫の場合にはキャットフードは分けた方がいいことがありますね。
そうした場合の管理方法についてです。
先に答えからいうと、個体判別など現代技術の恩恵を受ける以外には難しいと思います(笑)
私はこちらメーカーと提携させていただいてもおりませんので勝手な紹介です(笑)
確か4~5年前位に発売開始されたような気がしますが、素敵な給餌機が出たものだなとずっと関心を持っていて、相談があった際には参考商品として紹介させていただいて いました。
このシュアーフィーダーマイクロチップは、付属している専用タグを首輪としてつけるか、猫の皮膚下にマイクロチップが埋め込まれていれば、そのマイクロチップを給餌機本体に登録します。
すると、その専用タグが25cm以内に近づく、もしくは埋め込まれたマイクロチップが両柱のセンサーまで近づくと、給餌機の蓋が開くという画期的な仕組みです。
このためマイクロチップの方がより近づかないと開かないので慣れは必要かもしれません。
つまり、5匹いて、5匹とも別々のキャットフードを与えることが可能です。もちろん他の猫が他の給餌機に近づいても蓋は開きません。
きちんと管理できて素晴らしいアイデアだと思います。
これの難点は猫にマイクロチップを埋め込みたくない場合かつ、専用タグの首輪を嫌がると使用できないという点ですね(笑)笑いごとのようですが、首輪を嫌がる猫は一定数いるので、実際に使えない家庭もあります。
猫はフードの横を通ると匂いにつられてついで食べをします。しかしシュアーフィーダーマイクロチップは蓋が閉まっているので、明確に食べたい時しか食べることがありません。大きな問題にはならないと思いますが、多少は食事量に影響を与えると思います。
蓋があることによる劣化防止という点には、最長でも1日程度でドライフードを変えるでしょうからそれほど気にしなくてもいいかなと思います。
ウェットフードなんかは水分の蒸発が防げるのでいいかもしれませんね!
サイズ(約) | 幅23×奥31×高22cm 【アーチ内寸】縦16×横21cm |
専用タグサイズ(約) | 直径2.6cm |
重量(電池のぞく/約) | 1.2kg |
専用タグ重量(約) | 2g |
ボウル容量 | すり切り400ml 【しきり付きボウル】150ml×2 |
材質 | 【本体】ABS樹脂 【フタ】ポリスチレン 【ボウル】ポリプロピレン |
生産国 | 中国(企画・デザイン/イギリス) |
メーカー | Sure Flap Ltd. |
希望小売価格(税抜) | ¥23,000 |
最近は猫の顔認証が話題です。これらの話は5年前位から見られたのですが、顔認証技術がまだまだ未熟という決定的な難点がありました。
このため、私は現在でもまだ先に紹介したマイクロチップ式を主に案内するようにしています。
しかし、私もペット家電に関わりたいと思っており、中国のOEMメーカーに詳細は伺ったりしていますが、最近の精度はずいぶん高くなってきたようです。
まだ一般へ浸透するには時間がかかると思いますが、より便利な未来は割とすぐやってくるのではと思います。
現段階の最大の問題は猫の顔認証の精度ですが、それ以外にもアプリの問題があります。アプリを起動できるスマホの機種がある程度限られるというのは今までも同じですので大きな問題ではないかと思いますが、アプリが古くなったり、スマホが変わると思うように作動しなくなるリスクがあることです。
わかりやすい?例だと車なんかでもよく見られますね。10年以上落ちの車だとガラケーを接続できるようになっていますが、今が完全にスマホの時代ですので、それらの機能は全く使えません。
ただ、それが使えなくても車としては使えるので問題が少ないですが、顔認証給餌機の場合はスマホやバージョンが変わることでフードが出てこなくなるといった致命的な欠陥にも繋がります。
現在販売されているカメラ付きで写真が撮れたり様子を伺えるタイプの給餌機も、これだけが非常に心配な要素です。
それが実際の問題ですね。
顔認識して食べた量やデータを貯めるという使い方であれば問題は少なそうですが、それをキーにして動作するというものだとまだ完全動作は難しいのかもしれません。
基本的にペット家電の点においては国内メーカーの進展、参入はあまりみられず、シャープがトイレを出した程度でほとんど中国です。※シャープトイレのアプリ部分の製造国はわかりません
中国のアプリは日本語訳の難しさや、動作が日本とちょっと違ったりしますので使いにくいものも多く、まだ私自身は手を伸ばしにくい状態にありました。
だから日本のメーカーがもっと参入してきてくれないかなとそれとなく期待しています。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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