ペットフードに使われるタピオカについて
キャットフード・ドッグフードにタピオカが使われているのを見ますが、猫に問題はないんでしょうか?
タピオカは色々な使い方がされるので、ペットフードによって使っている意味は変わってくると思いますが、それぞれ紹介してみます。
タピオカの成分表を見てみましょう。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | |
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乾燥タピオカ 100g中 | 355kcal | 11.9g | 0g | 0.2g | 87.8g | 0.1g |
100g中水分が11.9gで87.8gが炭水化物ですから、ほぼ炭水化物なんですね!
キャットフード・ドッグフードの「つなぎ」として使える
ハンバーグのつなぎなら卵やパン粉が思い浮かぶと思います。卵はタンパク質、パン粉はデンプンを利用しています。こうしたものを使うことで結着させ崩れにくくします。
このようにタピオカはつなぎの役割として使うことができます。
タピオカはキャッサバだからデンプンですね!
そうなんです。猫にとって問題のない原材料でつなぎとして極少量使用することで成形しやすくなるという使い方があります。
特にタピオカはキャッサバのデンプンを水で溶いて固めたものなので、つなぎに最適ということですね。
とはいえ、いくらつなぎといってもタピオカだけで対応しようというのは難しいですので、他の原材料の役割も考慮しつつ、下記で紹介する全ての役割も合わせて考えて使われるかと思います。
食感を与える
私は聞いてイメージがしにくかったのですが、タピオカのもちもちとした食感を利用して食感、質感の調整を行う際に利用できるとのことです。
炭水化物源になる
タピオカはデンプンの塊のようなものなので、炭水化物源になります。
私の経験では炭水化物源になるというほどの量を入れたキャットフードは見たことがありませんので、炭水化物源になるという部分に関してはドッグフードでは多少なりともあるかもしれないですね。
まとめ
- タピオカは極少量でドライフードのつなぎとして使用できる
- 食感、質感調整に使用できる
- タンパク源として使用できる
キャッサバのデンプンを固めたタピオカですが、使用する意味あるのかな?と思っていたんですが、こうした役割があったのですね。