ドッグフードのヒューマングレードとは?人が食べられる品質であること。海外では誤解されやすく推奨されていない言葉

 

本日のテーマ

  • ヒューマングレードとはどういうことなのか、海外での考え方を参考に解説していきます。

1.

ヒューマングレードとは


  • ヒューマングレード(Human Grade)はここ数年で増えた表記で、日本では「人間が食べることのできる品質」という意味で使われています
  • 「ヒューマングレードの原材料を使用し~」とかよく書かれていますね!
  • 日本語は巧みなので非常に便利な言葉のように使っていますが、海外ではヒューマングレードの表記は”食用として人が食べることができる”という誤解を招くため、推奨されていません

    工場によっては人間が食べられるのかの問い合わせなど、後から問題が起こることを避けるために表記自体をNGとしている工場もあります。

    お惣菜タイプのドッグフードの場合は、そもそも国内工場の人用の惣菜工場で作られていることもありますので、グレードどころか、そっくりそのまま人用ということもあります。(栄養の配分や味付けは違います)

2.

食用の定義


  • 基本的に食用の場合、Human Edibleもしくは単にEdibleという言葉を使います。

    人間の食用とは人間が食べるのに適したもので、安全確保の為のプロセスを全て合格したものと定義されています。

  • 米や肉、魚とかインスタント、お菓子、フルーツとか人の食べ物全部ですね!
  • ヨーロッパではヒューマングレードという言葉も人の食用の基準を満たした場合に使用すべきという考え方が一般的であると欧州の関係者に確認しています。
3.

ドッグフードは人間が食べるようには作られていない


  • ドッグフードはあくまでペットが食べるものであって、人の食用としての基準は満たされていません。

    このためドッグフードにヒューマングレードという言葉を使用することは、基準に則って人間が食べられるように製造したものと誤解される可能性が生じます

    ヒューマングレードという表記があっても製品の質は保証されない

    ヒューマングレードという表記はとてもいいもののように見えますが、法による定義があるわけではないので、製品の安全性に影響を与えません。

    飼料要件にも関係がないので、法的な根拠がないという意味ではヒューマングレードという言葉が使われていることと高品質であるかは、別のことと考えた方がいいと思います。

    本物のヒューマングレードは非常に少ない

    中には人の食用の基準をクリアした、人が食べることのできる本当のヒューマングレードの商品もありますので、ヒューマングレードという言葉の使用は禁止されたりはしていません。

    惣菜タイプ

    例えば先に紹介した、惣菜タイプのドッグフードです。これは人用の惣菜工場で作られているものもありますので、栄養素や味付け以外は工程なども含めて同じです。

    レトルトタイプ

    レトルトの例えばスープなどのドッグフードも基本的には人と同様の作り方です。

    ただしレトルトは惣菜と違って手作業ではなく、製造ラインで作ることができますので、必ず人用の工場で作る必要はなく、ドッグフードとしての原材料も人用の検査を受けていないもの、サイズなどが弾かれたものを使うことができます。

4.

優秀な日本語のグレーゾーン


  • 日本語は非常に優秀で、察することができる人種です。同じ表現でも違う言葉がたくさんあり、言葉から雰囲気もしっかり掴むことができます。
  • 優しい味と言っても外国人は伝わらなそうですね?
  • このように日本人はヒューマングレードという言葉が書かれているドッグフードをみたら「高品質なのかな?」とは思っても、目くじらをたてて「ドッグフードを人が食べていいと誤解するぞ!」という人は少ないと思います。

    しかし海外では書かれていることを直接的に受け取る部分があり、法律でもしっかり決まっているので、表記には気を遣っている印象があります。

    日本では表示に関する法律をあれこれ確認しながら、その中で雰囲気を伝える表記もしている印象です。

  • そんな言葉のひとつがヒューマングレードかもしれませんね。
5.

人が食べられる食材が支持されることによる弊害


  • 最近は人が食べられる食材を犬にも与えたいという風潮が強くなり、肉副産物を与えることが悪いことにようになってきました。

    肉副産物は人間は好んで食べないものの、栄養があって食べられるもので、人と犬が食において競合せず、なおかつ資源を有効活用でき、更に価格も抑えることができる方法のひとつでした。

    例えば、犬の缶詰めには栄養も豊富な魚の血合い肉を使用していましたが、見た目が黒っぽいため、人間が食べる白身部分を使用する傾向が強くなっています。

    こうして人と動物の競合が始まり、食材の価格もあがり、人の食材もドッグフードも価格が上がり始めています。

    このように、限りある資源を無駄にしない方法も今後の課題のひとつです。

まとめ


  • ヒューマングレードは定義がない言葉
  • ドッグフードに表示することは海外では余り良しとされていない
  • 人間が食べられるものを犬にも与える風潮により、資源の有効活用の形が崩れつつある
  • ヒューマングレードという言葉について、日本と海外では考え方が違うんですね。キャッチコピーになるか紛らわしい言葉になるか、難しいところですね。

    また、資源という点からも人と動物がうまく共存できる世界が作れるように、飼い主ひとりひとりが意識することも大切かもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

 
ソーシャルアカウントから
      ドッグフードの情報を
ゲットしよう!

課題を検索

ウィリアムドッグフード発売中

人気の記事
相談室メンバー
マッサンのドッグフード紹介