輸入キャットフードはなぜ高い?コストの内訳を考えるとそれほど上乗せはされていない

本日のテーマ

  • 輸入キャットフードが全体的に高価格である理由を聞いてみました。

    輸入コストやリスクを聞くと納得できる価格設定のものが多く、値段に対して納得して購入できればいいものであることもわかりました。

1.

ペットフードは輸入、通販に向いていない


  • 海外製のキャットフードは高いですね。どんな理由がありますか?
  • まずペットフードは輸入、通販に非常に向いていない商材です。というのも1袋あたりが2kgなど非常に大きいので、通販の主流である健康食品や美容家電と比べても、輸送量も倉庫保管量も多くなってしまい、コストがかかります。

    にもかかわらず販売額は平均3~4,000円と健康食品や美容家電と比べても安いので、非常に利益率の悪い商品です。さらに食べ物なのでものとして、管理も難しくなります。

    その上で輸入しようとする場合、日本にはない、原材料から製造工程までレベルの高いものを選びたいのではないでしょうか。

  • 売ることを考えると、口コミが広がって欲しいと考えますので、自信を持っていいと言えるものを輸入します。
  • そうなると自然とオリジナルレシピを考案し、製造することになります。工場によって違いはありますが、オリジナルレシピのMOQ(最小発注数)が平均で2トン、4トン、8トンからなので輸送費、保管費もかさみます

    自信を持っていいものだと言えるものでなければ輸入に踏み切ることができませんね。

2.

原材料、製造コストが高い


  • 現状人件費が安いと言われているアジアの工場で作られているキャットフードは猫愛好家に人気があるとは言えません。北米、オセアニア、ヨーロッパが安全性、原材料、人気共に高く、この地域は人件費も安くありませんし、距離も遠く輸送コストがかかります

    海外生産というと安く作れるイメージがあると思いますが、ペットフードは安全なものを求め、原材料から工場の設備まで、むしろ高くなっている傾向にあります。

  • それでも海外で作るメリットはあるのですか?
  • 日本でも作ることは可能ですが、日本で同じレベルの安全基準をもつ工場、原材料を調達するにはコストがかかりすぎます。実際日本でOEMを行っているところは同じ製品をパッケージだけ変更して販売しているところもあるのが現状です。

    現状キャットフードを販売する時の強みは「安全性」「信頼性」に尽きると思います。動物愛護に敏感な法整備もされている国で、世界で売れているキャットフードの信頼性や安全性は、オリジナルでちょっと日本で作ってみようというものとは実績に大きな差があります

  • 原材料の仕入れ価格の違いはどうですか?
  • 仕入れ価格としては工場が一括で仕入れるため大きな違いはありませんが、原材料価格という面では、グレインフリーではコストが一番高い肉が増えるのでコストが高くなります。
3.

袋などその他の製造コスト


  • これは日本国内生産であっても袋は作りますので変わりませんが、やり方によっては問題があります。

    キャットフード製造が海外でも、袋は日本語ということもあって日本で作っているメーカーも多くあります。この場合、袋を日本から生産国へ輸出しなくてはなりません

     

  • 袋を製造する度に輸出を行うことになりますか。
  • これを防ぐためにはペットフード工場と同じ国で袋製造業者をみつけて交渉しなくてはいけません。

    ただし海外製造にすると発注する度に為替に左右されることになります。この点を考慮し、国内で製造して輸出しているメーカーもあります。

    もしくは大きな袋に入れて輸出してもらい、日本で一度開封し、日本語の袋にリパックを行うことになります。

  • 想像以上に多くの手間とコストが掛かることがわかりました。ありがとうございました。
  • もっと少しでも安く売ることはできるのかもしれませんが、それぞれぼったくりということではないと思いますよ(笑)

まとめ


  • 海外製造には大きなコストがかかる
  • リスクを考慮するといいもの、販売実績のあるものを輸入するべき
  • 検疫など通関時にイレギュラーなコストがかかる場合も

  • 輸出入には思いの他手間とコストがかかります。安易に輸入で販売するにはとてもハードルが高いので、大きなメーカーでない限りは、自信をもって販売できるものが揃っているといえると思います。

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