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鶏ささみとは
ささみは胸肉に近い部分で胸骨に沿って左右1本ずつある小胸筋の肉を指しています。2本しか取れないため胸肉より高めの値段設定になっています。
ささみは筋肉トレーニングでも好まれる食べ物である通り、脂肪がほぼ含まれてなく、たんぱく質が豊富な部位です。ダイエットにもよく利用されます。
このため犬猫にとっても非常に有益な食材であると言えます。エネルギーと脂質が少ないですが、特にたんぱく質からエネルギーを作り出すことのできる猫とってはぴったりの食材であると言えます。
鶏ささみの栄養素【4kgの猫】の場合
若鶏肉のささみをゆでたものの場合、日本の猫の平均体重4kgで考えた場合、食品成分表八訂から計算すると、80gほどの茹でささみを与えることで、たんぱく質とほとんどのアミノ酸が1日に必要な栄養素量を満たします。
4kgの猫が茹でた鶏ささみを80g食べた場合に1日に必要な栄養素量が満たされる栄養素
たんぱく質、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、シスチン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、アルギニン
カロリーや脂質、ミネラルが少ないのでささみだけで栄養を取ろうとせず、総合栄養食のキャットフードと合わせて与えてください。総合栄養食のドライキャットフードとの併用の場合は鶏ささみは10g程度で十分です。
ドライキャットフードを余り食べない猫とってもプラス一品としてのおすすめです。
鶏ささみの栄養素【5kgの犬】の場合
若鶏肉のささみをゆでたものの場合、日本の犬の平均体重5kgで考えた場合、食品成分表八訂から計算すると、80gほどの茹でささみを与えることで、たんぱく質とほとんどのアミノ酸が1日に必要な栄養素量を満たします。
5kgの犬が茹でた鶏ささみを80g食べた場合に1日に必要な栄養素量が満たされる栄養素
たんぱく質、ナイアシン、ビタミンB6、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、アルギニン
カロリーや脂質、ミネラルが少ないのでささみだけで栄養を取ろうとせず、総合栄養食のドッグフードと合わせて与えてください。総合栄養食のドライドッグフードとの併用の場合は鶏ささみは15g程度で十分です。
ドライドッグフードを余り食べない猫とってもプラス一品としてのおすすめです。
食が細い犬猫にもおすすめ
犬猫によってはドライフードを1日に必要な給与量分食べられない子もいると思います。そうした場合にも鶏ささみの活用はおすすめです。
総合栄養食のドッグフードやキャットフード以外では効率的に全体の栄養素を摂取することは非常に難しいことです。こうした場合はあれこれ与えることも難しいと思いますので、とにかく食べてくれるものを与えるようにします。
その中でも鶏ささみはたんぱく質、アミノ酸において優秀ですのでドライフードにかけてあげるだけでも栄養のサポートをすることが可能です。
また普段同じものばかり食べる食生活になりがちな犬猫に変化を与えたり、夏バテなどで食いつき促進が必要な時に使うこともおすすめできます。
まとめ
- 鶏ささみはたんぱく質、アミノ酸が豊富
- 食の細い犬猫に少しでも食べて欲しい場合にもおすすめ
- 時々ドライフードに10g程度のせてあげると食にも変化が出て喜ぶかも
- カロリー、脂肪は少ないので太り気味の犬猫にもおすすめ
毎日ドライフードだけの生活になってしまいがちなので、鶏ささみをうまく活用してバリエーションをつけてあげると良さそうです。夏バテや加齢で食べなくなってきた場合にもうまく活用したい食材ですね。