ペットフードの目的とは
ペットフードの目的とは、ペットフード公正取引協議会のペットフードの表示に関する公正競争規約により、定められた目的です。
大きく分けて4つに分けられ、
- 総合栄養食
- 間食
- 療法食
- その他の目的食
とされています。
総合栄養食とは
総合栄養食とは、主食となるペットフードで、それだけと水を与えているだけで健康を維持することができるもの。犬用と猫用、個体別、年齢別、状況別、成長段階別などに分かれています。
普段毎日与えるドライフードはこの総合栄養食に分類されます。例えばサイエンスダイエットのアダルトチキンやナチュラルチョイスの穀物フリー アダルトサーモン、カナガンなどです。
一番どこにでも売っている種類ですね。
間食とは
間食とは、おやつ、スナックといわれるペットフード。ペットとのコミュニケーションや、食事を楽しむためのひとつとして使用されます。あくまでおやつのため、多く与えれば栄養バランスが崩れ肥満や病気の原因になるため、給与量を守って与えましょう。だいたい一日の必要なエネルギー量の20%以下までとされています。
猫缶などは間食に当たります。他にも最近流行っているものであればセミドライタイプのいなばペットフードのちゃおチュールなどがありますね。
ちゃおチュールの猫の飛びつきぶりは凄いですよね!私も猫とのコミュニケーションのひとつとしてあげたりします。
間食は猫に好かれるものが多く、与えすぎればそれしか食べなくなるので注意が必要ですが、量を守って楽しく与えれば、コミュニケーションにもよく、猫の食生活も豊かになりますね。
療法食とは
その他の目的食に含まれるという見方もありますが、ペットフードの表示に関する公正競争規約では別に書かれています。
療法食とは、病状に合わせたペットフードで療法食という言葉に代えて、特別療法食、食事療法食、食餌療法食と表示することができます。
病気に合わせたレシピで販売されているのが療法食です。一般的に獣医の指示に従って与えます。
よく販売されていますが、獣医の指示がなければ与えてはダメですか?
ダメではありませんが、病気に合わせて一部の栄養素を減らしていることが多いので、健康な猫にとっては栄養欠乏となる可能性もあり、いいことはありません。
もし愛猫の調子が悪くて自分で調べた場合でも、自己判断は余計な病気を招く原因にもなりかねません。必ず獣医の指示に従って与えるようにしましょう。
その他の目的食とは
その他の目的食とは、特定の栄養素やエネルギー補給のためのペットフードです。以下の項目などの利用目的を併記する必要があります。
- 一般食(おかずタイプ)
- 一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)
- 栄養補完食
- カロリー補給食
- 副食
- サプリメント
比較的わかりにくい項目ですが、ふりかけやサプリメントがその他の目的食に当たります。
まとめ
「総合栄養食「間食」「療法食」「その他の目的食」の4つがあることを覚えておきましょう。毎日の食事は総合栄養食から選ぶようにしたいところです。書籍などによって各項目の分類が違っていたりしますが、意味合いは変わりません。意味までしっかり覚えておきましょう。