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キャットフード・ドッグフードでよく使われるターキー(七面鳥)
日本ではあまり馴染みがないターキー。クリスマスなど特別な時のご馳走に並ぶこともあるかもしれません。
七面鳥の丸焼きのイメージがありますね!
ターキーは日本ではスーパーでもほとんど見かけないかと思いますが、欧州では鶏と変わらずよく食べられる鳥で、身近なものだそうです。
ヨーロッパで参考レシピをもらうと、だいたい鶏肉、魚(白身やサーモンなど)に次いで(合わせて?)ターキーのレシピが出てきます。
日本より欧州では身近なターキー
そこで、私がイギリスの工場を訪れた時に「日本ではターキーはほとんど食べられず、見かけることも少ない。クリスマスで食べる可能性があるだけだが、こっちでは身近な食材なのか」と質問をしてみたのですが「もちろんクリスマスのディナーの定番メニューでローストターキーを食べます。最近は食べる家庭も減ってきたが、普段も食べられる食材のひとつです」との返答。
詳しく聞いてみると特に伝統的な食材というわけではないそうで、七面鳥は体が大きくて可食部も多く、その上飼育期間も短く安く育てられることから、大勢で食べる丸焼きなどに適していて、食卓に並ぶようになったそうです。主にクリスマスに食べるところは同じですが、日本よりはもっと身近な存在だそう。
やっぱりクリスマスは七面鳥の丸焼きなんですね!
ターキーは犬猫に適している?
犬猫はターキーが好き?
犬猫にとって鳥類は高タンパクで、哺乳類と比べると攻撃力も弱く、飛びさえしなければ捕まえやすい願ってもない獲物です。それはもちろん七面鳥も該当します。
犬猫にとっては鶏よりも大きな七面鳥は可食部も多く、大好物といえるのではないでしょうか。
実際にターキーは高タンパク質でヘルシーな食材なので、そうした特性を生かしたフードにはマッチします。
例えば太りやすいとか?
直接的にいえばそういうことになりますが、もう少しライトな意味で、例えばたんぱく質や嗜好性を高めるために動物性原材料を多く配合したい場合に、鴨(アヒル)や鶏では求める値が出ない場合があります。こうした場合にはターキーも選択肢になってきます。
肉原材料の量を減らさずにたんぱく質などは担保して、脂質を減らすってイメージでしょうか。
価格は鶏肉もターキーも大きくは変わらない
価格に関しては、先ほど飼育期間が短く、安く育てられるとは言いましたが、鶏は最も安定供給されている食材のひとつですので、そもそも価格が安価安定していて高騰しにくい食材です。
こうしたことからペットフードのように莫大な量を使用する場合にはターキーが特別安いという訳でもありません。鶏の方が安い時期や地域もありますよ。
一概にターキーが安いわけではないんですね。日本ではもともと高級なイメージですしね。
このためレシピ上の値を実現するため、味にバリエーションを作りたい、肉原料が豊富だけどヘルシーなものを作りたいなど、必要に応じてターキーを選択するといった方が多いかも知れませんね。
ターキー(七面鳥)の特徴
ターキーの特徴を簡単に紹介したいと思います。
- 鶏肉よりヘルシー(脂肪が少ない)。部位によっては半分近く低脂質の場合も
- 鶏よりターキーの方が飼育期間が短く、大きいのでkg単価で考えれば安い傾向に
- 鶏肉より固い傾向に。ペットフード製造時は加工するので違いはないに等しいと考えられます
こうして考えると高タンパク低脂質なペットフードを作りたい時に良さそうですね!販売する上でも高級に見えますよね。
価格に関しては需要と供給で決まりますので、魚も内陸部はかなり高くなりますし、ターキーも同じですね。地区や時期で条件は変わります。
このためターキーが高級なイメージというのは間違っていませんし、高級なターキーを与えているということでお洒落な感じもありますし、気分もいいかもしれませんね(笑)
ターキーって匂いはあるんですか?
鶏肉もターキーもペットフードにすると、それ単体の匂いよりも加工方法や他の原材料との兼ね合いに左右されるので、匂いはターキー独自というよりも、製品による違いの方が大きいと思います。
まとめ
- ターキーは高タンパク質でヘルシー(低脂質)な食材
- 価格はそれほど安いわけではないが、鶏よりも安い場合もある
- ターキー(七面鳥)は高級でいいイメージを持っている
ターキーは高タンパク質、低脂質で、そうしたペットフードを求めたい場合にターキーを選択することがあるそうです。また、商品のバリエーションとしても良さそうですね!