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ドッグフードの種類について
まずは上記の記事を参考にしてください。犬は比較的なんでも食べてくれますので種類が豊富です。決してドライフードだけが選択肢ではありません。
特におやつなどの一般食は豊富ですよね!
カリカリと言われるドライフードを始め、ウェットフードや最近ではフレッシュフードというものも出てきました。
ここではそれらの使い分けについて紹介したいと思います。
使い分けの方法
総合栄養食があるドライフード、ウェットフード、フレッシュフードの使い分けを考えてみたいと思います。
それぞれを使い分けることが大事
これらはどれかだけを与えた方が良いということではなく、犬の食育を考えた時には、それぞれを使い分けることが愛犬が食事を楽しめる要素となり得るので、基本はドライフードで、そこにウェットフードやフレッシュフードを挟んでいくという使い方が経済的にも、愛犬の食育としても楽しめるものになってくるのではないかと思います。
ドライドッグフードだけ使用すると…
※例えばこんな製品です。
メリット
ドライドッグフードはあまり細かいことを考えなくても使いやすく、味も種類も豊富なので愛犬も色々な味を楽しむことができます。
食べなければスーパーまで走れば違うドライフードを買ってきて与えることも簡単です。
総合栄養食であればそれだけを食べていれば栄養は満たされるようにできていますので最も便利に活用することができます。
また最近注目されている防災の面でも有力です。ウェットと比較すると少ない量でも栄養素を摂取することができます。長期保管になっても状態を保つ力も高く倉庫などに備蓄しておくことも可能です。
デメリット
しかし多少の粒の大小、固い柔らかいはありますが、違うドッグフードにしても大きな違いは生まれにくく、愛犬の食育という面では、いつも同じような食事で、食事を楽しむ方法に限りがあります。
また最近はほぼ自然由来に置き換わっていますが酸化防止剤などの添加物が使われているものもあります。
ウェットドッグフードだけを使用すると…
※例えばこんな製品です。
メリット
ウェットはミート缶などは比較的安価に入手可能で、こちらもスーパーなどで簡単に買うことができます。
嗜好性も高い傾向にあり、水分も豊富で、缶やパウチによっては保存料などの添加物が全く入っていないものもあり、愛犬の食事としては最適です。
総合栄養食でなければ間食や水分補給の目的でも与えることができます。
デメリット
全ての食事をウェットフードにするにはドライフードより相当に高価になってきます。
ウェットフードやフレッシュフードの方が人の食材に近く、良いもののように感じられますが、ウェットフードやフレッシュフードは柔らかすぎるというデメリットがあります。噛むことも大切な要素のひとつなので、適度に固いものを食べさせるのが大切です。
その柔らかさによって口腔内が汚れやすく、虫歯など口内環境が悪くなる可能性もあります。
顎や歯をしっかり使う、適度な硬さを持ったフードも与え、平行してして利用する方が良いでしょう。
フレッシュフードだけを使用すると…
※例えばこんな製品です。
メリットデメリットはウェットとほとんど同じ
メリットデメリット共にウェットフードと同様です。
嗜好性も高く、人の食事とほとんど変わらないので良いご飯を与えられているという飼い主自身の満足度も得ることができます。
ただし非常に高価になることと、口内環境の面でデメリットがあります。
ドライフードとウェットフードは使い分けが大切
基本:ドライフード
時々:ウェットフードやフレッシュフード
この使い方を推奨しています。
ドライフードが最も使いやすい反面、それだけを与えていると単調になり飽きてしまいがちです。
愛犬のQOLという観点から考えてもウェットフードを併用することで愛犬が食事を楽しむことができるようになります。
ウェットフードも硬さのあるものからスープ状のものまで種類は豊富にありますので、色々なものを併用していただくことで、愛犬が多くの食べ物、食材、匂い、食感などを感じられるようになります。
デンタルケアという点においても併用がおすすめ
適度に硬い物を食べさせることで顎などの発達にも影響しますし、歯に付いた汚れを削り落とす効果も期待できます。
もちろん毎日歯磨きをしてあげる方がよいのですが毎日の食事から意識するだけでも変わってくるでしょう。
固すぎるデンタルガムは注意
デンタルガムなど固すぎるものは歯を破壊する時があり、口腔が得意な獣医師もおすすめしていませんので、「適度」なものを選べると良いでしょう。
最近はふりかけタイプなどのデンタルケア製品が出てきました。こうしたタイプはドライフードなどにかけるだけでよく、歯磨きが苦手な子でも使いやすい商品となっているので利便性は高いかと思います。
ドライフードと併用することで栄養の過不足を気にする必要がなく与えやすくなる
総合栄養食のドライフードを基本とすることで計算しなくても愛犬に必要な栄養素量を担保することができます。
その上でウェットフード、フレッシュフードを併用することで、詳細に計算などを行わなくても気軽に与えることができることで結果的に色々なものを与えやすくなります。
災害時を想定して必ずドライフードを食べられるようにしておきましょう
ドライフードを食べない環境でいると、災害時に対応ができない状況が生まれてしまいます。犬猫動物に対する支援物資の多くはドライフードです。
いざという時に困らないようドライフードは食べてくれる環境作りはしておくようにしましょう。
まとめ
- ドライフード、ウェットフード、フレッシュフードそれぞれにメリットデメリットがある
- 犬の食育を考えた場合は、どれかだけにするということよりも、それぞれ使い分けることで犬も食事をより楽しむことができる
- 柔らかいものばかりは口内の健康に悪く、適度に硬さのあるものを食べてもらう
犬にとって様々な食事があるということは、犬の食育の面からもとてもいいことであるということがわかりました。これからも選択肢は増えていくと思いますので、愛犬にとってどれがいいかを選べるようになれるといいですね!