遂にドライフードを全然食べなくなった15歳の愛猫の話(雑談)

コロナウイルス感染症対策で自粛中

コロナウイルスの影響で海外へ視察や出張に行くことができなくなり、新しい話が仕入れれなくなってきました。

工場などともいわゆるテレワーク、メールやスカイプなどでの打ち合わせになりました。今までの経験があるので継続取引の会社の場合は行かなくても問題はありませんし、新規商品開発も送ってもらったりして確認すればよいので問題はありませんが、新規の取引先を見つけることができなくなりました。

さてそんな状態なので、たまには私の愛猫「くっこ」のことについて書いてみようと思います。

マッサンの愛猫「くっこ」

遂にドライフードを全然食べなくなった15歳の愛猫の話(雑談)

メインクーンのくっこは現在15歳。くっこが9歳か10歳位の頃がオリジナルキャットフードの開発へ向けて動き出した時だったと思います。

当時は貿易と製造業に関しては完全素人でしたので、とにかく当たっては砕け、うまくいきそうでも予算が足りなったり、袋の製造が思い通りにいかなかったりとお金と時間ばかりを消費する毎日でした。

結局数年かかりましたので、最終的にとんでもないお金を使い(笑)、やっとロニーキャットフードを完成することができました。

ロニーキャットフードは私の愛猫くっこがいつまでも健康で長生きして欲しいと考えた結果生まれたドライフードです。※10歳以上用とかそういうことではないですよ。

くっこの腎臓病の話

そんなくっこも15歳になりました。

最近てんかんのような症状が少し出たので病院に連れて行ったところ、多少腎臓病も進んでいることが判明しました。ステージ2と言えるかなというところ。メインクーンにありがちな肥大型心筋症はありません。

来るべき時が来たかと思いながらも、皆そうだと思いますが、私の猫はいつまでも健康で長生きすると思い込んでいますので、まだ早いなとも思っています。

今はラプロスなど新薬があるので多少なりとも腎臓病進行の抑制をすることができるようになりました。

しかし薬にはどれも副作用があり、ラプロスには食欲低下があります。

薬による食欲低下

ここ一年位は徐々に食べる量が減っていましたが、ラプロスを飲むようになって明らかに食欲低下が見られました。

薬による食欲低下を起こした場合は、キャットフードの学校として様々な情報を公開してきた私も、最も正解がない状態です。

まず、腎臓病ですので水分を取らなくてはいけませんので猫缶などは非常に有用です。ドライフードに比べて嗜好性も高いので、食欲低下を起こした猫にも食欲を刺激することができます。

もしかしたら味覚・嗅覚が変わった?

くっこは猫缶も大好物ですが、与えるのは週に数回のみで15年間しっかりドライフードを食べる猫でした。

なので猫缶は積極的に利用していたというわけではありません。

腎臓病の診断を受け、積極的に猫缶も利用するようになるにつれ、気づいたことがありました。

猫缶なら十分な量を食べることができる

ドライフードの食事量が日に日に減っていきましたので、試しに猫缶を食べるだけ与えてみたところ、診断前の元気なころと比べても食事量に遜色はありませんでした。

猫缶が80%近くが水分なので食べやすいということもあると思いますし、複合的な要因はあると思います。猫缶であれば総合栄養食として必要な分は全て食べることができるようになりました。

もしかしたら薬を朝晩摂取することで、味覚や嗅覚に少なからず影響があったのかもしれません。ドライフードと薬の食べ合わせが悪いとか…?

これらを科学的に検証することは非常に難しいのでくっこの場合は予想でしかありませんが、薬などで味覚・嗅覚が変わることは言われていることです。

ドライフードの食事量は半分以下に

現在はロニーキャットフードの食事量は規定量の40%程度まで減りました。そもそも食べる量が少ないので、もう高たんぱくだとか低たんぱくだとか関係がありません(笑)少量でも消化吸収率の高いフードで効率的に栄養素を摂取してもらいたいところです。

一般的に腎臓病で療法食にした場合は、低リン、低たんぱくの食事になりますが、あまりにも規定量が食べられないと、単に摂取する栄養素が少ないだけなので、痩せる原因になってしまいます。

こうした場合は猫缶や食いつきのいいドライフードを探して使うかと思いますが、だいたい猫缶が優勢でドライフードをますます食べなくなっていきます。

このようにくっこも例にもれず、くっこのためにドライフードを開発し、何年もよく食べたにも関わらず、現在はロニーは食べないで猫缶をくれくれと催促してきます(笑)食欲低下しているはずなのに…?

食べることを優先し、健康であることが正しい食事

キャットフードの学校でも何度もお伝えしていることですが、食べ物には合う合わないがあります。

高級フレンチがまずいという人もいますし、普通の簡素な朝食が最も美味しいという人もいます。品質が高いから食べるというものではありません。

むしろ体に合わずにお腹を壊す方もいますね。ジャンクフードばかり食べていてもすこぶる健康な人もいます。

「健康」にはある程度の指標がありますが、このように必ずしも全ての人には当てはまりません。

これは猫も全く同じです。

私は多額のお金をかけて(責任ですね)自分でキャットフードを開発していますので、もちろん使ってみて頂いたり、ご賛同いただけることが一番の糧になり、最も嬉しいことです。ペットフードメーカーとして商品開発費用を捻出できますし、サービスの充実も図れます。

しかし最も大切なのは「愛猫が食べる食事を与える」ということ。

私にとってロニーやエリザベスキャットフードはとても大切なフードですが、どうぞこのサイトを使って、キャットフードを選ぶ知識を身に付け、自身の愛猫に合ったキャットフードを見つける力がつくようになって欲しいと願っています。

今後もくっこや皆に必要な食事をひとつずつ作りたい

今はまた次のフードの開発を行っていますが、その次には腎臓病に配慮したフードの開発も進めたいとも思いますし、猫缶にも着手しようと思います。

猫缶は実は一度着手したのですが、他製品と差別化を図れるものが作れず、休止した過去があります。

それから時間が経ち、新しい構想ができてきたので、実現可能な工場を探してみたいと思っています。

さてこの後はくっこはどうなるでしょうか。また日記がてら書いてみたいと思います。

元々体が小さい、小さな小さなメインクーンなので、痩せさせないように食べるものを食べてもらい、いつまでも元気でいてもらえるように頑張ります。

コロナウイルスで大変な時期ですが、皆さんなんとか頑張りましょう!

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スギさん

新婚さんで妊娠中。子どもができたことをきっかけに家族の健康について考え、10歳を超えた愛犬愛猫の健康も考えるようになった。現在犬猫の食事について勉強中!

エノおじさん

10匹以上の猫を飼っているお酒が好きな元気なおじさん。大量のキャットフードを購入することもあり、安価でありながら安全なキャットフードを探している。
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