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乾物換算とは
乾物換算(かんぶつかんさん)とは、食品やペットフードに含まれる水分を除いた状態で、栄養成分の割合を計算し直すことです。
たとえば、ウェットフードとドライフードでは水分量が大きく違います。ウェットフードは水分が多いため、ラベル上のたんぱく質や脂質の数値は低く見えますが、水分を除いて考えると、実際の栄養濃度は高い場合があります。
乾物換算の計算式
乾物換算値 = 表示成分値 ÷(100 − 水分%)× 100
たとえば、あるフードが水分80%、たんぱく質10%の場合、
10 ÷(100 − 80)× 100 = 50%
となり、乾物換算ではたんぱく質は50%です。
つまり乾物換算は、水分量の違うフード同士を公平に比較するための考え方です。特にドライフード、ウェットフード、手作り食、乾燥食材などを比べるときに使われます。
ペットフードの栄養表示は「水分込み」
ペットフードのラベルに記載されている栄養成分表示は、水分が含まれた「給餌時」の状態で表示されています。
これは、実際に犬や猫へ与える製品の状態で、どれくらいの栄養成分が含まれているかを示すためです。
つまり、ペットフードの%表示は、「水を含んだ製品全体の中にどれくらい含まれているか」を示している数字なのです。
ドライフードとウェットフードはそのまま比較できない
水分含有量がほぼ同じ製品同士であれば、栄養成分をパッケージに記載された表示のまま直接比較できます。
しかし、ドライとウェットのような水分含有量が大きく異なる製品の栄養成分を比較する場合は単純に比較することはできません。
一般的に、ドライフードは10~12%の水分、ウェットフードは75~78%の水分を含みます。そのため、水分を除いて比較する必要があります。
実際に比較してみよう
乾物換算の考え方を理解しても、実際にどれくらい数字が変わるのかイメージしにくいかもしれません。
実際に乾物換算をしてドライフードとウェットフード比較してみましょう。
たんぱく質を公平に比較!ドライ35% vs ウェット10%
たとえば、以下のようなフードがあったとします。
- ドライフード:たんぱく質35%、水分10%
- ウェットフード:たんぱく質10%、水分18%
一見、ドライフードの方がかなり高タンパクに見えます。しかし、乾物換算してみると、
ドライフード
35 ÷(100−10)×100=38.9%
ウェットフード
10 ÷(100−78)×100=45.5%
このような結果となります。つまり、水分を除いて比較すると、実際にはウェットフードの方が乾物ベースでは高タンパクという結果になります。
ドライフードとウェットフードを比較するときは、表示値だけを見るのではなく、乾物換算で考えることが重要になります。
まとめ
ペットフードの栄養成分表示は、水分を含んだ状態で表示されているため、ドライフードとウェットフードをそのまま数字だけで比較すると、実際の栄養バランスを誤解してしまうことがあります。水分を除いて比較できる、「乾物換算」が役に立ちます。愛犬・愛猫に合ったフードを選ぶためにも、「%表示の見え方」に惑わされず、表示を正しく読み取る知識が大切でしょう。





