ペットフードに限らず、多くの食品でフレーバーという言葉がよく使用されます。
フレーバーと聞くと「香り」が思いつく人もいれば「味」をイメージする人もいるでしょう。もしかしたら「原材料」が思い浮かぶ人もいるかもしれません。
日常的に使われている「フレーバー」。果たしてなにを表すものなのでしょうか。
目次
フレーバーとは
フレーバーとは直接的な香りや、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味などの五味だけでなく、食べ物を口に含んだ際に感じられる味や香り、食感などの総合的な味わいのことです。咀嚼したことで出る香りや後鼻腔で感じる匂いなどでも香りが感じられますし、食品の温度でも味が変わって感じます。
ペットフードでは主要原材料を表すことが一般的
ペットフードでは主要原材料を表していることが一般的です。
例えば「ロニーキャットフード チキン」の場合、チキンがフレーバーを意味する部分にあたります。ロニーキャットフードでは主要原材料にチキンを使用しており、焼いたチキンのような芳醇な香りです。
メインの香りや味を表す場合もある
その他にも主要原材料はあくまでチキンを使用していますが、犬猫の飽きを防ぐためにチーズフレーバーやさつまいもフレーバーなどを使用して変化を加える工夫も行われています。
逆に肉系フレーバーなんてものもあり、肉の含有量は少ないが、肉の香りは強いという製品もあります。
5%ルールとは?チキンが5%以上入っていれば「チキン」と付けることができる?
ドライフードの主要原材料がお米や芋類、豆類だったとしても、チキンが5%以上使われていれば「チキン」と謳うことが可能と言われています。
これはペットフードの表示に関する公正競争規約による「5%ルール」といわれるものがあるためです。
「5%ルール」:特定原材料を5%以上使用していなければ商品名、絵や写真にこの原材料を使用している旨の表示は出来ない
ただしペットフードの表示に関する公正競争規約はあくまで業界の自主ルールのため、法律ではありません。
このため5%以上含まれていなくても使うことができます。農林水産省に確認しても、法律は法律、自主ルールは自主ルールであることが明確に分けられていることが確認できます。
多くの事業者では見本としてガイドラインにしていると思いますが、絶対に5%以上使用していなければチキンなどの表示を行うことができないわけではなく、違法ではありませんので、知っておいてもよいかと思います。
同じフレーバーでも必ず成分表を確認しよう
例えば同じチキンでも、以下のようにチキンの配合量に違いがあります。
| 原材料構成1 | 配合量(%) | 原材料構成2 | 配合量(%) |
|---|---|---|---|
| チキン | 60 | 野菜 | 80 |
| 野菜 | 30 | チキン | 10 |
| その他 | 10 | その他 | 10 |
原材料構成1はチキンが60%も含まれ、肉料理のようですが、原材料構成2は80%が野菜でまるでサラダのようです。
総合栄養食のドライフードは栄養計算をして調整しますので、数値上のタンパク質量は似ていても、実際には動物性たんぱく質の量に違いが生じます。犬や猫は植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質の方が効率よく利用することができます。
その反面、野菜や食物繊維が多いドライフードを好む犬猫もいるでしょう。
このようにどちらがいいということではなく、愛犬愛猫にとってどちらが合っているかで選択してください。
飽き防止に両タイプを使うのも良し
これらは同じ「チキン」のドッグフード、キャットフードでも嗜好が全く違う製品となりますので、チキンしか好まない犬猫でも、タイプを変えれば飽き防止になります。
普段はチキン60%の製品を使い、飽きてきたら一回チキン30%の製品を挟んでみる。そんなループも良いかと思います。
まとめ
- 同じフレーバーでもその原材料が多く含まれているとは限らない
- フレーバー表記に惑わされず、必ず成分表を確認しよう
- 同じチキンでもチキンの含有量に差があるので、どちらが好きかを見定めよう。





