犬にとって穀物はそんなに悪いもの?ドッグフードに使われる穀物についてメリットデメリットを解説 | ペットフード販売士・マッサンのドッグフードの学校

犬にとって穀物はそんなに悪いもの?ドッグフードに使われる穀物についてメリットデメリットを解説

 

本日のテーマ

  • ドッグフードに使われる穀物。インターネットで使わない方がいいという意見が多いのですが、実際にはどうなのでしょうか?アレルギー、GI値などの面から解説してもらいました。

1.

ドッグフードに使われる穀物


  • 世界三大穀物と言われる米、小麦、トウモロコシに代表される穀物。犬は雑食なので穀物がドッグフードに使用されていても食べることができます。
  • でもインターネット上では犬に穀物はよくないという声が多く書かれていますよね。
  • それも完全に間違っているわけではなく、ドッグフードに穀物を使用することにはメリットデメリットがありますので、ここではそれらについて紹介したいと思います。
2.

小麦がアレルギー源になる


  • インターネットで最も見られる穀物への批判では、犬のアレルギー源になるということではないかと思います。
  • それが一番目にしますね!
  • 確かに穀物はアレルギー源になり得る食材です。ただ私の考えでは、白米やトウモロコシは決して高アレルゲン食品ではないと考えますし、やみくもに穀物入りは与えるなということではなく、あくまで「穀物アレルギーが疑われるときに穀物入りのドッグフードを除く」というようにするといいと思います。

    特に小麦に注意

    穀物のアレルギーという面から言えば特に注意すべきは小麦です。

    小麦にはグルテンが含まれており、このグルテンにアレルギーを起こす場合があります。特にグルテンアレルギーは人でも気付かない場合があり、抜いた生活をしたら体調がとても良くなったということで気付くといった具合です。

  • スポーツ選手はグルテンを抜いたらパフォーマンスが劇的に改善したという方もいますね。
  • また、グルテンフリーの場合はアレルギー症状が出ない限りわからない場合もあります。そうした時にはグレイン(グルテン)フリー(穀物不使用)のドッグフードを与えてみて好んでいたり、調子が良さそうであれば変更してみるといった具合で選んでも良いかと思います。
3.

反面、米はアレルギー対策フードにも使われる


  • 穀物がアレルゲンになる可能性があると紹介しましたが、アレルギー対策の療法食(低アレルゲンフード)には米のたんぱく質を加水分解した加水分解タンパク質がよく利用されます

    最近は特にグレインフリーが注目されていますが、アレルギーという観点から考えるのであれば、最もアレルゲンになりやすい食品が肉類です。また、タンパク質は加水分解を行うことでアレルゲンになりにくくなります。これを利用して、比較的アレルゲンになりにくい米の加水分解タンパク質が使用されています。

  • お米の加水分解タンパク質が使われるんですね!
  • この観点から考えれば、米は大切なドッグフードの原材料のひとつとも言えます。

    私も穀物は高GI食品でありますし、グレインフリードッグフードをおすすめのひとつとしていますが、アレルギーという観点から考えれば米(加水分解タンパク質)は選択すべき原材料のひとつと言えると思います。

    また、加水分解タンパク質の話ではありませんが、米を使用することで食物繊維が増え、腸内環境改善に役立ったということもありますので、どのように活用するかが大切であるかと思います。

4.

三大穀物は高GI作物


  • 私が気になっている点といえば、穀物のGI値(グリセミック・インデックス)です。食後の血糖値の上昇を示す指数のことです。

    GI値が高い食品は食後の血糖値が上がってしまうので、糖質の吸収が早く、太りやすくなります。

    ドッグフードに使われるトウモロコシについて。世界最大級の収穫量で安価だが高GI値が懸念される

    Glycemic Research Institute®の見解

    Glycemic Research Institute®(グリセミック研究所)によれば穀物は高GI食品に分類され、中でもトウモロコシはペットフードには禁忌であるとしています。

    玄米は低GI食品

    米は白米が高GI食品とされていますが、玄米はそれほどでもないなど種類によって違うという一面があります。

    私の感覚だと「玄米の真ん中は白米なんだしそんな違いあるの?」というのが正直な感想だったのですが、どうやらg数で考えるので、ぬか部分の割合を考えると、同じgを摂取した場合は玄米は低GI食品ということになるようです。

    となると例え玄米であっても、配合量次第ではGI値が高めになる可能性は考えられると思います。

     

5.

犬は太っても糖尿病にはならないが高GI食品は避けても良い


  • 犬の場合肥満は糖尿病の原因にはならない

    ただ日本ペット栄養学会によれば犬は必ずしも肥満が糖尿病の原因にはなりません。犬の肥満が糖尿病や血管系疾患を引き起こしたという報告がないからです。

    犬の主な糖尿病の原因は「クッシング症候群、横体期、膵炎」+「遺伝素因」です。

    間接的な影響はあり

    膵炎は太ることによって負担が増加します。このように肥満自体が原因とはならなくても間接的な関与はあるようです。

    糖尿の場合には炭水化物を減らしたり、血糖値の上昇を緩やかにすることなどが考えられるため、高GI食品は避けても良いのではないかと思います。

    また、犬の場合は肥満が糖尿病の原因にならないとはいっても、太っていいということではありませんのでご注意ください。

まとめ


  • 穀物アレルギーは特に小麦に注意
  • 米、トウモロコシは決して高アレルゲン食材ではない
  • 米の加水分解タンパク質は低アレルゲンフードにも使用される
  • 穀物は高GIなので摂取しなくてもよければ摂取しない選択肢もある(グレンフリードッグフードを利用)
  • マッサンの話を聞いていて、必ずしも穀物が犬にとって悪いものであるというわけではないことがわかりました。グルテンフリーやグレインフリーなど、ドッグフードの選択肢は多いですので、愛犬にあった食事を選んであげましょう!

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