気になるドッグフードの放射性物質・放射能。放射性物質を取り込んでも体外に排出する原材料も紹介します

 

本日のテーマ

  • 放射能汚染水を海洋放出するというニュースがありましたので、ペットフードの汚染の可能性についてマッサンに聞いてみました。

1.

ドッグフードに放射性物質が含まれている


  • 福島第一原発事故からかなりの時間が流れましたが、最近になって放射能汚染水を海洋放出するというニュースが流れるようになりました。(2020年10月現在)

    当然地元はじめ、全国で汚染水を海洋放出することには反対の意見が出ています。

  • あまりよくわからない私でも問題は大きいように感じますね…
  • 例えば福島県沿岸の漁獲量は原発事故前の14%(2019年度)にまで減っているそうです。事故後は獲れても売れないためです。

    現実問題、まだまだ食品への放射能に対する拒否反応は強いものと思います。詳しいことは置いておいたとしても、汚染水が放出された海産物を人が摂取すること、並びに愛犬が食べることに問題を感じない人はいないでしょう。

2.

ドッグフードに放射能は含まれていることはあるのか


  • 放射能汚染については非常にシビアな問題で、話題にあげることで嫌な気持ちにさせてしまったり、賛否両論が起こる可能性がありますので取り上げにくい問題ではありますが、まだ気にされている飼い主の方もいますので、わかる範囲で紹介していきたいと思います。

    答えからお伝えすると、ペットフードに放射性物質が含まれていたことはありました

    数年経ったことで当時の情報がなくなっていましたが、フードだけでなく、猫ですが猫砂などペット用品に含まれていたこともあります。

    これは原料の木材が汚染されていたためであり、そう考えればかなりのものが汚染されていた可能性があります。

    現在ドッグフードが放射能汚染されている可能性は低い

    福島の事故はウクライナのチェルノブイリ原子力発電所事故と並び、世界でもトップの原発事故(INESレベル7)とされています。

    日本産の原材料が放射能に汚染されていると考えるのは日本人だけでなく、むしろ外から見ている外国人の方が大きな反応を示すかもしれません。

    ただ、今現時点だけを見ると、コロナウイルスの影響があまりにも大きく、世間の放射能への意識は薄らいできているように思います。

    ただし、今現在でドッグフードが放射性物質に汚染されている可能性は低いと思います。というのも、下記で解説しますが、今は風評被害改善などの取り組みとして食材自体が検査を行っているためです。

3.

福島第一原発の事故の大きさは世界最大規模


  • INESレベル7(深刻な事故)

    1986年 チェルノブイリ原子力発電所事故(ウクライナ)
    2011年 福島第一原子力発電所事故(日本)

    INESレベル6(大事故)

    1957年 ウラル核惨事(ソ連)

    INESレベル5(事務所外へリスクを伴う事故)

    1952年 チョークリバー研究所原子炉爆発事故(カナダ)
    1957年 ウインズケール原子炉火災事故(イギリス)
    1979年 ゴイアニア被ばく事故(ブラジル)

    事務所外へリスクを伴う事故で合計6回の事故がありますが、世界で一番大きな事故が福島第一原発の事故です。

4.

ドッグフードの原材料への影響


  • 残念ながら原発事故という観点で考えれば、最も注意しなければいけないのは日本の水産物ということになってしまうと思います。

    もちろんこれらの不評被害を改善するために、福島県始め、モニタリングなどを行って安全性を担保、アピールしています。それを何年も続けることでやっと少しばかりでも今の状況に戻ってきたところで、汚染水の海洋放出となれば、全国で反対の声が上がることは想像に難くありません。

  • それでは日本の水産物を使用しているドッグフードは避けるということしかないのでしょうか。
  • それもひとつ言えるのですが、ことはそんなに単純ではありません。

    ペットフードは膨大な原材料を使用しますので、安定的に確保ができる仕入先が必要です。こうしたことから自国の原材料だけでまかなえている工場はほとんどなく、ドッグフードの原材料は世界各地の原材料が使用されています

    日本から遠い欧州産のペットフードであっても、一部の原材料を中国などアジア圏から輸入していることは珍しくありません

    また、反対に、アジアに工場をもって、EUメーカーのペットフードを作っている場合もありますので、「どこの国で製造されているから大丈夫というものではない」ということを覚えておいてください。

5.

日本の食材が海外製ペットフードへ使われる可能性


  • 日本の輸出量は多くなく、更にそれがペットフードの原材料に使われることは非常に可能性は低い、また、影響は軽微であると考えられます。アメリカにはぶり、タイにまぐろ、かつお、さば、カナダにひらめ、かれい、さば、ロシア、フランス、ドイツ、カンボジアにさばの輸出が多くなっています。
  • それがペットフードに使われる可能性はありそうですか?
  • 日本から海外のペットフードへ原材料を提供しているものでは栄養添加物などはありますが、海外で日本産の肉や野菜を使用しているというのは今のところ私は聞いたことがありません。ただ私はアメリカの工場に関しての情報が弱いので確証はありません。

    こうした点では日本の原材料で放射能の心配をする場合は国産のドッグフードに限られるのではないかと考えています。

6.

放射能汚染を検査しているドッグフードは?


  • 2011年から2013年頃、特に国産メーカーでは放射能検査を行っているメーカーが増えていました。

    それ以降は風評被害改善などの取り組みで食材自体が放射能検査を行って出荷しているケースが増えたことで、それらを使用して作られる製品の放射能検査はされることがなくなったと思います。

  • 人と同じような取り組みですね。
  • 日本でペットフードを製造する場合、人と同じ食材で、ただ人用の出荷の基準に合わせた検査などはしていない(形や傷など)ものになると思いますので、形や傷など以外の基準は放射能検査も合わせて人用と変わりがないと思いますね。
7.

モンモリロナイトが放射性物質を体外に排出する


  • モンモリロナイトは放射性物質を体外に排出すると言われています。モンモリロナイトが持つイオン交換機能がその役目を果たしています。
  • イオン交換機能ですか?
  • モンモリロナイトは外部にミネラルを見つけた場合、自分のミネラルと交換する習性があります。更にモンモリロナイトはマイナスに帯電しているため、プラスに帯電しているセシウム、ストロンチウム、プルトニウムを持っていたミネラルと交換して吸着します。そのまま体外へ排出するという仕組みです。

    これはチェルノブイリ原発事故の時に市民にも配られたものです。被爆の可能性がある宇宙飛行士も摂取しています。

    福島第一原発事故では森林土壌の改善にモンモリロナイト(ベントナイト)が使用されています。またセシウムを閉じ込めるための使用など、多くの対放射性物質の手法として検証、取り入れられています。

まとめ


  • 現在ドッグフードが放射能汚染されている可能性は低い
  • 今後汚染水が海洋放出された場合は汚染が進む可能性もある
  • モンモリロナイトが体内の放射性物質を排出するために使われている
  • 放射能汚染という点に関しては、最新で最大の事故を起こしてしまった日本の原材料が最も危惧されてしまうことは疑いようのない事実です。ただし、放射能汚染検査も継続して行われていますし、年数が経ったことで当時に比べれば理解も進んできています。しかし海洋放出となればまた最初に戻ってしまうかもしません。今後どうなっていくかは飼い主自身が注視していく必要がありそうです。

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