もくじ - こんなことを聞いてみた!
大型猫種の代表的な猫種メインクーン
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日本でも大変人気のある大型猫種のメインクーン。私マッサンも一緒に暮らしている猫で現在13歳になります。
ジェントルジャイアントの愛称を持つだけあって大型でありながら賢く穏やかな性格と言われています。
2017年の人気ランキング5位
2017年のThe Cat Fanciers’ Associationが公開した人気ランキングでは5位となりました。
身体的な特徴
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大きな体と長い毛
メインクーンは筋肉質でしっかりした体を持ち、大型で胴、尻尾が長めです。耳の房毛(ふさげ)は豊富で野性的などっしりとした風貌に一役買っています。
また胸元にもライオンのような飾り毛を持ち、後ろ足周辺、指の間にも長い毛を持っています。
被毛は下毛(アンダーコート)と上毛で2層になっており、保温、防水の効果もあると言われています。
これらの毛は雪が降る寒い気候の中で生きるために必要なもので、指の間から生えた長い毛も、大きくて重たい体を持ちながらも雪の上を上手に歩くために大きく長い毛がついた手足があります。
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体格が成熟するのは3~5年
2010年には鼻先から尻尾の先までが123cmで最も体調の長い猫のギネスに記録されているのもメインクーンです。
これほど大きな猫種のため、体格が成熟するのは3~5年かかると言われています。
個体差が大きい
メインクーンは身体的な個体差は大きい猫種と言えるかもしれません。元々小型の猫の場合は大きさがそれほど変わりませんが、大型猫の場合は大きさに差が出やすいといえます。
実際に私の猫は日本猫と変わらないか、むしろ洗うと日本猫よりも小さい位の体で、筋肉質ではなく、どこを触ってもふにゃふにゃです。パツパツとしたしっかりした体は持ち合わせていません。それでいても13年間病気もせず、健康に暮らしています。
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賢く器用で手(前足)を上手に使う
非常に器用で手を上手に使います。ご飯や水を手ですくって食べる猫もいます。平均以上の知能を持った猫と言われ、ドアを開けたりするだけでなく、トイレの水を流したり、手で物を掴んで持ったり、犬のようなしつけも可能な猫もいます。
日本で飼育する注意点
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温度と湿度
ダブルコートの長毛種であるメインクーンを日本で飼育する上で注意すべき点は温度と湿度、毛の管理です。
長毛種であるメインクーンは雪の降る寒い土地で生きられるように進化してきた猫種です。このため、日本の暑さや湿度には向いていません。
夏は寒くする必要はありませんが、エアコンは付けっぱなしにして一定の温度を保つように心がけましょう。
抜け毛の管理、サポート
メインクーンの長毛は春が来て夏が来れば、まるで全身が生え替わるほど毛が抜けます。冬のもっさりフサフサな姿から比べると、一回り以上小さく見えます。
これらが自然に抜けてくれればいいのですが、放置しておけばまず間違いなく絡まってしまいます。
絡まった毛は毛玉になり、周囲の皮膚を引っ張っていき、皮膚にダメージを与えてしまいます。
このためまめにブラッシングをしてあげて、毛玉ができてしまったら切り落としてあげる必要があります。
体中の毛を短くカットしてしまう方法もあります。温度管理ができる環境であれば猫も快適かもしれません。
給餌量
日本猫は1~2年ほどで体の成長が止まり成熟すると考えられていますが、メインクーンは個体差がありますが3~5年まで成長すると言われています。実際に年々成長し5歳の時に一番大きくなったという記録も残されています。
このため、1年を超えても成長に必要な十分な栄養量を確保してあげることが好ましいと言えます。
個体差がありますので、その子の成長具合にあった給餌量を考えていきましょう。
メインクーン用キャットフード
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メインクーンの特徴に合わせたキャットフードがロイヤルカナンから販売されています。
メインクーン成猫用として販売されている商品はメインクーンの特徴に合わせた配合になっています。
健康な関節の維持
メインクーンは超大型の体型のため、生涯、関節の負担に配慮が必要です。
心臓の健康維持に配慮
タウリン、EPA・DHAを配合することで心臓の健康維持に配慮しています。
健康な皮膚と被毛の維持
健康な皮膚と輝きのある被毛を維持するために、独自のバランスでアミノ酸、ビタミン、そしてオメガ3・6系不飽和脂肪酸を配合しました。メインクーンは柔らかくきめ細かなアンダーコート(下毛)を持つセミロングヘアーが特徴です。
出典:ロイヤルカナン公式サイト
関節ケア、心臓の健康維持、皮膚被毛の健康維持を主な特徴としています。
こうした猫種専用キャットフードの選択もキャットフード選びのひとつの選択肢になっていくと思います。
株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード専門家。「動物にも食育を」を掲げて2016年に会社を設立。ヨーロッパを巡って自身の希望レシピを製造できるペットフード工場を探し出し、オリジナルキャットフードを開発。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペット防災指導員、ペット共生住宅管理士、保育士などの資格保持者。詳しくは紹介ページへ
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