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始めて猫を迎える日
子猫でも成猫でも猫が家にやってくるというのは本当に人生が変わる日になります。子どもがやってくるのと全く同じ。わからないことだらけで、心配ばかりしてしまう日が続くでしょう(笑)
私も最初はそんな感じでした!
私は子どもの頃から猫と暮らしているので、両親はきっとそんな気持ちだったでしょうね。
色々と悩むかと思いますので初めて猫を迎える際に必要なことをここで紹介していきたいと思います。
迎え入れる方法
猫を迎え入れる場合には以下の方法があります。
- ペットショップ・ブリーダー(キャッテリー)
- 保護施設
- 拾う
- 譲ってもらう
譲ってもらう方法によって注意点が変わってきますので注意しましょう。
予防接種、健康診断
子猫は2回、もしくは3回の予防接種を行います。生後60日以内に1回目の予防接種をした場合には3回接種しますので、成長した猫を拾ったり、保護した場合以外は3回接種になるかと思います。
どのケースの場合でも、猫に問題が見られなくても、最初に必ず動物病院に連れていき、猫の状態を把握するようにしましょう。
ペットショップ・ブリーダー(キャッテリー)の場合
ペットショップ・ブリーダー(キャッテリー)から迎え入れる場合には、説明がありますので困ることはありません。
迎え入れる子がいつ、何回まで予防接種を受けているかを確認し、足りなければ迎え入れた後に接種してください。
私は2回打っていましたが、自分で1回打ちに連れていきました。
保護施設・拾うの場合
保護施設から迎え入れる場合には、その猫が何歳かもわかりません。
このためまずは動物病院へ連れて行くことが大切です。
それによって健康診断、おおよその年齢を判断します。ただ成猫は年齢判断ができないこともあります。例えば5歳と6歳では見た目などにほとんど違いがなく、極端な話健康であれば5歳と10歳でもほとんど変わらない猫もいます。
このため歯や歯茎、被毛、骨格、動きなどで判断していきます。
子猫か成猫かなどにもよりますが、獣医師の判断で予防接種が決められます。
うちの子も7歳の時と10歳の時の写真を見比べても全く違いがないので、成猫の場合は1、2年は誤差と言われても納得してしまいますね。
譲ってもらう場合
譲ってもらう場合には元の飼い主に確認しましょう。
ほとんどの場合ではペットショップと変わらず、既に予防接種を受けていればいつ、何回接種したかを確認し、動物病院へ連れていくようにしましょう。
初めての猫と暮らすためにすぐ必要なものは?
- キャットフード
- トイレ
- トイレ砂
- 爪研ぎ
- タオル、毛布
最初はバタバタと大変慌ただしくなると思います。まずは最低限これだけ用意してください。まずは飼い主、猫共にお互い数日様子を見る期間が必要です。
キャットフード
キャットフードはまずはどこでも買えるもので子猫ならキトン(子猫用)、成猫なら普通の成猫用でいいでしょう。キャットフードの質や中身について迷うのは後からでもかまいません。
詳しくは後述します。
トイレ
猫のおしっこは匂いがありますので、猫用トイレは最初から準備すると良いでしょう。突然子どもが猫を拾ってきたなど急な時は、猫が自分で出入りできるプラスチックケースでも代用可能です。ただなかなかちょうどいいサイズのものを見つけるのが難しいかもしれません(笑)
ダンボールはおしっこが貫通してしまう可能性が高く、不衛生になるので使用しないようにしましょう。
トイレ砂
猫はトイレを教えなくても最初から砂の上でしかしない猫も多いです。私は何匹も一緒に暮らしてきましたが、猫にトイレを教えたことがありません。
もう30年も前となる初めて猫を拾った時は部屋のどこでしてもいいように常に猫の後ろをついていたのですが、どうしてもおしっこもうんちもしてくれないので、もしかして!と思い、外の砂のある森に連れていったら慌ててした猫もいました。
その位「砂の上でしかしない」猫もいますので、トイレ砂は重要です。シートなどでは絶対にしない猫もいます。
成猫になってくると、トイレが汚れていた場合にわざとトイレ外でして抗議する猫がいます。
多頭飼いでは他の猫の匂いが気になるようでより多く見られます。
トイレ砂は最初から準備するようにしましょう。
爪研ぎ
生き死にに関わるほど必要なものではありませんが、迎え入れたその日から必要なものに数えられるのが爪研ぎです。
猫が気持ちを落ち着ける方法として爪研ぎ、グルーミングがあります。
このため爪を研いで家具をボロボロにされるという人目線ではなく、新しい環境にきた猫が少しでも落ち着いてもらえるようにという意味で爪研ぎがあると良いと思います。
猫と暮らしていればいずれ色々なところがボロボロになりますから(笑)
タオル、毛布
タオルや毛布は猫の匂いがつくと安心できる場所にすることができます。
また子猫は体温調節が苦手なので迎え入れた時期が寒かったらタオルや毛布を敷くことで体温をキープしやすくなります。
まずは最低限必要なものですね!この位なら迎え入れる当日でも準備できそうですね。
徐々に揃えれば良い猫グッズは?
- キャットフードや水を入れる容器
- 爪切り
- ブラシ
- キャリーケース、ケージ&リード
- シャンプー
キャットフードや水を入れる容器
容器は急を要するときは人用で十分に代用が可能ですが、愛猫用の容器を準備してあげてもよいでしょう。
今はお洒落なものもたくさんありますので、選び放題ですが、材質は以下のようなものがあります。
陶器
陶器はある程度重さがあり、匂いなどが付きにくく、衛生状態を保ちやすくおすすめです。
価格は高めのものが多いことと、注意しなければ割れてしまうことがデメリットとしてあげられます。
ステンレス
ステンレスは安価でありながら衛生状態を保ちやすくおすすめです。
猫によっては反射する材質、冷たい感じなどが苦手な子もいます。
プラスチック
プラスチックは安く買い換えやすいというメリットがあります。
ただ見えない傷が付きやすく、雑菌が溜る場合があるので、しっかり洗うように心がけましょう。
人用のものでも同様ですので、普通に使っていれば問題はありませんが、猫の場合はお皿を出しっぱなしにする場合もありますのでより注意は必要になってくるかと思います。
木
温かみがあり、お洒落なものが多いのが木製容器です。
木の容器は防水加工がされているものがほとんどですが、長期で使用するとどうしても水分が染みたり、傷も多くなってしまいますので、衛生状態に注意が必要です。
爪切り
猫の爪は思いの他早く伸びますので爪切りは早めに準備しましょう。
早く始めると抵抗感が少なくなる
また迎え入れた時が子猫であれば早い段階から爪切りを行うことで抵抗感は少なくなります。
うちも嫌がるは嫌がりますが、それでも不服そうにしながら受け入れてくれます(笑)
猫は悪気がなくても反射的に手が出てしまうこともありますので、爪切りはむやみに人を傷つけないという点でも大切です。
ブラシ
時期が暑い時期であればすぐにでも必要です。時期にかかわらず長毛種においては早い段階で必要になります。
温かくなり始める時期、寒くなり始める時期は換毛期といって毛が入れ替わる時期なので大変毛が抜けます。
毛が絡まって皮膚炎になる
抜け毛を放っておくと抜け落ちる前に、抜けていない毛と絡まってしまい、絡まった毛が皮膚を引っ張ってしまったりして皮膚炎になってしまいます。
抜け毛を食べて吐き出す
また猫はグルーミングを行いますので、抜け毛を大量に食べてしまって吐き出すことが増えます。
胃の中の毛が増えれば少量のキャットフードで胃が刺激されて吐き出すので、キャットフードが悪いように見えてしまう場合もあります。
このため愛猫の健康維持には抜け毛のケアが大切です。
ブラッシングも爪切りと同じで早い段階から行うことで抵抗感が少なくなります。
キャリーケース、ケージ&リード
キャリーケースは動物病院に連れていく際に必要です。
ケージは慣れてくれサエすれば猫の落ち着く場所になりますし、防災面でも避難の必要が生じた場合に大変重要な役割を担います。
日頃からケージに慣れるようにしておくことで緊急時は大変スムーズに動くことができるようになります。
リードも同様で、避難時に威力を発揮しますので準備はしておきましょう。
可哀想なのですが1分1秒を争う本当の緊急時には洗濯ネットなども活躍します。
シャンプー
猫は健康状態に問題がなく衛生環境が保たれていれば、あまりシャンプーをしなくても問題ありません。
酷く汚れたとき以外はシャンプーはしない猫も多いと思います。
特に長毛種の場合は洗うことで毛が絡まってしまい、体中が毛玉だらけになってしまって大惨事になる場合もあります。
このため必ず必要かというとそうでもないのですが、例えばご飯をこぼして被ってしまったり、ウンチが緩くてお尻周りにべったり付いてしまうこともあります。
こうした時にはお尻だけでも洗う、足下だけでも洗うのにシャンプーが必要となりますので、用意はしておくと良いでしょう。
その他に必要なもの
計量カップ、キッチンスケール
体重管理などより厳密にキャットフードの管理をする場合には計量カップやキッチンスケールが必要です。
特にキッチンスケールがあると毎回同量のキャットフードを与えることができるので、体重管理とは関係なく、日頃から使うようにすると良いと思います。
ベッド
私が一緒に暮らした猫たちは誰一人ベッドで寝てくれなかったので、全く必要だと思えないのですが(笑)
ベッドでよく寝る猫もいます。寝てくれるようであれば安定した居場所のひとつになりますので、例えば引っ越しなどで環境が変わってしまった時にも、そのベッドひとつが大変効果を発揮します。
おもちゃ
飼い猫は若い時からどうしても運動不足になりがちです。飼い主がしっかりと遊んであげることで健康な足腰、体作りができるようになります。
そのためにはおもちゃは必需品といえます。キャットタワーなどもいいでしょう。
階段がある家は階段の上り下りをさせるだけでもしないよりはよほど良いでしょう。
ペット保険
今でこそ一般的になってきたペット保険。大変安く、年齢を重ねてからでは加入できませんので入っておいて良いと思います。
幸い私の猫は亡くなるその時までほとんど病気にならなかった猫ばかりでお金もかかりませんでしたが、猫は動物病院にかかると大変高額になりやすいですので、保険に入っておくことで気軽に病院に連れていくことができるようになり、結果的に健康状態をしっかり把握できるようになります。
初めて与えるキャットフードはどんなものがいい?
元々食べていたキャットフードから始める
ペットショップやブリーダー、譲り受ける場合はそれまで食べていたキャットフードを与えるところから始めましょう。
迎え入れるにあたって環境が変わってしまい、ストレスになるのでそれ以外の状況を少しでも変えないようにしてあげるとよいと思います。
可能であれば最初だけでもトイレ砂なども同じものにすることでストレス軽減に繋がります。
まずは食べてくれればなんでもいい
それ以外の場合はまずは「市販の総合栄養食であればなんでもいい」と思います。
環境が変わってストレスが多い中、食べてくれることを重要視し、食べてくれればなんでも大丈夫です。
まずは慣れさせること
まずは慣れさせること。これが大切です。猫も慣れてしまえば色々なものに興味を示すようになります。
住環境に慣れてしまえばキャットフードを変更してもストレスは少なく問題ありません。
猫はキャットフードが変更されることよりも住環境が変わることの方が大きなストレスを受けますので、その問題さえ解決してしまえば大丈夫です。
まとめ
- 猫を迎えるときにはまずは獣医師へ健康状態の確認に行く
- 予防接種の接種回数を把握すること
- 初日からキャットフード、トイレは必要
- その他は翌日以降にでも揃えれば良い
- まずはキャットフードは総合栄養食であればなんでもいい
- ペット保険についても考えておこう
猫を初めて迎え入れる日。今でも迎え入れた全ての猫のことをしっかりと思い出せます。最初は不安も多いと思いますが、きっとこれから楽しい毎日ばかりになっていくはずです。