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猫に納豆
猫に納豆ですか!?
私も数年前に初めて聞いたときには驚いたのですが、猫に納豆がいいという話は所々から聞こえていました。因みに猫に食べてもらうと口周りがとんでもないことになります(笑)
まず最初に納豆は大豆ですので、大豆アレルギーのある猫には与えてはいけません。ここでは大豆アレルギーではないことを念頭に話してみたいと思います。
納豆は栄養が豊富でとても良い食品
いつもは日本国内外で得た情報を元に話をしていますが、今回の納豆は海外ではあまり食べられないので、国産の情報です(笑)
猫に納豆は少量であれば問題ありません。もし愛猫がアレルギーなどもなく納豆が食べられるのであれば栄養が豊富で補助食品としては優れています。
どんな効能があるんですか?
いくつかの効能をご紹介したいと思います。
- タンパク質や鉄、カリウムなどのミネラル、ビタミン、食物繊維、イソフラボン、ナットウキナーゼ、サポニン、レシチンなどの栄養が豊富
- AIMの量を調整すると言われている
こうした納豆の豊富な栄養は猫にとっても有益ということでした。
納豆はアレルギーでさえなければ多くの効能があるんですね!
納豆の効果効能
猫に同一の効果があるかはわかりませんが、人においては以下のような効果効能が言われています。
イソフラボン
よく言われているのは癌の予防です。また、骨粗鬆症の予防、血流の改善などがあります。
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼについてはいくつも論文が発表されていて、人においては血栓になりにくくさせたりといった効果が言われています。
虫歯の原因菌がバイオフィルムを形成することを阻害することがわかっており、更に口臭を改善する効果も認められています。
サポニン
抗酸化作用があります。活性酸素を除去することで脂肪の酸化を防ぎます。その他、血流の改善、免疫力アップなどがあります。
レシチン
LDLコレステロールや中性脂肪の除去や、インスリンの分泌を促し、糖の吸収を促進する力があります。
AIMとは
AIMとは東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授が発見した血中に含まれるタンパク質です。当時はどう使われるのかがわからなかったそうですが、徐々にその役割がわかってきて、その効果がとても期待されています。
AIMの効果が猫にとって非常に有益なものであり、なんと猫にとって最も死亡原因となるひとつ、腎不全を治療できるメカニズムがわかったそうです。この話は以前からされており、最近の取材記事として詳しくは他社様の記事ですが、PETomorrowにて公開されていますので是非ご覧になってください。
凄いですね!理論的には猫の寿命が30歳位まで伸びる可能性があるんですか!
このAIMに関しては猫も持っていますが、猫のAIMは遺伝的に全く機能していないAIMであったそうです。
猫にとってAIMを投与することで腎臓の数値が改善された猫も多いそうなので、愛猫家にとって本当に実用化が待たれる研究です。
サンマや納豆が有益
話を納豆に戻しますと、このAIMを調整する食べ物としてサンマなどの青魚と納豆が言われています。遺伝的に機能していないAIMを持つ猫にとって有益かはわかりませんが、人にとっては効果が期待されています。
納豆粉末なんかもありますよね!
納豆を食べさせてみる責任は飼い主に委ねられますが、そうした補助食品を使うことも愛猫の寿命を延ばすことに役立つかもしれませんね!
納豆を与える場合の選び方
挽き割り納豆がオススメ
大粒納豆は猫にとって喉に詰まらせる位のサイズのものもありますので、挽き割り納豆など小粒のものがおすすめです。もちろん醤油や薬味は付けないでください。
ただ一番はやっぱり粉末納豆が与えやすいかなと思います。
でもやっぱり粉末納豆がオススメ
実はこのAIMが注目され始めた頃に愛猫のメインクーンにあげてみたのですが、口周り、髭がとんでもないことになり、更に毛に付いてにっちもさっちもいかなくなってからは、納豆は与えていません(笑)匂いも手伝って我が家では大事になりました。
ぐっちゃぐちゃになる場合を考えると…粉末納豆の方が現実的ですね(笑)
まとめ
- 納豆は豊富な栄養素を持つ
- 納豆アレルギーでなければ猫にとっても有益
- 人においてはタンパク質AIMの量を調整する
- 挽き割り納豆、もしくは粉末納豆がオススメ
猫のAIMが機能して寿命が延びることを切に願っています!納豆で少しでも寿命が延びる可能性があるのであればあげてみたいと思うのは飼い主の宿命かもしれませんね!でも猫の口周りが凄いことになることだけは注意して下さいね。