イギリスのペットショップ事情。大手ペットショップ、スーパー、個人ペットショップに実際に行って聞いてきました!

イギリスのペットショップを見て、ペットは販売されているのか、おもちゃやフードはどんなものが販売されているのかを見てきてもらいました!
イギリスのペットショップの大手、ペッツアットホームを見てきました。犬猫が販売されているところはみかけませんでしたが、魚、うさぎやハムスターのようなねずみは販売されていました。
それをみて「うさぎは販売しても気にならないんだ!」と同じ哺乳類でも違って捉えていることに驚きました。
※許可を得て撮影しています
比較的安いものならJAMES WELLBELOVEDのグレインフリーが良さそうでした。1.5kgで13.49ポンドでしたので、1,753円~2,428円(130~180円換算)です。今はEU離脱決定でポンドが下がっているので少し前に比べれば随分安く感じます。
しかしやや高めなロイヤルカナンのインドアでも4kgで31.49ポンド。1.5kgなら11.8ポンドほどなので、安いグレインフリーでもロイヤルカナンより高いです。
因みに日本でのロイヤルカナンのインドア4kgの価格は130円換算で35.24ポンドなのでイギリスよりも割高ですね。
かなり安いですよね。日本でも安いペットフードは沢山販売されていますがそれにしても1kg1ポンドは安いですね。
日本ではスーパーでもアイムスやピュリナワンが販売されていますが、イギリスでも同じく販売されていました。アイムスやピュリナはスーパーまで販路を拡大していて、ロイヤルカナンはペットショップなど専門店狙いに感じられました。
残念ながら閉まっていたGloucester Road駅近くのペットパビリオン
閉まっていたので翌日に再訪問したNotting Hill Gate駅近くのペットパビリオン。可愛いお姉さん2人と話し、おもちゃを購入してきましたが、帰国日で急いでいたので写真を撮り忘れました。
ここでは日本でも人気のカナガンやオリジンが売られていて話を聞いてみたのですが、今一番人気のフードはカナガンだと教えてくれました。最近のペットフードの中でも材料も良くハイグレードで、良く売れているとのことです。 販売価格は1.5kgで15.99ポンドなので2,078円~2,878円(130~180円換算)でした。余談ですが、イギリスではキャナガンと読みます。キャにアクセントです。
そしてペットパビリオンで購入したおもちゃがこちらです。
ロンドン市内の公園でよく見かけたテニスボールを遠くまで飛ばせるチャキット!です。参考に是非買って帰ろうと思ったのですが、日本に帰ってきて調べてみたら日本でも売っていました・・・
かなりふらないとボールが外れないので、少しだけ飛ばしたい時の按配が難しいです。
買物袋です。チェルシー、ケンジントン、ノッティングヒル、ウィンブルドンにあります。
※許可を得て撮影しています
KONGのゴム製品を買いました。底に穴が開いていて中にペーストのおやつを入れます。それを噛むことで歯の健康にもよく、運動にもなり、ゆっくり食べれて一石三鳥の製品です。
英語だからか非常に大雑把な製品が多いように感じますが、合理的なものが多いですね。犬とよく遊ぶため、犬のおもちゃの方が種類も発達している印象を受けました。
イギリスでは買物時に必ずといっていいほど袋はいりますか?と聞かれます。記念にいただきました。
イギリスのペットショップを見て回って感じたことをまとめると、イギリスではペットといえば犬という認識が強く、猫よりも犬グッズ、ドッグフードの方が多かったですね。そしてドッグフードは15kgと大容量のものがよく売れていて、キャットフードは2kg前後が一番売れているようです。猫用の大きな袋は見つけられませんでした。
日本と同じくイギリスでも運動不足を考え、遊びながら時間をかけて食べさせることが流行っているようです。迷路状になっているフード皿や、布のおもちゃの中に隠して探して食べさせるもの、紹介したKONGのようにデンタルケアもしながら食べるもののように趣向を凝らしたものが多くありました。反面、猫のグッズはそれほど日本と変わった印象は受けませんでした。
そしてハロッズも情報通り生体販売を中止していたこともあり、犬猫が販売されているところは確認できませんでした。私達が犬猫を迎え入れる方法を確認できたのは動物愛護施設だけでした。
カナガンは実際に人気のある商品で、イギリスではグレインフリーがいいという流れになったという話も聞くことができ、各社から販売されているということも確認できました。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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