犬にとってのナイアシンの役割。犬もあまり合成できない皮膚、消化器、精神の健康に必要なビタミン

本日のテーマ

  • ナイアシンとはビタミンB3のことであり、ニコチン酸、ニコチン酸アミドの総称です。そんなナイアシン、どんな作用があるのでしょうか。

1.

ナイアシンとは


  • ナイアシンはトリプトファンから合成されるビタミンB3(水溶性ビタミン)のことであり、ニコチン酸、ニコチン酸アミドの総称でもあります。

    犬はトリプトファンからナイアシンを合成できますが、その量は多くなく、1日の必要量に満たない程度しか合成することができません

    このため食事からも供給する必要があります。

    これに対して猫はほとんど合成ができないので、犬よりも食事からの要求量が高くなります。キャットフードのナイアシン要求量はドッグフードの4.6倍です。

    ナイアシンはニコチンと混同しないように付けられた略称

  • ナイアシンというビタミンなんですか?ニコチン酸、ニコチン酸アミドもタバコを連想しますね…
  • ナイアシンはニコチン酸ビタミン、つまりNIcotinic ACid vitamINからNI-AC-IN、ナイアシンとなったニコチン酸ビタミンの略称です。この略称はタバコのニコチンと混同されないように付けられていますので、スギさんの疑問は割と核心を突いていると思いますよ。

    トリプトファンとは

    トリプトファンはセロトニン、メラトニンの前駆物質となり、摂取しやすい食品は鶏、魚など肉類および大豆など穀類です。

    トリプトファンは代謝されてセロトニンになるので、脳の健康維持に大切な役割を果たします。

    そんなトリプトファンはナイアシンの前駆物質でもあります。

2.

皮膚、消化器、精神の健康に必要なビタミン


  • トリプトファンの時は脳の健康維持に大切だったはずが、ナイアシンは皮膚、消化器、精神の健康などに役立つようになります。

    これもナイアシンと聞くとピンとこないかもしれませんが、ビタミンB3と聞けば皮膚に良さそうというイメージが沸くのではないでしょうか。

    他のビタミンと合わせセラミド合成を助け、皮膚のバリア機能をサポートします。欠乏すると皮膚炎などの炎症を起こすことがあります。

    人の場合はペラグラに

    人の場合はペラグラという病気になり、湿疹など皮膚、口舌炎、下痢など消化器系、神経障害など神経に症状がでます。

3.

ナイアシンはあまり添加されない?


  • ナイアシンは肉類や穀類に多く含まれる水溶性ビタミンのため、特別に添加しなくても問題ない場合も多いです。

    ナイアシンは融点、沸点、分解点が236.6℃で熱にも強く壊れにくいのでペットフード製造においても問題はありません。

    このためナイアシンの少ないコーンが主原料など特別に添加する必要がなければ、特に問題はないと考えられます。

4.

ドッグフードとキャットフードの違いのひとつ


  • 上でも説明しましたが、猫はトリプトファンからほとんど合成できないので、キャットフードの方が多く配合されている必要があります。

    こうした理由からドッグフードとキャットフードは別のものでありますのでご注意ください。

  • ドッグフードとキャットフードを同じものと考えないように注意しましょう!

まとめ


  • 犬も苦手なナイアシン合成。多少は食事で補填する必要あり
  • 普段の犬の生活でナイアシン欠乏になることはほとんどない
  • ナイアシンは皮膚のバリアに役立つ
  • 猫はナイアシンがほとんど合成できない
  • ドッグフードとキャットフードを一緒にしない
  • 皮膚の健康を守るナイアシンは、犬でもトリプトファンから多く合成できないため、適時食事から取り入れる必要があります。しかし普段の生活で欠乏症になることはほとんどないとのことなので安心してドッグフード選びをしてください。

    また、ドッグフードとキャットフードではナイアシン含有量に大きく違いがありますので共用としないように注意しましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

 
ソーシャルアカウントから
キャットフードの情報を
ゲットしよう!

課題を検索

マッサン活動記
人気の記事
相談室メンバー