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アルコールとは
アルコールはお酒の成分のひとつで「エタノール(エチルアルコール)」や「メタノール(メチルアルコール)」などを表す総称です。
お酒そのものを表す言葉としてアルコールが使われていますので、アルコールがお酒というイメージがあるかと思いますが、アルコールは総称であり、「エタノール」がお酒の主成分です。
発酵エタノール
エタノールには発酵エタノールと合成エタノールがありますが、お酒や食品、消毒に使われているエタノールは発酵エタノールです。
合成エタノール
合成エタノールは洗剤や化粧品などの原材料として使われるため業務用といえます。
メタノール(メチルアルコール)
メタノールは劇物に指定されていて飲用などには用いられません。
天然ガスから作られるアルコールの一種ですが、産業に用いられる原材料として使用されています。
接着剤やプラスチック、塗料などに使用されます。医薬品や農薬にも使用されます。
犬猫動物に危険な発酵エタノール
発酵エタノールですが、摂取することで意識障害や気分の変化を引き起こします。
「酔う」ということですよね。消毒に使われているエタノールは大丈夫なのでしょうか?
お酒も消毒用も同じ発酵エタノールですので、あくまで基本的には飲んでも問題がないエタノールです。
ただし消毒用は飲用ではありませんので、消毒用アルコールとしての用途に合わせて添加物が使用されています。もちろん摂取すれば害を及ぼす可能性がある添加物もありますので飲用しないようにしましょう。
アルコール中毒を引き起こす
ということは犬や猫、動物にとっても有害な可能性がありますよね。
犬や猫はエタノールを分解できないので摂取量によってはアルコール中毒を起こす可能性があります。体内で分解されないので体内に残り続けてしまう場合もあり、最悪な状況では死に至る場合があります。
人の場合でも耐性がない人では触れたり嗅いだりするだけで中毒になる場合もありますので、犬猫でも同様に危険性があります。
犬猫動物と暮らしている場合は消毒用アルコールは使用しない
上記の理由から家で消毒用アルコールの使用は避けた方がよいのですが、もうひとつ注意点があります。
例えば携帯用などで自分の手だけに消毒用アルコールを使用した場合、乾くまでは愛犬、愛猫に触れないようにしましょう。
1分程度は待って完全に乾いた状態になってから触れるようにして下さい。
消毒には次亜塩素酸水を使おう
消毒には食品添加物にも指定されている次亜塩素酸水を使いましょう。
まとめ
- 動物にアルコールは危険
- 犬猫はアルコールを分解できない
- 場合によっては死に繋がる可能性あり
- もし使用しても完全に乾くまで動物がアルコールに触れないようにしよう
犬猫ペットにはアルコールは危険なことがわかりました。消毒をする機会が増えていますので注意するようにしましょう!