エリザベスキャットフード公式の口コミとマッサンによる解説!

マッサンオリジナルのロニーキャットフードに続き、魚レシピのエリザベスキャットフード サーモンが発売されました!ここで公式の解説をして頂きます!
名称 | エリザベスキャットフード |
内容量 | 1.8kg |
原産国 | ベルギー |
原材料 | 魚類41%(生サーモン16%、脱水サーモン12%、脱水ニシン12%、サーモンオイル1%)、肉類22.5%(脱水鶏肉15%、鶏脂6%、鶏タンパク質1.5%)、グリンピース、ジャガイモ、サツマイモ、チコリ、ビタミン類(A、E)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素)、モンモリロナイト、亜麻仁、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、南極オキアミ、リンゴ、ニンジン、アミノ酸類(タウリン)、ビルベリー、カウベリー、ペパーミント、タピオカ、ヒヨコ豆、トマト、シナモン、ムラサキウマゴヤシ、ローズヒップ、カモミール、イラクサ、アニス、フェヌグリーク、マリーゴールド、ユッカシジゲラ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、L-カルニチン、クランベリー、スピルリナ、パセリ、ナシ、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ |
成分分析値 | 粗タンパク質 36%、粗脂肪 16%、粗繊維 4%、粗灰分 8.5%、水分 9%、オメガ6脂肪酸 3.4%、オメガ3脂肪酸 0.7%、カルシウム 1.0%、リン 0.9%、マグネシウム 0.1%、ナトリウム 0.6% |
代謝エネルギー | 約381kcal/100g |
あまりの忙しさに自分のキャットフードのご紹介もできないほどバタバタしていました…急いで!とスタッフにせっつかれ、やっとエリザベスキャットフードの紹介ができることになりました(笑)
さて、お待たせしました。ロニーキャットフードに続き、新しい魚ベースのキャットフード、エリザベスキャットフード サーモンが遂に完成しました!
今回はロニーの時と違いスタッフがいますから、私は割と自由に開発に当たることができました。ただ、この開発を進めながらも袋の素材を1から新規開発を行っていたので、それも合わさって時間がかかってしまいました。
さて、肝心のエリザベスキャットフードですが、ベースはロニーと変わりません。基本的な原材料はロニーの時に選びましたから、それに合わせて、生サーモン、脱水サーモン、脱水ニシンを選んで使用しました。
素材選びにはそれほど時間がかからなかったので、サンプルはすぐできあがったのですが、ここから一歩こだわり始めると全然進まなくなるんですね…
どんなものでもそうですが、製造スタッフの経験がありますので、概ねこんなところという製品はすぐに出来上がります。そこから細かな部分を詰めていくと、時間もコストもかかります。
結果的にレシピ開発に1年近くかかってしまい、製造、輸入、販売でざっと半年で1年半もかかってしまいました。
エリザベスはロニー開発のためにヨーロッパを回っていたときに、私たちを背に海を眺めていた猫の名前です。
実は名前を聞いた時はしっかり聞き取れなかったのですが、エリザベスといったように聞こえたので、ロニーの次はエリザベスにすることを決めていました。
海というシチュエーションもあって、それは高貴で凛とした猫に見えました。ある種猫らしく、私が求めていた次のキャットフードのイメージにぴったりだったんです。
凄い!パッケージからもそのイメージがしっかり伝わってきますし、エリザベスキャットフードの「ひとつ先の贅沢。」というキャッチコピーがぴったりですね。しかも販売サイトの猫もイメージにぴったりです!
魚は非常に原価が高くなります。にも関わらずチキンなど肉類に比べてタンパク質を稼ぐことができないことと、水分をのぞくととても小さくなってしまうので、かなりの量を使わなくてはいけません。
エリザベスキャットフードは生サーモンを16%、脱水サーモンを12%、脱水ニシンを12%、サーモンオイルを1%で合計41%魚由来の原材料を使用しています。
これだけでも「ひとつ先の贅沢。」なわけです。
エリザベスキャットフードは「全ての猫に求められる最高の食事を」がテーマとなっています。
もちろんロニーと同じ原材料が基本ですから高品質な原材料を厳選し、栄養バランスや消化吸収、食感、匂い、味まで全てにこだわって製造しました。
それでは実際にこだわった部分を解説していきたいと思います。
エリザベスキャットフード サーモンという名にふさわしく、生サーモンとディハイドレイテッド(脱水)サーモン、ディハイドレイテッド(脱水)ニシンをたっぷり使用しています。
ディハイドレイテッド(脱水)は消化吸収率の高さや、本来魚や鶏肉が持っている栄養価をできる限り損なわないように脱水されていますので、今回も脱水素材は生素材を補うように使用しています。
魚の配合量は合計41%(内サーモン29%)。サーモン以外にニシンも使用しました。
サーモンが多すぎると灰分が増加してしまいますので、どこかでバランスを取らなくてはいけません。今回は魚のレシピがテーマだったので、ニシンをちょうど良く配合することでバランスが取れることを工場スタッフに教えてもらい、使用することにしました。
しかしディハイドレイテッド(脱水)ではニシンが一番高価で、次にサーモン、次に白身魚といった順なので、価格は高くなりました…笑
ニシンが一番影が薄いのに、一番高いんですか!笑
最初見たときはニシンっているのかな?って思いましたが、実はこういうところも「ひとつ先の贅沢。」なんですね!
こうした魚を主原料にしたことによって粗脂肪、カロリーが抑えられ、ロニーよりも若干ヘルシーな食事になったことがひとつのポイントでもあります。
そしてポイントがもうひとつ。
粗脂肪とカロリーは抑えられましたが、他成分は整えてありますので、設定給与量はほとんど同じです。粗脂肪、カロリーを抑えても設定給与量が増えては意味がないので、このあたりもうまく作れたかなと思います。
私も最初は魚だけで作ろうと思ったんです。実はこの辺からレシピ作りに時間がかかった原因がスタートしました。
まず魚を大量に入れたレシピはオメガ3脂肪酸が多くなりすぎ、オメガ6脂肪酸と全くバランスが取れません。これはもう魚だけではどうにもできませんでした。
また、ナトリウム量や灰分の調整もなかなか難しく、大まかな原材料は決まったものの、そこからいいバランスを出すことに苦心しました。レシピも最初はパッとできますが、詰めていくと何回もコロコロ作れるわけじゃないですから時間がかかります。
灰分の調整はニシンや芋類で取ることができましたが、全体的に考えると、まだまだ試行錯誤したことはうまくいかず、理想には届きませんでした。
あまり変えられないのでめちゃくちゃ細かいというわけではないんです。工場スタッフの経験から大まかに調整して目指す値に近づけていきます。
結果、ロニーとほぼ同じ原材料を使っていますが、配合バランスは全く違うものとなりました。
因みに、鶏肉の使用は嗜好性にも一役買っています。
結果的には魚だけではなくなりましたが、ロニーのチキンレシピに魚をプラスしたようなよりリッチなレシピとなり、最初のテーマにぴったりの製品を作ることができたと思っています。
これはもうロニーと同じ考え方で配合したものですので、ロニーの紹介を参考にしていただければバッチリかと思います。
肉食食性動物である猫は植物は食べないと考えられがちですが、草食動物の胃の中の植物を積極的に摂取しています。となると猫も一定量の植物を食べるので、生きる上で食べる可能性のある植物を探すことから始めました。
猫は多くの地域にいますので地域ごとに食べる可能性のある植物は変わります。全てを調べることは難しいのでペットフード製造のプロである工場スタッフと相談しながらキャットフードに配合することが可能な植物を選定しました。
結果的に34種類の野菜、フルーツ、ハーブを配合することになりました。
もちろん草食動物から摂取する分だけなので、自然に合わせて配合量はかなり少なく抑えていますが、バランスの良い食事を目指しました。
今回はロニーとは主な原材料が全く違いますので、配合バランスはかなり変わりましたが、うまく使えたと思います。
そしてなるべくロニーと同一の原材料を使うことで仕入れがまとまり、少しでも安く作ることができるようにということも考えました。
あまりこだわると原価や開発時間に対する費用もかなりかかってしまうので、できる限り販売価格に乗せないようにするためにはこうしたこともかなり大切だと考えています。
34種類の野菜、フルーツ、ハーブ以外に8種類の食材を使用、合計42種類の原材料が使われています(栄養添加物含まず)。
※L-カルニチンもアミノ酸類ですが、用途を考えて添加しましたので数に入れています。
魚類41%(生サーモン16%、脱水サーモン12%、脱水ニシン12%、サーモンオイル1%)
肉類22.5%(脱水鶏肉15%、鶏脂6%、鶏タンパク質1.5%)
グリンピース、ジャガイモ、サツマイモ、チコリ、ビタミン類(A、E)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素)、モンモリロナイト、亜麻仁、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、南極オキアミ、リンゴ、ニンジン、アミノ酸類(タウリン)、ビルベリー、カウベリー、ペパーミント、タピオカ、ヒヨコ豆、トマト、シナモン、ムラサキウマゴヤシ、ローズヒップ、カモミール、イラクサ、アニス、フェヌグリーク、マリーゴールド、ユッカシジゲラ、海藻、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、L-カルニチン、クランベリー、スピルリナ、パセリ、ナシ、ブルーベリー、マルベリー、オレンジ
※オレンジ色が34種類の野菜、フルーツ、ハーブ
L-カルニチンはアミノ酸なのですが、脂肪酸からエネルギーを産生するために必要なもので、赤みの肉などに多く含まれています。魚や乳製品にも含まれていますがL-カルニチンを足すことで補完を期待しているといったところです。
こちらもロニーキャットフードと基本は同じで以下の通りとなっています。
不明確な原材料は使用しないように工場と相談して原材料の選定、製造方法の検討をしました。
ミネラルのバランスとして、カルシウム:リン:マグネシウムのバランスが気になっている方が多いと思います。
カルシウム:リン:マグネシウム=1.0%:0.9%:0.1%
と最良のバランスに設定されています。
多価不飽和脂肪酸のバランスは皮膚被毛にいいとされるバランスに設定しました。
オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=4.85:1
製造環境はロニーキャットフードと同じベルギーの工場で製造しています。
ヨーロッパ最大の工場のひとつで、当然多くのペットフードを製造しています。その安全性の高さからスーパーのオリジナルブランドからマニアックなブランドまで任されて製造されている工場です。
もちろんそれだけの規模の工場なので安全性を示すものとして食品安全管理の規格であるBRC認証、IFS認証を取得しています。これは人間の食品安全の規格です。
ロニーキャットフードを作り始めた時からは、最新型の異物除去機に変更したり、ラインを整備することでバージョンアップが図られていますので、体制もより良くなってきています。
この点に関しては今後も改善を重ねていきたいと思います。
ロニーキャットフードでは「1.8kgだから安い」という声もあれば、「1.8kgが多い」という声が聞こえてきました。
そこで量の見直しを行おうかとも思ったのですが、例えばこれが500g減らして1.3kgになったとしても販売価格はほぼ下げられなかったんですよね。
ロニーキャットフードがもともと工場探しや輸入など全般を私一人で行ったことで中間マージンゼロとし、目一杯値下げをした価格だったので、再検討はしてみたのですが、現在の販売・管理状態から考えますとむしろ内容量を少なくして価格据え置きにした方が適正価格になり、サービス向上を行う予算が確保できるという、値下げどころか値上げした方がいいという結果になってしまいました。
やはり昔から販売されている他社様はうまく内容量の決定や価格付けをされていたと再認識しました。
エリザベスの場合はもっと悲惨です(笑)
というのも実はエリザベスの原価はロニーの1.5倍するので、単純計算だと1.2kgでロニーとやっと同価格で販売できるという事態でした。
恐らく「量が多い」という意見を頂けた方は、消費しきれないという意味があるかと思いますが「量が減れば価格も下がる」という意味もあったのではと感じていました。
このように内容量だけ減らしても価格が下げられなかったことから、結果的には今が一番安く提供できると考えたことと、そもそも”日本の猫の平均体重の4kgの猫が1ヶ月で食べる量に設定している”という意味をもって1.8kgにしていましたので1.8kgで販売をすることにしました。
今後機会があるごとに内容量、価格を見直し、飼い主様の状況や弊社の体制に照らし合わせ、展開も考えて行きたいと考えています。
ロニーキャットフードと合わせたかったのですが、上記理由から単品ベース200円だけ加算させていただきました。
ロニーキャットフードはもうこれ以上下げられないという価格に設定しました。
正直なところ、この原材料と製造・輸入・保管・国内輸送コストを考えると私の希望価格としては1kg換算3,000円位、1.8kgなら5,400円位なのですが、その金額では購入に躊躇するかと思いますので、結果的に製造、輸入などの開拓を全て私ひとりでやることで単価コストを私の希望価格から単品価格で約20%、定期価格で約30%下げました。
おかしいですよね(笑)もちろん原価がそんなに安いわけじゃないですよ。
これはロニーをそういう価格にしてしまったので、エリザベスだけ極端に上げるわけにもいかず、どうしても今の弊社では埋められそうにない金額だけ乗せさせて頂きました。
エリザベスキャットフードは「ひとつ先の贅沢。」がキャッチコピーとなっており、テーマは「猫に求められる食事」です。
猫に愛のある食事を”与える”ロニーキャットフードに対して、猫に”求められる”食事を作りたいという気持ちで開発にあたりました。
与えるロニー、求められるエリザベスです。
今まで解説したように、結果的にエリザベスはロニーに魚をプラスしたようなよりリッチな食事にりました。まさに「ひとつ先の贅沢。」です。
きっと日本の猫に好んでもらえるものになったのではと思っていますので、ロニーをご利用頂いています方や、まだ弊社をご利用頂いていない方々もエリザベスを是非ご利用頂きたいと思います。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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猫歴15年で多頭飼いです。安全安心でいいと思います。食いつきも安定していて、ロニーと交互に上げています。1匹だけ食べない子がいますが、他4匹はよく食べてくれます。これからもいい商品を販売してください!応援しています。
ロニーから切り替えて7ヶ月、合わせて1年2ヶ月です。ロニーよりリッチな原材料ということで試してみたところ、最初は同じ位どちらも食べてくれましたが、だんだんとエリザベスの方が好むようになったので切り替えました。毛並みも整って、下痢もせず、目も輝いているように見え、とにかく元気な3歳オスアメショです。
猫歴10年ですがロニーと合わせて今までで一番いいキャットフードだと思いました。エリザベスはまだ初めて2週間ですがよく食べてくれるし下痢とかもないです。うちの姫子にぴったりの名前でパッケージもめちゃくちゃ可愛くて気に入ってるんですが、あと小袋が欲しいです。
高いけどいいと思う。袋のチャックが密閉じゃないのが気になるけど使いやすい。以上
なかなかドライフードを食べてくれないアンちゃん。食の国ベルギー産という触れ込みで美味しそうで買ってみたら食べる食べる…今までのはなんだったのって位食べる…ロニーも頼んでみたら食べる…少々お高いですが、両方とも定期購入しています。
ロニーからエリザベスに切り替えました!最初ロニーしか食べなくて辞めようと思ったら1袋終わる頃にエリザベスの方にシフトし始めて、切り替えた。カリカリを全然食べてくれない子なのにどっちも食べてくれるのでありがたいです!
ロニー、オリジンのローテにエリザベスを加えてみました。今までないタイプで新鮮味も感じてなのかよく食べます。まだ1ヶ月なので今後どうかはわかりませんが、今は安定していますのでしばらくは継続します。ロニーより小粒だからか口からこぼすことは少ないです。食べやすそうです。
今年からは継続して食べてくれています。これから暖かくなってくるのでもしかしたら食欲が落ちるかもなので、1年通して続けてみたいと思います。時々丸飲みしてるので吐き出す時があります。
ロニーとエリザベスをローテ。ロニーをあげた時はその食いつきに感動したが今はエリザベスがやや優勢。原材料がほとんど同じだけどメイン食材が違うからかロニーとエリザベスは全く違うものだと思いますので、似たものを想像している人は注意。2歳はエリザベスは食べるけどロニーはあまり食べない。7歳はややエリザベス優勢。ご参考まで。
エリザベスに変えて最初は食いつきが良かったのですが、だんだんと落ち着いてきて、1ヶ月くらいからかなり食べる量が減りました。
スギさん
エノおじさん